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2021年2月21日 (日)

雪の京都 大徳寺・高桐院

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全て拡大します。

現在、緊急事態宣言による外出自粛中で、京都に大雪が降った日の風景をお届けしています。大徳寺の伽藍、龍源院と瑞峯院の後、最後に訪れたのは高桐院です。大徳寺境内の一番西の道沿いに入口があります。

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「高桐院」は、安土・桃山時代の慶長7年(1602)に細川忠興(三斎)が、叔父の玉甫紹琮(ぎょくほじょうそう)を開山として、父・幽斎の菩提所を建立したのが始まりです。創立年については別の説もあります。

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忠興は正保2年(1645)に83歳で亡くなり、遺言によりその遺歯がここに埋葬され、以後細川家の菩提寺として庇護されてきました。 「山門」

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当初は、忠興の戒名からとった「松向寺」と呼ばれていたといいます。

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山門をくぐると、直線的な参道の両側に楓と竹が植えられ、紅葉の頃は見事な色彩となります。この正面の門はいつも閉まっていますが、客殿に続いています。

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客殿の門の前で右に曲がると中門があります。

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中門をくぐって左に拝観受付があり、額縁風にお庭が見えています。最初は右の書院に上がります。

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書院の「意北軒(いほくけん)」 千利休が切腹した後、その邸宅が忌まれ取り壊されようとしたのを、玉甫が大徳寺に移し、その後高桐院に移されたといいます。「意北」とは心寂しいという意味だそうです。

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茶室「松向軒(しょうこうけん)」 秀吉の北野大茶会の際に、忠興が影向(ようごう)の松のそばにつくった茶室「松向庵」を書院の西北に移築したものとされます。忠興の戒名はこの茶室にちなんだそうです。

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次に、拝観受付の左にある客殿(本堂)に向かいます。参道の突き当りの閉じた門から回廊が客殿に続いていて、途中の小間は待合のようなもの(最後の写真)だと思われます。

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現在の客殿の建物は、忠興の末裔にあたる侯爵・細川護立が再建したものです。客殿の南庭は江戸初期の作庭で、通称「楓の庭」と呼ばれます。

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楓が10数本植えられてる以外には、苔地と背後が竹林に覆われ、簡素ながら趣のある庭です。苔地の中央に据えられている灯籠は細川ガラシャの墓標(欠灯籠の写し)といわれます。

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客殿中央の御霊屋には、玉甫陶像、下に歴代住持の位牌、左に細川忠興木像と細川家歴代の位牌、右に本尊の釈迦如来像、達磨大師木像が安置されています。

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ところで、細川忠興は、織田、豊臣、徳川の三時代に一貫した精神で身を処した戦国時代きっての智将といわれています。

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客殿の西北に茶室「蓬莱」があります。裏千家13代・円能斎(えんのうさい)好みの八畳の茶室で、板額は細川護立筆の「鳳来」、左に書院床、床柱は北山杉のしぼり、天井は長板を組み合わせています。

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忠興は正室のガラシャ(玉子)への愛情が深く、その父・明智光秀が本能寺の変を起こしたときは光秀への協力を断り、ガラシャを離縁せずに幽閉して累の及ぶのを避けました。(客殿の西から庭に降ります。)

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また、教養人・茶人としても知られ、細川三斎として利休七哲の一人に数えられ、利休切腹の命の際には、忠興と古田織部だけが利休を見舞ったそうです。茶道の三斎流の開祖でもあります。(鳳来の前から庭に下ります。)

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関ヶ原の戦いの直前、屋敷が西軍に襲撃されたガラシャは、人質となることを拒否して自ら命を絶ってしまいました。ガラシャの遺骨は堺のキリシタン墓地に埋められました。

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後に、忠興が大坂の崇禅寺へ改葬し、さらに高桐院に分骨しました。墓地の門の向こうにガラシャ夫人の墓、右手には細川家歴代の墓があります。(雪が深くて近づけません。)

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墓標の石燈籠はかって利休が愛蔵していて、秀吉に所望された際に蕨手に傷があることを理由に断ったそうです。後に忠興の所有になりましたが「完璧すぎる」と更に笠の後ろを大きく削り「欠燈籠」と呼ばれています。

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「袈裟形のおり蹲踞」この浄水盤は加藤清正が朝鮮王城羅生門の礎石を持ち帰り細川三齋に贈ったもので、地面低くおさめられているので「おりつくばい」と呼ばれます。

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この後、最後の目的地の今宮神社に向かいました。

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コメント

やっぱり天気のいい日は、
雪も穏やかで、気持ちがいいですね。

投稿: munixyu | 2021年2月21日 (日) 14:58

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