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2020年12月 4日 (金)

金戒光明寺 紅葉の塔頭・文殊塔・山門

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

紅葉を眺めながら、金戒光明寺の塔頭や文殊塔を巡り山門まで歩きます。上の写真で、右は北門からの参道で、左道沿いに塔頭があります。下の写真の右は「永運院」安土桃山時代の天正19年(1591)阿闍梨永継により創建されました。

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「西翁院」安土桃山時代の天正4年(1576)茶人・藤村庸軒の祖父、源兵衛が創建。通称「よどみの寺」と呼ばれています。本尊・阿弥陀如来を祀る本堂は創建時のもので、書院は江戸時代後期の建築です。

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西翁院の横から坂道を降りると、御影堂の正面の石段下(山門の北)を通る道に出ます。ここには多くの塔頭がありますが、紅葉が見られるのは下の塔頭です。

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「西住院」谷崎潤一郎が大正14年7月~9月ここで過ごし、病気の濱本浩を見舞い、鹿ケ谷の和辻哲郎を訪ねました。またこの時期執筆した『阪神見聞録』では、関西で最も上品といわれた阪急電車内でのあきれた出来事をつづっています。

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この道の東の方、右にある山門を通り越し、突き当りを左に曲がると文殊塔への石段があります。

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「極楽橋」がかかる蓮池は「兜之池」ともいい、一ノ谷の戦いで平敦盛を討ち取ったことで知られる熊谷次郎直実が、殺生の無常を悟り、出家を決意して兜を置いた場所とされています。

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池のほとりに十月桜が咲いていました。

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「五劫思惟阿弥陀仏像」の顔はめパネル 五劫という長い時間、もろもろの衆生を救おうと思惟を続けて頭髪(螺髪)がこのようにアフロヘア―になってしまいました。

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一劫は、四十里立方の大岩に天女が三年に一度舞い降りて羽衣で撫で、岩が無くなるまでの時間だそうで、その5倍の時間考え続けています。

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「三重塔(文殊塔)」 二代将軍徳川秀忠の菩提のために建立された三重塔で、本尊の文殊菩薩は、脇士の像とともに運慶の作。本尊は、大和阿部文殊、丹後天橋立の切戸文殊とともに日本三文殊とされています(他の説もあります)。

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「西雲院(さいうんいん)」 江戸時代初めの元和2年(1616)、宗厳(そうごん)が金戒光明寺・住職から寺宝の「紫雲石」を賜り、この地に草庵を結んだのが始まりとされます。(唯一、常時公開されている塔頭です。)

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宗厳は朝鮮に生まれましたが、文禄・慶長の役(1592-1598)の際に秀吉の家来小野木重勝に捕らえられて日本に渡ってきました。その後、滝川雄利の娘の使用人となりよく仕えたといわれています。

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大変器量のよい息女でしたが、僅か17歳で亡くなってしまいました。その死に人生の無常を感じた宗厳は、許しを得て出家しました、宗厳30歳の時です。11年間諸国を巡り修行の後、1616年黒谷に帰って来ました。

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息女の墓がある龍光院(昨日の栄摂院の前にあります)の墓前で一心に念仏を唱え続けている宗厳を見て、金戒光明寺第27世了的は感動して寺宝の紫雲石を与え、西雲院を開山させました。

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一心不乱に念仏修行をする宗厳を慕い多くの僧侶が集い、西雲院は念仏道場として栄えたそうです。

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ところで、紫雲石が寺宝である理由を。平安時代の1175年法然上人がこの地にあった白河石に腰を掛け念仏を称えると、紫雲がたなびき芳香がたちこめたといわれます。

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法然はここが念仏道場にふさわしいと悟り、草庵を結んだのが金戒光明寺の始まりとされます。御影堂前の石段下まで戻ってきました。

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「山門」は江戸時代の万延元年(1860)に完成、楼上内に釈迦三尊像と十六羅鑑像が安置され、正面に後小松天皇宸翰「浄土真宗最初門」の勅額。天井に蟠龍図があります。

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コメント

夕暮れの紅葉は、西日が混じって、
またいいものですね。
紅葉は、時期や時間によっていろんな趣があっていいですよね。
寒くなってきたころの夕暮れの紅葉は、結構好きです。

投稿: munixyu | 2020年12月 4日 (金) 15:18

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