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2022年1月 1日 (土)

京の虎たち 新年おめでとうございます

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

新年おめでとうございます。今日は今年の干支にちなんで京都の寺社で見られる虎を紹介します。上は嵐山法輪寺の舞台から渡月橋を見たところです。法輪寺では狛犬ならぬ狛虎(右)と狛牛(左)が本堂を守っています。

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虚空蔵菩薩は、虚空のように無限の知恵や功徳を持つ菩薩で、丑・寅年生まれの人の守り本尊とされます。

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鞍馬寺の仁王門。鞍馬寺の創建は『鞍馬蓋寺縁起』によると以下の通りです。

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奈良時代末期の宝亀元年(770) 奈良・唐招提寺の鑑真和上(688-763)の高弟・鑑禎(がんてい)上人は、夢告と白馬の導きで鞍馬山に登山、鬼女に襲われたところを毘沙門天に助けられました。

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そこで、毘沙門天を祀る草庵を結んだのが鞍馬寺の始まりです。毘沙門天はもとはインド古代神話の神で、仏教に帰依してから仏法を守護する四天王および十二天の一尊、北方を守護する武神となりました。

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仁王門から30分ほど坂道を上ったところにある鞍馬寺の本堂「金堂」、中央に毘沙門天、向かって右に千手観世音、左には護法魔王尊が安置され、これらを合わせて「尊天」と称しています。

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先の縁起によると、毘沙門天に助けられたのが、寅年、寅日、寅刻だったとされ、これに因んで、虎像が毘沙門天の神使として扱われています。ただし、インドでの本来の神使は百足(ムカデ)だともいわれています。

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半夏生の庭で知られる建仁寺塔頭「両足院」に鎮守の毘沙門天堂があります。この毘沙門天はかって鞍馬寺の毘沙門天の胎内仏でした。織田信長の比叡山焼き討ちの際、鞍馬寺の僧が安全のため尊像を室町将軍家の茶家・比喜多養清宅に疎開させました。

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武将・黒田長政は1600年の関ヶ原の戦いに際して、尊像を内兜に納めて奮戦し、戦勝したことから、代々黒田家で信仰されました。比喜多養清は、京都の黒田家御用達だったそうです。

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明治時代の1877年頃、尊像は両足院に寄進され、1888年に新築した毘沙門堂に安置されました。以来、勝利の神として商売繁盛、合格祈願、誓願成就などの信仰を集めています。

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本尊の毘沙門天と脇仏に閻魔大王、不動明王を祀り、寅年生まれの人を守護するといわれます。香炉にも虎がいます。祇園の芸舞妓がいい旦那様が見つかりますようにとお参りして願いがかなったことから、良縁成就のご利益もあるとされます。

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「平安神宮」は明治28年(1895)に平安遷都1100年を記念して京都で開催された内国勧業博覧会の目玉として、平安京遷都当時の大内裏の一部を実物の8分の5の規模で復元されたものです。

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楼門のすぐ脇に、蒼龍(青龍)と白虎の手水台があり、奉納者の「貴族院議員 小室信夫」は幕末から明治にかけて活躍し、波乱万丈の人生を送った人物です。

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平安京は四神相応の思想に基づいて築かれたといわれ、四つの方角を守る神のうち、青龍(東)と白虎(西)を表わしています。

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みやこめっせの東端に京都市制100周年を記念したモニュメント「悠久」があります。京都市の自治の伝統、市民の連帯、その高揚を表し、東西南北に青龍、白虎、朱雀、玄武の四神がデザインされています。

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上が北の玄武で、方角からこちらが白虎です。かなりデフォルメされていますが、四神を見て回ると納得できる気がします。

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コメント

あけましておめでとうございます。
虎の像の数々、興味深く拝見しました。
こんなにも色んなところで発見があるのですね。
「京都を歩くアルバム」以前からずっと読んでおりますが、
詳しい解説と案内はさすがです。
これからも陰ながら応援しています。
今年も健康で楽しい一年をすごせますように

投稿: らいとNGC7000 | 2022年1月 2日 (日) 23:37

★らいとNGC7000さん こんばんは♪
ご挨拶が遅れてすみませんでした。あけましておめでとうございます。今年も何とか頑張りますのでよろしくお願いします。

投稿: りせ | 2022年1月 8日 (土) 00:00

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