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2021年2月 3日 (水)

雪の京都 大原・三千院

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

現在外出自粛中で、過去に撮影した京都の雪景色をお届けしています。一昨日の記事の実光院を出て三千院を訪れました。下は山門にあたる「御殿門」。

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「三千院」は、奈良時代の延暦年間(782‐806)に伝教大師最澄が比叡山東塔に築いた円融房(えんにゅうぼう)に始まり、その後慈覚大師円仁に引き継がれました。客殿南庭の「聚碧園」

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平安後期以来、皇族が住持する宮門跡となり、寺地は比叡山内から近江坂本、京都市中と移動しました。そのつど寺名も円融房、梨下房、円徳院、梨下門跡、梶井門跡と変えました。池には音無しの滝の水が律川を経て流れ込んでいます。

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「客殿」は安土桃山時代の天正年間(1573-1592)の建立で、御所の修復の際に豊臣秀吉から提供された紫宸殿の余材が使われたといいます。向こうの渡り廊下は「円融房」に続いています。

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明治維新後、現在の地に移り「三千院」として1200年の歴史をつないでいます。拝観順路に従って宸殿に向かいます。途中にある「法洗心」(右)と「清浄水」(左)

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「宸殿」は三千院の最も重要な法要である「御懴法講(ごせんぼうこう)」の道場として、大正15年(1926)に建てられました。御所の紫宸殿の様式を模した宮殿風寝殿造りの建物になっています。

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「虹の間」 東の間で奥に玉座があり折上格子天井、襖絵は下村観山による虹が描かれています。この部屋の中から往生極楽院を眺めるのが定番の写真なのですが戸が閉まっています。

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外縁から往生極楽院、初夏には緑の苔地に石楠花が咲いて華やかな景色になります。

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後ろの中央の間が御懺法講が行われる道場になっています。ここから「有清園」に降ります。境内・庭園は4段になっていて、先ほど見た聚碧園が一番下、この庭は2段目になります。

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往生極楽院の左(有清園の東)に「弁天池」があり、斜面に造られた「細波の滝」から水が流れ込みます。こちらの道は通れなくなっていて、往生極楽院の右を通り抜けます。

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前に回り込んで、「往生極楽院」(重文)は平安時代中期の986年恵心僧都源信(942~1017年)が父母の菩提のために、姉の安養尼とともに建立、阿弥陀三尊(坐像)が安置されています(公開中)。

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「朱雀門」 往生極楽院の正面にある朱塗りの門で、かって極楽院が本堂だった頃の正門にあたります。呂川沿いの道に面しています。

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有清園の南東の苔地に、石彫家の杉村孝氏の作品の「わらべ地蔵」が置かれています。それぞれ穏やかな顔をしていて癒されるのですが、この日は雪に埋もれて表情が分かりません。

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「弁天池」に流れ込む「延命水」は凍ってつららになっていました。

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横の石段を上っていくと途中に京の七福神の一つの「妙音福寿大弁財天」と「宇賀神」が祀られています。芸能や蓄財の功徳があるとされます。(右の石段を上り、帰りは左の石段を降りてきます。)

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この日は「初牛大根焚き」が行われていました。毎年2月の初午(はつうま)の前後に大根焚きの無料接待があります。

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石段を上ると、金色不動堂の前にテントが張られていました。大根は大原の畑で有機農法で栽培されたもので、純白の大根は何色にも染めやすく、味付けも沁みやすいことで有名だそうです。

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金色不動堂に祀られている「出世金色不動明王」のご加護とご利益をいただけるよう、特別祈祷をした大根だそうです。不動堂にお参りして大根の接待を受ければ、無病息災、開運招福のご利益があるとか。

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右手の石段を上ると「観音堂」があり、大きな観世音菩薩像を祀っています。ここが境内の一番高いところ(4段目)になります。観音堂の両側に8万体以上の奉納された小観音像があります。

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ところで、ご存知のように栃木県を除いて10都府県の緊急事態宣言が来月7日まで延長されました。(本堂の左手には石仏彫刻家・長岡和慶師作の「聖観音像」があります。)

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関西3府県では、来月7日以前にも要件を満たせばそろって宣言の解除を要請するそうです。(中根史郎作庭の「二十五菩薩慈眼の庭」 斜面に配置した25の石を菩薩に見立てて補陀落浄土を再現しています。)

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また、京都府では本日(2月3日)に対策会議を開き、営業時間の短縮や不要不急の外出自粛の要請は、基本的には内容を変えずに延長するようです。

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もう一度、不動堂の前に降りて「紫陽花苑」に向かいます。さらに、律川にかかる下の橋を渡ったところにお目当ての石仏があります。

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「大原の石仏」 鎌倉時代中期に念仏行者たちによって作られた阿弥陀如来像です。かってこのあたりで炭焼きが行われ、その製造・販売に従事する人々にちなんで、「売炭翁石仏」ともいわれています。

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石仏の前の苔むした岩に可愛いお地蔵さんがいます。誰かが雪の中から掘り出したようです。

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石仏の横の川沿いにもお地蔵さんがいるのですが、完全に雪に埋もれていました。もう一度橋を渡り、斜面に沿って先ほどの弁財天の方に帰ります。

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朱雀門の前を通り往生極楽院を右手に見て、西門に向かいます。ここは苔が美しいところですが、雪原になっていました。

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御殿門に戻ってきました。この後、呂川を遡り来迎院に向かいました。

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コメント

特別祈祷された大根で作られた大根焚き。
美味しそうですし、こういうの、いいですね。
心も体も温まりますよね。

投稿: munixyu | 2021年2月 3日 (水) 16:15

★munixyuさん こんばんは♪
寒いときに、暖かくて美味しい大根は嬉しいですね。それもご利益があるのですから。

投稿: りせ | 2021年2月12日 (金) 00:22

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