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2022年1月14日 (金)

東寺五重塔 特別拝観

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日は東寺に行ってきました。東門を入り、最初に五重塔に向かいます。東寺では「京の冬の旅」として1月8日(土)~3月18日(金)の期間五重塔の非公開文化財特別公開が行われています。

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東寺は真言宗の総本山、正式名称は「教王護国寺」。平安京が造営された際、国家鎮護を祈るために羅城門の東に創建された官寺で、の
ちに嵯峨天皇により空海に下賜されました。宝蔵を囲む堀から 

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堀には鴨の集団(おそらく家族)がいました。習性なのでしょうか、風が吹くと風上に向かって一斉に泳くのが面白くしてしばらく見入ってしまいました。

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空海は本堂にあたる金堂と講堂を創建したあと、五重塔の工事に着手しましたが、費用も人手も足りませんでした。「宝蔵」東寺創建当初は南北二棟があり、こちらの建物が残っています。

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堀のほとりに「伝 小野道風ゆかりの柳」がありました。歌舞伎・小野道風青龍硯『柳ヶ池蛙飛の場』の舞台に出てくるそうです。

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そこで空海は天長3年(826)には朝廷に材木運搬の協力を願い出ています。しかし、塔が完成したのは空海の没後50年後の元慶7年(883)頃だそうです。拝観入口

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拝観入り口を入ると、左に大きな八重紅枝垂桜があります。高さが13mもあり、弘法大師の「不二のおしえ」にちなんで、「不二桜」と呼ばれています。

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不二桜のそばにある寒桜が咲いていました。 *この記事は編集中です。完成までしばらくかかりますのでよろしく。

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五重塔(国宝)は高さ約55mで、現存する木造の塔としては日本最大です。池の西の道を通って五重塔の方に行きます。池の周囲は桜や紅葉が美しいところですが、ほとんどが落葉して冬景色です。

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落雷などでこれまでに4度焼失しましたが、その度に古来の工法で再建されてきました。現在の塔は寛永21年(1644)江戸幕府三代将軍・徳川家光の再建によるもので、約380年前の姿を今に伝えています。

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特別公開といっても、初層の東側の扉の外から内部を見学するだけです。しかし、それだけでも創建当初から伝えられてきた荘厳な仏教空間を味わうことができます。

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中心を貫く心柱を、密教の教えで最高の存在とされる大日如来に見立て、それを守るように四方に四如来像(阿閥、宝生、阿弥陀、不空成就)と八大菩薩像を2体ずつ配置し、仏教の世界観を表しています。

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4つの柱で囲まれた内陣の東の中央には阿閥(あしゅく)如来、左右に弥勒・金剛蔵菩薩が控えます。格天井が見えます。以下、南、西、北の面には宝生、阿弥陀、不空成就如来が座り、大日如来と合せた五智如来が宇宙の四方、天地を守護します。

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こちらは小学館アーカイブス「古寺を巡る 東寺」からで、内陣を囲む柱や台座、内陣の内天井など全てに極彩色の文様が描かれています。内陣の上の枠木には天女の姿が描かれています。

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内陣以外の初層内部も彩色されていて、内部の壁には8人の高僧「真言八祖像」が描かれています。下は弘法大師だと思われます。

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五重塔を支える心柱の基部、弘法大師が唐から持ち帰った仏舎利(釈迦の遺骨)が納入されているといわれています。

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特別公開は南の扉に回って中を見学して石段を下りるところまでます。五重塔は中央の心柱が独立して建ち、その周囲に初層から五層までが積み木のように積み上げられています。

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この構造が振動に強いようで、今まで一度も地震によって倒れたことはないそうです。北側では団体が待っていて、向うに講堂が見えます。

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地震の際に、独立している心柱と各層の構造の振動が互いに打ち消し合って振動を吸収すると考えられています。(北側、扉は閉まっていますが、金網越しに内部を除けます)。

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このような五重塔の古来の制振技術が東京スカイツリーに応用されているそうです。この後、金堂と講堂の内部を拝観しました。

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コメント

五重塔の制振技術が、
東京スカイツリーに応用されているとは、
凄いことですよね。
 
落雷による火事以外、無敵の五重塔。
ずっと建ち続けて欲しいですよね。

投稿: munixyu | 2022年1月14日 (金) 18:10

★munixyuさん こんばんは♪
確かに、落雷による火災を防げるようになったのは現代技術のおかげですね。塔の最上部の金属製の相輪が避雷針の役目をして、雷の大電流を最後の写真に見られるように建物からできるだけ離した銅線で地面に流します。

投稿: りせ | 2022年1月15日 (土) 00:48

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