雪の京都 鷹峯・源光庵
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
現在外出自粛中で、京都の雪景色をお届けしています。先日の記事で鷹峯街道の東にある常照寺を訪れた後、源光庵に来ました。「源光庵」は山号を鷹峰山という曹洞宗の寺院です。「山門」
貞和2年(1346)に臨済宗大徳寺の徹翁により開基、その後、元禄7年(1694)に卍山道白(まんざんどうはく)により曹洞宗に改宗されました。「本堂」は江戸時代前期の1694年の建立で、本尊は釈迦牟尼仏。
拝観入口に向かいます。
最初は書院に上がります。紅葉の頃は見事な色合いになります。
書院の庭は北山を借景とする枯山水庭園です。紅葉の頃は他人が写らないように写真を撮るのは難しい場所です。
書院の庭は北山を借景とする枯山水庭園です。
起伏のある庭には様々な植栽があり、大小の石や石灯籠、石塔?などが配されていますが、雪が積もってよく分かりません。
書院の奥、生花と香炉があります。香炉は産寧坂の松栄堂で見かけた人形型で、ようやく正体が分かりました。
香炉「麗(うらら)シルクロード」私達にお香の魅力を教えてくれた様々な人々が歩いたシルクロードに思いをはせて、柔和な表情でたたずむ老人の姿を表しているそうです。
書院から本堂への渡り廊下に花頭窓があります。
天井板は伏見桃山城からの移築で1600年に徳川家家臣鳥居元忠らが石田三成に破れ自刃したときの跡が残る血天井です(写真はありません)。
本堂右には「悟りの窓」という丸い窓と、「迷いの窓」という四角い窓があります。角窓は「迷いの窓」と呼ばれ、角型に「人間の生涯」を象徴し、生老病死の四苦八苦を表現しています。
丸窓は「悟りの窓」と呼ばれ、円型は「禅と円通」の心を表し、円は大宇宙を表現。いずれも仏教の真理を表わしているそうです。
こちらは本堂の奥、小さな庭があります。
外から見た二つの窓
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コメント
はじめまして、いつも楽しませていただいてます。
源光庵って長期の拝観休止中だと思っていたのですが、入れるのですか?
ホームページを確認しても2021秋頃再開予定となっているのですが・・・。
投稿: ellis | 2021年1月21日 (木) 09:56
雪景色の「迷いの窓」「悟りの窓」は、
深みがあっていいですね。
より深く迷い、より深く悟れるような気がします。
投稿: munixyu | 2021年1月21日 (木) 16:06
★ellisさん こんばんは♪
コメントありがとうございます。京都府で新型コロナが再流行してきた昨年12月頃から、新たに撮影には出かけていません。その後、昨年末まで「心残りの紅葉」として、出かけたかった紅葉の名所を記事にしました。そして、今年になってからは、「雪の京都」として、数年に1度の大雪の日の風景を記事にしています。
この間のいきさつが最近の記事では説明がなく、誤解されたことをお詫びいたします。
私としては、不要不急の外出自粛などの緊急事態宣言の要請を徹底して、コロナの流行がおさまってから、京都観光に訪れて欲しいと思っています。そのため、あえて寺社の拝観や観光情報を掲載していません。
一日も早く平穏な日常が戻り、再び大勢の方が京都を訪れて欲しいと思っています。現在は、その時のために京都の魅力を紹介しているつもりですので、よろしくお願いします。
投稿: りせ | 2021年1月22日 (金) 02:03
★munixyuさん こんばんは♪
窓の形としては悟りの窓が好きなのですが、迷うことが多くて、とても悟りの境地には至りません。それでも、雪景色の窓は、心が引き締まる気がしますね。
投稿: りせ | 2021年1月22日 (金) 02:15