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2022年1月 3日 (月)

初詣 平安神宮

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日は平安神宮の初詣に出かけました。「平安神宮」は平安遷都1100年を記念して、明治28年(1895)に遷都を行った桓武天皇を祭神として創建されました。応天門には「應天門」という扁額がかかっていますが、それにはいわくがあります。

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平安京の応天門の扁額を書いたのは弘法大師・空海でした。扁額が応天門に掛けられた後、空海はその「應」の字の1番上の点を書き忘れたことに気付きました。「弘法にも筆の誤り」の語源になりました。「手水舎」

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空海は、下から筆を投げて見事に点を付け加えたと伝えられています。現在の扁額は福岡県大宰府の宮小路康文氏で、氏は空海の書法を極めた名筆家として知られ、高野山で1週間沐浴潔斎をしてから京都に入ったそうです。

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明治時代初期の京都の衰退ぶりは目を覆うものがありました。幕末の戦乱で市街地は荒廃し、首都が東京へ遷ったことで人口が減少・経済が沈滞し、人々の心も大きな打撃を受けました。

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そのような京都を復興させるため、琵琶湖疏水を始めとする近代化事業と、古き良き時代の京都の伝統産業や文化の再興に力が注がれました。楼門の東の脇門には御朱印の授与所があります。

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平安神宮はそのような京都復興のシンボルでもあり、毎年初詣に出かけることにしています。白虎の手水台 平安京は四神相応の思想に基づいて築かれ、四つの方角のうち西を守るのが白虎、その向うに東を守る青龍が見えます。

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平安神宮の社殿は、当初の平安京の正庁・朝堂院が約8分の5の規模で再現されています。平安神宮の社殿も左右対称に造られ、左手(西)にある「額殿」(国登録文化財)では甘茶の接待(有料)をしています。

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とりあえず甘茶をいただきました。私の好きな味です。

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額殿の前にはお札・お守り、おみくじの授与所、その右(北)の「白虎楼」(重文)の辺りまでおみくじの結び所になっています。

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額殿と白虎楼の間に石碑があります。「天皇陛下御在位六十年記念碑」 昭和天皇の和歌「遠つおやのしろしめしたる大和路の歴史をしのびけふも旅ゆく」が刻まれています。昭和60年の歌会始での御製で、この年のお題は「旅」でした。

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皇紀2600年にあたる昭和15年(1940)には、平安京最後の天皇・孝明天皇のご神霊が合祀されました。「大極殿」(重文)のもととなった朝堂院の正殿は、即位、朝賀をはじめ国の主要な儀式が行われる中枢でした。

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かっての紫宸殿の西方には儀式のとき右近衛府の官人がその側に列し、そこに植えられた橘を「右近の橘」と呼ぶようになりました。橘は蜜柑の仲間で唯一の野生種で、実は古くから「常世国(とこよのくに)」の不老長寿の妙薬として珍重されました。

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白虎楼と大極殿を結ぶ「西歩廊」(重文)に神苑の入口があります。神苑の拝観をする方もいて、今の時期の庭園も気になります。

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大極殿の中に内拝殿があり、その奥に本殿があります。内拝殿と本殿は昭和51年(1976)に過激派テロで焼失、昭和54年に再建されました。本殿はそれまでの2棟を1棟とし、その前に祝詞殿が設けられました。

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最近は中央から入ってお詣りをして、東あるいは西の階段から出るようになっています。建物の内部では撮影ができません。

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「左近の桜」、紫宸殿で儀式が行われる際にに天皇をお守りする左近衛府の官人がこの桜の傍に並んだことからこの名がつけられました。 ただし当初は中国にならって「左近の梅」で、その後桜に変わったそうです。(大覚寺には左近の梅があります。)

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「東歩廊」(重文)の途中に祈祷の受付と入口(左端に隠れています)があります。平安神宮の社殿は明治の建物で、しかも平安京の朝堂院の8分の5の模造なのに重要文化財に指定されているのは異例なことです。

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それまで建物で重要文化財に指定されてきたのは、現存する江戸時代以前の建造物、あるいは近年建造されたモダニズム建築(もちろん文化的価値が高いもの)でした。「青龍楼」(重文)

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平安神宮は文献資料を基にした過去の建造物の縮小復元で、元の建物の歴史的意義、その意匠や建造技術を再現した価値が認められたようです。同じように復元された平城京大極殿正殿、南門(3月完成予定)がどうなるのか気になります。

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先ほど見た額殿と対称の位置にある「神楽殿」(国登録文化財)、二つの社殿は、朝政のために参集してきた官人が刻限まで待機する建物・朝集堂を模しています。現在の神楽殿は結婚式場になっています。

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例年は、横に設けられたみくじ筒を振って、出てきたおみくじの棒の番号を覚えておいて授与所でその番号のおみくじを頂きます。みくじ筒が見当たりません。

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直接、細長く折られたおみくじを引くようになっていました。コロナの感染防止のためだと思われます。

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境内の南西の隅は喫煙場所になっています。

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よこにある出口を通って、西隣にある商業施設「十二十二(とにとに)」に向かいました。

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コメント

人の出入りが、だいぶ戻りましたね。
5割ぐらいでしょうか。
やっぱり、人の出入りが戻ると、正月らしさが出てきますよね。

投稿: munixyu | 2022年1月 3日 (月) 13:54

★munixyuさん こんばんは♪
久しぶりに正月気分を味わいました。今年もよろしくお願いします。

投稿: りせ | 2022年1月 7日 (金) 23:57

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