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2021年11月26日 (金)

実光院 秋の庭園

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日は嵐山・嵯峨野方面に行ってきました。平日にしてはかなりの人出があり、数日前から見頃となった紅葉はしばらく続くと思われます。話の成り行きから、今日は大原陵の前にある実光院です。

「実光院」は山号を魚山という勝林院の支院です。山門を入った正面に庫裏(拝観入口)があり、最初に客殿に通されます。客殿は大正10年(1921)の建造で、下は後で訪れる西庭です。

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南には江戸時代後期作庭の「契心園(けいしんえん)」があり、中央に心字池を配した池泉鑑賞式庭園です。律川沿いの傾斜地を背にして、右の築山の松は鶴、池の島は亀を表しています。

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左奥に滝口と蓬莱石組があり、律川の水が滝となって池に流れ込みます。

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客殿の東の間はお茶席になっていて、奥の仏間には本尊の地蔵菩薩坐像を安置しています。

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実光院は、平安時代後期の1013年寂源が勝林院の支院として建立され、後に良忍が開いた来迎院と合わせて魚山大原寺と呼ばれ、天台(魚山)声明(しょうみょう)の中心道場でした。

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「声明」は、儀式で経典などに独特の節をつけて僧侶により唱和される音楽です。魚山声明は日本仏教の他宗派にも伝えられ、それぞれの経論に声明の譜が付けられました。客間には様々な楽器が展示されています。

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「編鐘(へんしょう)」 中国の雅楽で用いられたものが伝来し、音律の基準音を定める楽器としても使われました。戦国時代には並べた鐘で16音階を奏でる現在の形になったそうです。1983年に復元品が寄贈されました。

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また音曲は、琵琶による平曲、能の謡いや長唄、浪曲や明治の都々逸など、世俗音楽にも影響を及ぼしました。受付の後ろから西の庭に下ります。左には小川が流れています。

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実光院は、当初向かいにある後鳥羽天皇、順徳天皇の大原陵の場所にありましたが、1919年に勝林寺の僧院だった普賢院と理覚院を併合して、現在地(普賢院跡地)に移転しました。(小川の方に行きます。)

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「不断桜」 秋の紅葉の頃から春(11月-4月)まで花を咲かせる珍しい品種です。山門の掲示板に「不断桜が咲いています」と書いてあり、確かに数輪の花が咲いていました。

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不断桜の下に観音菩薩像と童像が置かれています。その下を先ほどの心字池からの水が流れて西庭の池に注ぎます。

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西庭の池は中央に飛石がある瓢箪池になっています。池の周囲を始めとして、この庭には様々な草花が植えられてそれぞれの季節を彩ります。

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庭の斜面を西に下りたところに待合があり、柿の大木があります。沢山の実がなっていますが、受付で伺うと渋柿で干し柿にしないと食べられないそうです。

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待合から茶室「理覚庵」が見えます。

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大原を訪れる観光客の多くは三千院が目的で、残りの少数は宝泉院に向かいこの実光院を素通りしてしまいます。

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でも、ここには額縁の庭でもある端正な契心園と、歴代住職が整備していつも花が咲いている池泉廻遊式の西庭「旧理覚院庭園」ががあり、静かな雰囲気の中で心癒されます。

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茶室(理覚庵)は前住職の設計によって昭和50年(1975)に建てられ、資材のほとんどを実光院領の山林から調達したそうです。茶室の内部

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庭の西端の道を南にいくと、様々な石塔や灯籠、置石や手水鉢などがあります。

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西庭の南は律川沿いに塀が立っていて、その前にも様々石が置かれ、草花が植えられています。

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中にはキリシタン灯籠もあり、基部にマリア像?が掘られています。

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ひょうたん池の飛石の中央から大きな石碑が見えます。

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「梵音寂」 声明の第一人者だった前々住職・天納傳中(あまのでんちゅう)が、中国の声明ゆかりの地・山東省魚山を訪ねた時に現地に石碑を建立して、同じ碑をこの庭にも建てたのだそうです。

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西庭(旧理覚院庭園)には、福寿草、カタクリ、イカリ草などの春の花にはじまり、約120種の山野草が四季折々に花を咲かせて庭を飾ります。 客殿の西を通って、庭の出入り内の受付まで戻ります。

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この後、三千院に向かいました。

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コメント

柿は、結構難しいらしいですね。
肥料とか日当たりとかが、全部上手くいかないと渋柿になるようです。
なんかもったいないですよね。
まあでも、これを取って干し柿にするのも大変でしょうし、
置いておくしかないのでしょうね。

投稿: munixyu | 2021年11月26日 (金) 18:47

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