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2022年5月10日 (火)

延暦寺 文殊楼から阿弥陀堂へ

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事に続いて、延暦寺根本中堂の前の石段を上ると「文殊楼」があります。延暦寺の山門にあたり、徒歩で坂本から登って来るとこの門をくぐることになります。

第3代座主・慈覚大師円仁が中国五台山の文殊菩薩堂にならって創建し、寛文8年(1668)の焼失後再建されたものです。内陣には文殊菩薩を中心に四天王が配置され、学芸上達、諸願成就のご利益があります。

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文殊楼がある場所がこのあたりでは一番高く、下は東(坂本)方面、左に宿坊「延暦寺会館」があり、びわ湖の眺望を楽しみながら食事や宿泊、修行体験をすることができるそうです。

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「青海鎮大使張保皐碑」 平成6年(1994)の円仁生誕1200年記念として、文殊楼の横に建立されました。張保皐は、円仁が承和5年(838)に入唐するのを支援し、五台山や長安の巡礼を実現させるなど、円仁が大恩人として感謝していた武将です。

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南に行くと、昭和40年5月に建立された中本紫公の句碑「落し文あらむか月の比叡泊まり」中本紫公は膳所中庄に長く住まいした俳人で、俳句雑誌「花藻」を創刊しました。

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慈鎮和尚「おほけなくうき世の民におほふかな わがたつ杣に墨染の袖」(百人一首)、慈鎮は天台座主となった慈円で、意味は「身の程知らずだが、つらい浮世の民を包み包みこむつもりだ。私のいる比叡山の僧侶の墨染の袖で」。

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南側の広場には「延暦寺寺務所」(左)や無料休憩所「一隅会館」があります。

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「萬拝堂」平成にできた新堂で、右には売店があります。

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日本全国の神社仏閣の諸仏、諸菩薩、諸天善神を勧請し、合わせて世界に遍満する神々をも共に迎えて奉安して、日夜平和と人類の平安を祈願しているそうです。御朱印もあります。

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「大黒堂」 最澄がこの場所に大黒天を祀り、大黒天信仰発祥の地といわれています。大黒天、毘沙門天、弁財天の顔をもつ三面大黒天が本尊で、出世大黒天ともいわれています。この左に根本中堂へ行く下りの坂道があります。

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天台宗の公式キャラクターの「しょうぐうさん」、ここでも人気です。

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右にはバスターミナルからの参道があり、この広場から正面(西の方)の坂道を上ります。。

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坂道の途中に「戒壇院」があります。天台宗の僧侶が受戒するお堂で、内陣に釈迦如来座像と文殊、弥勒両菩薩が祀られています。天台宗の僧侶になるには、師僧の許可を得て、得度(とくど)をします。

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次に比叡山に登り、天台僧としての基礎的な教義や儀式作法を習得する、前行と四度加行などを履修して正式な僧侶となります。さらに、入壇灌頂、開壇伝法、円頓受戒、広学豎義などを受けることも必要だそうです。

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さらに坂道を上ると、幅広い石段があります。上に阿弥陀堂の宝珠が見えています。

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「阿弥陀堂」 昭和12年(1937)に比叡山開創1150年大法要を記念して建立され、本尊は丈六の阿弥陀如来です。檀信徒の先祖回向の道場で、一般の方の回向法要もしているそうです。右には納経所、左には塔があります。

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納経所の前の庭に水琴窟があり、涼しげな音色が響いています。

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「法華総持院東塔」 最澄は、日本を護るため全国6か所に宝塔を建てる計画をして、その中心がこの東塔です。 本尊として大日如来をはじめとする五智如来を祀り、塔の上層部には仏舎利と法華経が安置されています。昭和55年(1980)の再建。

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法華総持院の楼門と回廊、右は阿弥陀堂です。ちょっとにない堂のような雰囲気があり、この先に拝観受付があり、奥比叡ドライブウェイにそって西塔方面に行けます。

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「灌頂堂」 法華総持院の中の一堂で天台密教の伝法道場です。元亀2年織田信長の焼き討ちで焼失、昭和59年佐川清会長の寄進によって再建。立入禁止でこれ以上近づけません。

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右の鐘楼は昭和58年(1983)坂本の讃仏堂より移築したもので、中央は石段横の枝垂桜。その左にベンチがあり、その後ろの空き地に昭和36年に建立された歌碑があります。

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吉井勇「雷(ライ)すでに 起こらずなりぬ秋深く 大比叡(オオビエ)の山しずまりたまへ」 吉井勇は比叡山について約300首の歌を詠み、これは霊山の自然のすばらしさを詠んだものです。

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この日はまだ時間があったので、バスターミナルから比叡山頂のガーデンミュージアムに向かいました。

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