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2020年10月15日 (木)

延暦寺 浄土院から椿堂へ

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事の最後の奥比叡ドライブウェイにかかる陸橋を渡ると延暦寺の境内(西塔)です。西塔は根本中道がある東塔から北へ1kmほどのところにあり、平安時代の825年頃から第2世天台座主・寂光大師円澄によって開かれた地域です。

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陸橋の正面の高台に「山王院」があります。第5世天台座主・智證大師円珍の住房だったと伝えられ、堂内には比叡山で最古の千手観音像が祀られ、別名を千手院ともよばれています。

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比叡山で修行をしていた弁慶が近くで湧き出る弁慶水を汲んで千日間このお堂に参籠したそうです。

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山王院の北の長い坂を下りていきます。石段の一段が高くて歩きにくかったのですが、中央がスロープに変わって楽になりました。途中で浄土院のお坊さんが掃除をしています。

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石段の下に浄土院が見えてきました(TOPの写真は山門)。

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「浄土院」 浄土院は、平安時代の弘仁13年(822)56歳で亡くなった伝教大師・最澄の遺骸を、慈覚大師・円仁が仁寿4年(854)ここに移して安置した場所です。(参拝者は山門の左にある木戸から入ります。)

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円仁は開山の最澄に長年師事してその最期をみとり、後に第3世天台座主となりました。立派な噴水(水盤)があります。

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浄土院は東塔と西塔の境界に位置し(所属は東塔)、比叡山で最も清浄な聖域とされています。また、比叡山で一番雪が積もるところだそうです。「庫裡」

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山門の正面にあるのは「拝殿」です。何も案内がないのでここから引き返す方がいますが、拝殿の裏に最澄の御廟があります。

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円仁は中国五合山竹林院を模してこの廟所を建立して大師の御遺骸を祀りました。以来ご廟を守る僧侶を侍眞といい、一生山を降りない覚悟で昼夜を分かたず霊前の給仕をしています。

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現在は十二年籠山の僧が毎日、厳しい戒律のもとに心身を清浄にして、生身の大師に仕えるごとくに奉仕しているそうです。

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「伝教大師御廟」 以前ここに来て4年目という若い僧の方にお会いしました。

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おだやかな方で、掃き清めた白砂の上を参拝客が横切っていたのに、注意もせずによくあることですとおっしゃっていました。御廟には新しい花が供えてあります。

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後で調べると、午前3時半起床から夜9時就寝まで、様々な作法(修行)が細かく決められ、それを毎日12年間続けるのだそうです。(常香盤、常に香りを放っています。)

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先ほど石段の掃除をしていたのがその方で、まだ数年ここで籠山していると思います。浄土院を出て山道を北に歩きます。途中には全国の教区から寄進された灯籠が並んでいます。

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斜面の上は奥比叡ドライブウェイです。

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しばらくすると西塔地区の拝観受付があり、各地区共通の拝観券を購入しました。

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草野天平の詩碑「辨慶の飛び六法」

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ここで少し戻り下の脇道を歩きます。鐘楼の左上に拝見受付の小屋が見えます。

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「椿堂」十一面観音を安置していて、今でも坐禅道場として使われているそうです。飛鳥時代に聖徳太子が比叡山に登ったとき、常に護持していた観音像を祀ったともいいます。

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聖徳太子が杖として使っていた椿の枝を地面に挿したところ芽が出て、椿堂と呼ばれるようになったともいいます。今も周囲に椿の木が植えられています。

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このお堂も案内がないので見逃してしまいそうです。

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コメント

階段のスロープ化。
バリアフリーは、これからの課題になっていくでしょうね。
それにしても、十二年籠山とはまた凄い修行ですね。
僕なら、途中で逃げ出してしまいそうです。

投稿: munixyu | 2020年10月15日 (木) 15:37

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