« 勝林院 証拠の阿弥陀と本堂大改修 | トップページ | 実光院 秋の庭園 »

2021年11月25日 (木)

宝泉院 秋の額縁庭園

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

Amz_0650a
※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事の勝林院は大原における天台宗の中心的道場で、その門前の道を西に行くと宝泉院があります。「宝泉院」は勝林院の僧坊および天台声明(しょうみょう)の道場としてとして創建されました。「山門」

Amz_0544a

創建時期は平安時代前期の仁寿年間(851-854)、中期の1012年、後期の寿永年間(1182-1185)など諸説あり、宝泉院では約800年前としています。山門の正面は客殿の前庭で、右に大原問答に臨んだ「法然衣掛け石」があります。

Amz_0552a

山門の右手にある庫裡から入ります。その入口の前に小さな池があり、奥の滝組から水が流れ込んでいます。

Amz_0556a

建物に入ると廊下の天井に駕籠がつるされています。郊外や山里の寺でよく見ることがあり、住持やお客が使用したものと思われます。

Amz_0565a

廊下の右手にある「囲炉裏の部屋」 炉の周囲に陶板をあしらい、右隅に花が生けられ、床の間には寺宝が飾られています。四季を通じて趣のある部屋です。 

Amz_0574a

正面の庭は「鹿野苑」といい、斜面の滝から水が流れてきます。

Amz_0577a

廊下の左の「鶴亀庭園」 江戸時代中期の作で、池の形が鶴、築山が亀、左奥の山茶花の古木を蓬莱山とみるのだそうです。左の奥の隅に樹齢300年の沙羅双樹があります。

Amz_0568a

中庭に面して、庫裡と客殿に外縁が設けられ、その角に蹲(つくばい)があります。

Amz_0593a

客殿に上がって、鶴亀庭園はこちらの格子窓から見るのが一番よいとされています。

Amz_0606a

拝観料にはお茶券(若狭屋の茶菓子付き)がついていて客殿でいただきます。この庭は「盤桓園(ばんかんえん)」といい、盤桓とは立ち去りがたいという意味だそうです。

Amz_0598a

こちら側の中央は、近江富士を型どった樹齢700年の五葉松。京都市指定の天然記念物で、市内にある3つの著名な松の一つです。あとの二つは、金閣寺の「陸舟の松」と善峯寺の「遊龍の松」だそうです。

Amz_0610a

西の方は、かっては下の大原の里が眺められ、現在は竹林が借景になっています。この日は住職の藤井宏全(こうぜん)さんが庭や寺の説明をされていました。

Amz_0596a

クイズを交えての楽しいお話で、昨日の記事で紹介したようにかっては勝林院とその僧房(宝泉院や実光院ら)が大原の寺院の中心的存在だったことを強調しておられました。

Amz_0615a

西庭の縁の右端に理智不二(りちふに)と名付けられた珍しい二連式の水琴窟があります。竿の先に耳をつけると軽やかな音色が聞こえます。

Amz_0620a

付書院にも花が添えられています。額縁庭園は参拝客で遮られていましたが、この時期に大勢の方が大原まで来られたことがちょっと嬉しくなりました。

Amz_0604a

山門の左に、平成17年に園治(えんや)により作庭された「宝楽園」という新しい庭園があります。

Amz_0665a

中央が谷底のような低地になっていて、谷底は白砂で、その上に置石、立砂、蹲、石橋などが配置されています。

Amz_0675a

最初にこちらの土手の道を西に行きます。突き当りから谷に降りる途中に鎮守社が見えます。

Amz_0669a

谷底にある蹲踞、二つ上の写真のように放射状の石に囲まれています。

Amz_0684a

谷に架かっている石橋を渡って山門の方に戻ります。

Amz_0698a

宝泉院のHPは充実していて、歴史や行事以外に四季の宝泉院(額縁庭園)や頻繁に更新されて最新の風景が見られます。また、宝泉院と勝林院を兼ねたご住職の天台声明を聞くことができます。

Amz_0703a

Amz_0712a

お帰りの前に、ブログランキングの応援のクリック↓をよろしくお願いします。

★こちらを是非よろしく→   ブログ村→にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
-------------------------------------------------------------------

Amz_0659a

|

« 勝林院 証拠の阿弥陀と本堂大改修 | トップページ | 実光院 秋の庭園 »

コメント

もう、散り始めている写真が、
増えてますね。
紅葉はあっという間過ぎて、惜しいですよね。
もうちょっと、ゆっくりであってほしいです。
でも、この早さが、儚さを生んで、よりよいのかもしれませんね。

投稿: munixyu | 2021年11月25日 (木) 17:53

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 勝林院 証拠の阿弥陀と本堂大改修 | トップページ | 実光院 秋の庭園 »