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2020年12月 6日 (日)

嵐山羅漢から天龍寺境内へ 2020秋

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事の宝厳院を出て、天龍寺に向かいました。写真は少し戻って前の道の南にある「嵯峨嵐山文華館」(上)と「京都嵐山ご清遊の宿らんざん」(下)。一昨日の記事の「明治天皇行在所山中邸跡」の石碑について。

明治10年(1877)明治天皇は関西行幸で、この地に住んでいた山中献(まつる、1822~1885)を訪問しました。山中は文政5年(1822)三河国に生まれた幕末・維新期の志士・文人です。

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京都で尊王攘夷運動に加わり明治維新後は岩倉具視に仕え様々な要職を経て職を辞し京都嵐山に住み、文人・墨客と共に文芸三昧の悠々自適の半生を送りました。石碑は大堰川に面した玄関にあります。

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左は宝厳院、右に昨日も紹介した嵐山羅漢があります。

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「嵐山羅漢」 ここに羅漢像が置かれたのは古いことではなく、宝厳院の呼び掛けで、阪神淡路大震災(1995年)の犠牲者を供養するため、全国の人々が石仏を寄進したの始まりです。

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現在では、先祖供養、嵐山の守護、企業繁栄祈願などのために、羅漢像を奉納することができます。石柱の上に載っているのは、 神獣やインドの神で、企業の奉納です。下はトロッコ電車の嵯峨野観光鉄道の寄進。

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この一画は「嵐山羅漢の杜」というそうで、中心の一番高い場所に「宝厳塔」が建っています。

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このような羅漢像は「五百羅漢」と呼ばれますが、宝厳院の境内を含めてまだ百数十体だと思われます。宝厳院の寺務所で常時奉納の申込を受け付けているそうです。

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羅漢像の南端の脇道沿いにも石像が並んでいます。この石像は文官石という朝鮮半島の墓の守り神で、戦前の日本では骨董品としてコレクションされていたそうです。

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羅漢の杜の裏、文官石の横にある「湯豆腐 嵯峨野」の御主人のコレクションのようです。この建物は、村野藤吾設計の道頓堀の旅館・富田屋の建物を昭和36年(1961)に移築したものです。

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全10品のお料理で、冬は「湯豆腐」、夏は「湯豆腐」「からし豆腐」「三輪の冷やしそうめん」から選べます。6月には新型コロナウイルスのため休業中でしたが、営業を再開していました。

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湯豆腐・嵯峨野の北塀にそって石庭と「魚雷観音」があります。この庭園には人間魚雷「回天(かいてん)十型」が置かれていました。回天は、太平洋戦争末期に海軍が開発した特攻兵器です。

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脱出装置はなく出撃すれば攻撃の成否にかかわらず乗員の命はありません。しかし、期待した戦果は挙げられず、終戦までに87名の乗員の命が失われました。右の石標に写真があります。

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ここにあったのは、昭和40年頃ホノルル空港入口の中古自動車屋に展示されていたもので、数人の手を経て、嵯峨野のご主人が手に入れてこの庭に展示していました。

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そして、2005年に開館した「大和ミュージアム」(呉市海事歴史科学館)に寄贈されました。乗組員の遺書とともに唯一現存する人間魚雷として展示、戦争の悲惨さを示す資料となっているそうです。

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「中川宮屋敷跡」の石標、幕末から明治にかけての皇族・中川宮朝彦親王(1824-1891)は安政5年幕府の条約調印に反対してこの地で謹慎、明治5年に謹慎を解かれて東京に移住を命じられるも従わず明治政府の中枢には入りませんでした。

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「G’s gallery」 日本のクラフトやアート作品を、季節のしつらいと共にお届けしています。HPに商品の綺麗な写真があり、メールを送ると詳細な情報をお知らせするそうです。

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同じ通りの隣には「パンとエスプレッソと嵐山庭園」、東京や大阪などに13店舗を構える[パンとエスプレッソと]の京都1号店です。手前はベーカリーの「パンと」です。

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「旧小林家住宅」が改装され、カフェ「エスプレッソと」になっています。建物は江戸時代後期(1809年)に船井郡園部町(現南丹市)に建てられた小林家住宅を昭和54年にここに移築したもので、京都府指定文化財。

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「エスプレッソと」の入口。ランチセット(松・竹・梅)が人気で、「パンと」で焼き上げたパン5種とキッシュやカヌレ、生ハムに季節のフルーツサンドなどを盛り込んだブランティーセット「松」はボリューム満点だとか。

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宝厳院の前の道に戻り、その向かいに「歌碑」や「句碑」が並んでいます。

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もう少し歩くと、天龍寺の境内が見えてきます。

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「友雲庵」 ここでは、毎月第2日曜日に午前9時から坐禅会と午前10時から禅の講義である提唱が行なわれ、一般に開放され予約不要、無料で体験することができます。

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天龍寺の境内に入り、東端にある「勅使門」、その手前に蓮池があります。

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総門からの参道、脇には塔頭が並んでいます。ここから天龍寺に入ります。

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コメント

「嵐山羅漢」 
寺院と言うのは、今でも
供養のために石仏が集まったりするのですね。
凄いことだと思います。
運び込むのも大変だったでしょうね。

投稿: munixyu | 2020年12月 6日 (日) 14:14

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