弘誓寺 下立売通の寺院たち
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先日の記事の祐正寺(下立売通七本松東入る)の東に弘誓寺(ぐせいじ)があります。掲示板にはいつも分かりやすい標語が書かれています。
「弘誓寺」は山号を長門山という浄土宗の寺院です。安土桃山時代の元亀3年(1572)白蓮社の玄富が創建したといわれます。
天正年間(1573-92)には豊臣秀吉が玄富に帰依して、伏見にあった建物を与えたといわれています。山門を入った左にはかなり傷んだ桜の古木がありますが、春には花を咲かせるようです。
このあたりは江戸時代に度重なる大火にあり、多くの寺院では記録も焼失して寺の詳しい変遷は不明のようです。「中門」
本堂には本尊の阿弥陀如来を祀っています。本堂は最近ご住職のDIYによって補修されました。
「地蔵堂」 子育地蔵尊を祀っています。
こちらは「玄関」
「鎮守堂」 刀工の堀川国広が祈誓したと伝わっています。
境内の東には新しい建物があります。
山門の横に梵鐘が置いてありました。過去の写真では鐘楼があったので、何らかの影響で倒壊したか撤去されたようです。それにしても鐘撞棒があるのが不自然だと思っていました。
後で調べると、一昨年は除夜の鐘が中止、昨年の大みそかは鐘をジャッキで持ち上げてご近所の方が除夜の鐘を撞いたそうです。
小さいお寺ですが、ご近所の方に親しまれているようです。下は門前の通り。
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コメント
鐘をジャッキで持ち上げて、除夜の鐘を撞くって、
なかなかないことですよね。
修復工事でもしてるのでしょうか。
早く鐘を吊れるようになるといいですね。
投稿: munixyu | 2022年1月17日 (月) 14:45
★munixyuさん こんばんは♪
鐘楼といえども古建築なので、費用が大変なのでしょうね。さすがにDIYではできないようです。
投稿: りせ | 2022年1月27日 (木) 01:52