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2021年7月26日 (月)

空海と東寺の蓮

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

今日は、弘法大師空海と東寺に焦点を当て、今までの記事を再編集してお届けします(お寺の説明はありません)。このときも暑い日でした。

空海は奈良時代後期の774年に讃岐国(現在の香川県)に生まれ、幼名を真魚(まお)といいました。(東寺の東門を入った所にはす池があります。)

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真魚は都に出て大学寮(官僚養成機関)に入学、学問に励みますが、797年、24歳のとき仏道に志します。(池は蓮の花で覆われていました。)

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それから7年間、四国や和歌山で山岳修行を行い、奈良などの寺院で仏教を学びました。修行中、久米寺の東塔に納められていた密教の経典『大日経』に出会い、その教えを深く理解するには、師より直接学ばなければならないと悟りました。

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804年私費の留学僧として遣唐使船に乗り込みます。偶然にも、桓武天皇により派遣された伝教大師最澄も乗船していました。 同年12月唐の都、長安に入り、サンスクリット語などを学び、最新の知識や技術を吸収していきました。

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翌年の初夏、空海は唐の国師で正統な密教を受け継いだ僧、恵果がいる青龍寺を訪ねます。恵果は会うなり「われ先より汝の来れるのを知り、相待つこと久し」と告げたといいます。(長い間お経を唱えていました。)

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まもなく空海は、胎蔵界と金剛界、そして正統な密教の師となる伝法阿闍梨位の灌頂(かんじょう)を受けて、真言密教の第八祖となりました。 (金堂には薬師如来と日光菩薩、月光菩薩が祀られています。)

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それとともに、恵果は、宮廷画家の李真(りしん)などに曼荼羅を描かせ、五鈷杵、五鈷鈴、金剛盤という密教法具、経典、犍陀穀糸袈裟(けんだこくしのけさ)、仏舎利80粒などを空海に授けました。(拝観区域に入って)。

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しかし、出会って6ヶ月後に恵果は逝去してしまいました。このとき授かった密教法具は、現在も東寺に寺宝として伝わり、修法や法要で用いられています。

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正統な密教の師となった空海は、入唐から2年後に膨大な経典や仏画を持って帰国。朝廷に出した『請来目録』には経典類だけでも216部461巻、両界曼荼羅などの図像を10軸、密教法具などが記されています。サルスベリ(百日紅)も咲いていました。

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異国の香りを含んだ密教は、朝廷内の人々の間に広まり最大の関心事となりました。空海は、桓武天皇のあとに即位した嵯峨天皇の信任を得て、最澄とも交友を深めていきます。

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その後、東大寺の別当、乙訓寺の別当などを経て、816年に修禅(禅や観法を修行する)道場を高野山に建立したいという旨を朝廷に願い出ます。唐より帰国して10年後です。観法とは、心に仏法の真理を観察し熟考する実践修行法のことです。

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空海は、決壊を繰り返し人々を苦しめていた満濃池の修築工事を完成、翌年には東大寺に灌頂道場真言院を建立しました。823年1月嵯峨天皇は、官寺だった東寺を空海に託しました。空海50歳のときです。

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空海は、東寺を真言密教の根本道場(総本山)と位置づけ、講堂、五重塔の工事に着手する一方、東寺のそばに、一般の人々を対象とした私設の学校、綜藝種智院(しゅげいしゅちいん)を設立しました。(もう一度はす池に)

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東寺の御詠歌に「身は高野、心は東寺に納めおく、大師の誓いあらたなりけり」とあるように、空海は東寺に住房を構えてその造営と並行して、高野山に修禅道場として壮大な伽藍の建立を進めました。

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832年、ついに高野山に金堂が完成、8月には、万灯会が行われました。835年空海は、宮中真言院において、鎮護国家、五穀豊穰、国土豊穰を祈る後七日御修法(みしほ)を行いました。

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その後、およそ十数年過ごし住み慣れた東寺をあとにします。高野山にようやく春が訪れようとしているその年の3月21日、空海は弟子たちの読経のなかで入定しました。921年醍醐天皇から「弘法大師」の諡号が贈られました。

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コメント

蓮の花は、いつ見ても綺麗だし、
心が落ち着いて、癒されますよね。
嬉しい夏の花です。

投稿: munixyu | 2021年7月26日 (月) 15:06

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