北野天満宮の撫で牛 新年おめでとうございます
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新年おめでとうございます。元旦は今年の干支にちなんで北野天満宮のいろいろな撫で牛を紹介します。一の鳥居から楼門に至る参道の途中に菅原道真の母を祀る摂社「伴社」があり、その向かいにある子連れの撫で牛。
撫で牛の信仰は江戸時代に始まり、横たわった牛「臥牛(がぎゅう)」を撫でると諸病平癒のご利益があるとされてきました。(楼門の近くにある大きな目と角の撫で牛。)
北野天満宮では牛が神(菅原道真)の使いで、それを撫でると病気平癒に加え、学問成就の願いがかなうとされています。楼門をくぐった右手にある「花手水」にも撫で牛が鎮座しています。
手水舎の左にある赤目の撫で牛。道真のお伴をしていた牛が、まばたきもせずに一心に道真を待つあまり目が充血してしまったといういい伝えがあります。参拝者の願いを夜通し聴いてくれるので充血しているともいわれています。
楼門をくぐったあと、参道は左にずれて三光門に至ります。その両脇には道真にゆかりのある4つの摂社があります。
三光門の近くに、真っ黒な御影石の可愛い撫で牛がいます。
その向かいには大理石の撫で牛がいます。
本殿の北西の隅に絵馬所があり、合格祈願の絵馬がつるされています。鳥居の先に撫で牛がいる牛舎があり、淳和2年(1802)の900年祭絵図にも載っているそうです。
牛舎の北側に注連縄で囲まれた大きな亀石があり、牛の石像が陽石、亀石は陰石とされます。陰陽石の両方をお参りしてご神徳をいただく風習があり、古代信仰の名残りともいわれています。
その後数年前まで、牛舎・絵馬所は境内の南西に移されていましたが、亀石はこの場所にとどまっていました。この撫で牛は北野天満宮で最も古く、一願成就の特別なご利益があるとして受験生に人気だそうです。
先の見通しが不安な年の初めですが、はやく平穏な日常が戻ってくることを願っています。
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コメント
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
撫で牛は、結構日本中にありますよね。
よく撫でるところが、つるつるになっていますよね。
今年は丑年なので、ご利益も大きいかもしれません。
ゴム手袋でなら撫でれるかもしれませんね。
投稿: munixyu | 2021年1月 1日 (金) 13:45
★munixyuさん こんばんは♪
明けましておめでとうございます。いつも優しくて勉強になるコメントありがとうございます。撫で牛は抗菌処理をしてあって、消毒薬も置いてあるのですが、やはり素手で触るのは気が引けますね。今年もよろしくお願いします。
投稿: りせ | 2021年1月 1日 (金) 22:55