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2022年1月13日 (木)

祐正寺 妻取地蔵

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

「裕正寺(ゆうしょうじ)」は正式名称を大応山慈光院裕正寺という浄土宗大本山・百萬遍知恩寺の末寺です。先日、七本松通を歩いたとき、丸太町通の一筋北の下立売通に寄り道しました。

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下立売通を東に行くと、すぐに左(北)は祐正寺の駐車場、その先(東)に山門があります(TOPの写真)。

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山門の右にある門は鎮守社の門ですが後ほど。

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山門の正面の「玄関」にはお茶とコップ、お菓子がおいてありました(お供えではなさそうです。最後の写真)。

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祐正寺は慶長7年(1602)円誉雲白によって念仏道場として創建されました。徳川家康が統治した時代ですが、翌年に家康が征夷大将軍に任ぜられた年が江戸時代の始まりとされます。「本堂」

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本堂に安置されている本尊・阿弥陀如来立像は恵心僧都源信の作と伝わっています。

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本堂の西にある「地蔵堂」は寛文13年(1673)第3代郭誉穐道和尚の時に霊元法皇の勅願によって建てらたといわれ、妻取地蔵(つまとり地蔵、娶妻結地蔵)が祀られています。

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美しく彩色された半跏像で、お願いすると良き妻に巡り合えるとされます。縁結びの神仏は多いですが、男性に特化したご利益があるのは珍しいと思います。*女性でもご利益があるともいわれますが、ちょっと遠慮してしまいます。

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妻取地蔵は江戸時代中頃に洛陽四十八願所地蔵巡りの第9番札所本尊に定められました。また、祐正寺は、通称として「つまとり寺」ともいわれ、京都通称寺の会に属しています。

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地蔵堂の横に小さな庭があり、中門の向こうは墓地で、江戸時代の医師・百々俊悦や、分家の南百々家の墓があります。百々家は代々典薬寮の医師を継承、俊悦は御医を務め法印に叙せら、見寿院を贈られました。

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百々俊悦は薬礼(診察や薬のお礼)を貰うとき、その額によって診療が左右されるのを防ぐために一度水桶にいれて包み紙が溶けてから金を回収したといわれます。

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江戸時代中期の寛政9年(1797)の火事で焼失、後に再建され現在に至ります。

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境内の東に大黒天、毘沙門天、慈光大辨財天を祀る鎮守社があり、山門の右手の門はこの鎮守社の正面にあります。看板には「2月3日午前10時 節分祭、護摩供養 慈光大辨財天」と書かれています。

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節分祭には正面の門が開いて外からお参りができるのだと思われます。正面に回ると覆い屋に立派な扁額が架かっていて中に小さな社がありました。

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東隣にある「兼藤稲荷大明神」も鎮守社のようです。稲荷の前についている人名あるいは地名の由来は多くの場合不明です。一方、慈光大辨財天の慈光は祐正寺の院号からだと思われます。

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二つの社の間にある手水鉢はイチョウの葉で覆われていました。境内は清掃中(あるいは工事中)のブルーシートが置かれ、玄関の前の茶菓は参詣者への接待ではなく、職人さんのためかも知れません。

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ところで、かってこの北には豊臣秀吉が造営した聚楽第があり、こには家臣の木村長門守重成(きむらながとのかみしげなり)が武家屋敷を構えていたとされます。

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その歴史は現在でもこのあたりの町名「長門(ながと)町」に残っています。

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コメント

妻取地蔵ですか。
性別に特化したご利益は珍しいですよね。
夫(つま)取地蔵も、あってもいいかもしれませんね。

投稿: munixyu | 2022年1月13日 (木) 15:22

★munixyuさん こんばんは♪
妻取りは古い表現で、そうなると夫(つま)取りもあってもいいといわれますね。もっとも、縁結びの寺社でお詣りするのは女性ばかりです。男性は恥ずかしいのでしょうか。

投稿: りせ | 2022年1月15日 (土) 00:41

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