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2022年5月 1日 (日)

三千院 新緑の仏たち

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事に続いて、三千院の境内に点在する諸仏や神を訪ね歩きます。有清園から次の高台にいく坂道に京の七福神の一つ「妙音福寿大弁財天」と「宇賀神」が祀られています。

宇賀神と弁財天は神仏習合によってより功徳を増すといわれ、宇賀神は下の檻の中に蛇の姿をしています。

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「金色不動堂」 護摩祈祷を行う祈願道場として平成元年に建立され、本尊として智証大師作と伝えられる秘仏「金色不動明王」(重文)を祀ります。毎年4月に行われる不動大祭期間中の約1ヶ月間、秘仏が御開帳されます。

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境内にはシャクナゲ、ヤマブキ、シャガ、遅咲きの桜などの花が咲いていました。

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金色不動堂の右手にある石段を上ると、一番高い4段目の高台に「観音堂」があります。平成10年に建立され、身丈3メートルの金色の観音像が祀られています。

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観音堂の両側に「小観音堂」がいくつも建っていて、奉納された小観音像が安置されています。こちらは左の小観音堂で、その横に美しい姿の「聖観音像」が立っています。

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石仏彫刻家・長岡和慶師の作品です。師は石彫家として初めて三井寺や三千院から大仏師の称号を受け、石仏の文化財あるいは信仰の対象としての価値を高めたと評価されています。永観堂阿弥陀堂前にある「やすらぎ観音」も師の作品です。

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中根史郎作庭の「二十五菩薩慈眼の庭」 斜面に配置した25の石を菩薩に見立てて補陀落浄土を再現しています。

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前にある休憩所

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金色不動堂の前まで下りて、その右手にある紫陽花苑の方に向かいます。

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さらに、律川にかかる下の橋を渡ったところに「大原の石仏」があります。

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鎌倉時代中期に念仏行者たちによって作られた阿弥陀如来像。かってこのあたりで炭焼きが行われ、その製造・販売に従事する人々にちなんで「売炭翁石仏」ともいわれています。当時の浄土信仰を物語る貴重な遺物とされています。

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石仏の前の苔むした岩の上に可愛いお地蔵さん2体います。最近、同じ顔立ちの地蔵さんを見つけたのですが、まだ作者が分かりません。苔が深くなって埋もれてしまいそうです。

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律川の土手に石仏が並んでいて、一番手前の2体のお地蔵さんは少し前から置かれています。四角い石材の形が残っていて、プロの彫刻家(石彫家)の作品ではないと思っています(もし違ったらごめんなさい)。

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数年前から、ここには「おさな六地蔵」という6体のお地蔵さんが置かれでいます。三千院のHPの境内地図には下の猫を抱いている「猫地蔵」だけが記載されています。以下のお地蔵さんの名前は通称で正式名称ではないかも知れません。

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おさな地蔵は、宮崎県日南市在住の彫刻家・橋口弘道氏の作品です。橋口氏は昭和13年(1938)宮崎県都城市鷹尾町で生まれました。「スマホ地蔵」 

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都城泉ヶ丘高校美術部で野口徳次に学び、東京芸術大学彫刻科に進学。その後、インドなどでの海外放浪を経て日南市にアトリエを構えました。そばには石が積み上げられて、賽の河原のようになっています。「鳥地蔵」

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インドでの体験を元に、様々な素材を用いた仏像と仏画の制作をライフワークとして創作活動をしています。くしくも、昨日のわらべ地蔵の作者・杉村孝氏と同年代の人です。「良寛地蔵」 

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平成2年(1990)には都城市立美術館前に宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を意識した不軽菩薩というブロンズ像を制作しました。橋口氏は宮崎市の「森のこども園」の園長でもあります。 「笑み地蔵」 

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いわゆる「六地蔵」とは、全ての生命は6種の世界に生まれ変わりを繰り返すという、仏教の六道輪廻の思想に基づいて、六道にいる人々を救う菩薩です。「お花地蔵」

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おさな六地蔵が六道輪廻にもとづいているのか分かりませんが、現代の身近な姿をしていることから、様々な人々に安らぎを与え、心に救いをもたらそうとしていることは確かなようです。

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往生極楽院の前を通り、西門から境内を出ます。

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コメント

春の花は、鮮やかで、
少しあるだけで、一気に華やぎますよね。
ヤマブキは、特に存在感が強い気がします。

投稿: munixyu | 2022年5月 1日 (日) 16:03

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