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2020年10月29日 (木)

太子道を歩く 葛野大路から西小路へ

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

一昨日の記事で広隆寺方面から太子道を歩いて葛野大路通まできました。このあたりで太子道は新二条通を越えてその北を東に向かいます。交差点から少し西にある「後宇多天皇髪塔」に立ち寄ることにしました。

上の写真は新二条通から見た「右京ふれあい文化会館」、周辺が公園になっています。

「後宇多天皇」(1267-1324)は、亀山天皇の第二皇子として誕生、母は左大臣洞院実雄の娘(京極院)。祖父・後嵯峨上皇の意志により、生後8か月で立太子、亀山天皇譲位を受けて8歳で皇位に就きました。脇道に入ります。

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自らも20歳のときに譲位して院政をしきます。両統迭立(てつりつ)の時代の大覚寺統でしたが、対立する持明院統の花園天皇からも「末代の英主」と称えら、中世最高の賢帝の一人といわれています。白い塀で囲まれたお堂が目的地です。

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第一次院政期に訴訟制度改革に取り組み大きな業績を残し、書道では宸翰様の名手で『後宇多天皇宸翰御手印遺告』など数点の書作品が国宝に、和歌では二条派の有力歌人の一人で二つの勅撰和歌集を編纂しました。

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晩年は真言宗の修行に傾倒、花園天皇が「晩節を汚した」と批判するも、子の後醍醐に親政をさせて威信と経験を積ませるためだったという説もあります。離宮柳殿の跡地を寄進して龍翔寺を創建、寺はのち大徳寺内に移転して「髪塔」がこの地に残されました。

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後宇多天皇の政治改革は、鎌倉幕府を倒した後醍醐天皇の建武政権を通して室町幕府の政策に影響を与えました。新二条通を葛野大路交差点方向に戻ります。

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一昨日の記事でも紹介しましたが、新二条通を越えて北上する区間の太子道(旧二条通)は地図によって場所が異なります。近くの方にたずねても確かではなく、とりあえず交差点より西の道を北上することにしました。

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上の写真の突き当りは「(安井)念仏寺」の木戸で、山門はその左にあります。山号は法霊山、浄土宗西山禅林寺派で、平安時代の皇女・殷富(いんぷ)門院享子内親王の安井御所の念仏堂が始まりです。ここから東に歩きます。

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日本ナザレン教団の「花園教会」、子供たちのために無料の「花園水族館」を経営しています。コロナ対策で、検温、アルコール消毒、マスク着用が必要で、入場整理券を発行しています。

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「プリジェール北御所」 t2012年築、2階建て、1K6戸のマンションです。このあたりは太秦安井北御所町で、御所とは安井御所のことではないかと思います。

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「ウエムラ理容店」 実は上のGooleMapではここから太子道(旧二条通)が東に向きを変えます。

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こちらは新二条通からみたGoogleMapによる太子道で、突き当り右に上の理髪店があります。

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理髪店から東に「民謡教室」の看板があり、古歌、民謡、小唄、謡曲などの文字が読めます。

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「田中双龍堂」 京堆朱、特製漆器、美術工芸品などの製造販売。堆朱(ついしゅ)は、素地の表面に漆を塗り重ね、文様をレリーフ状に表す彫漆のなかで、表面が朱のものだそうです。

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太子道が北上するあたりで迷いましたが、このあたりから先はほぼ東西で迷うことはないと思います。ここには日用品のお店が多いようです。

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太子道はここから少し北にずれますが、間違うことはありません。

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右は「ファッションライフ とざわ」、その向うに「とざわ呉服店」、左に「とざわ布団店」があり、「とざわ」は大きなお店のようです。

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「招福亭支店」 看板には手打ち茶そば、丼物一式と書いてあります。

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「APコレクション」 アクセサリーの会社のようですが詳しくは分かりません。

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「昭和電機(株)」木辻通の北東の角にある大きな電気屋さんです。「木辻通」は妙心寺道から南の新二条通までの南北の道で、かっては平安京の木辻大路でした。

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「蒲鉾(かまぼこ)はま」 昭和22年(1947)かまぼこ専門店として創業、魚や野菜など厳選した素材にこだわり、加工も低温で練り上げる昔ながらの京かまぼこの製法を継承しています。

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「御菓子司 永壽屋」 「豆餅」は出町のふたばと違い粒あん、「てらみす」は餅の中に白餡とマスカルポーネチーズが入っていて、なめらかで美味しいそうです。

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「吉川写真館」 写真館だけあってきれいな外観です。飾ってある記念写真のなかで、左に天井に雲龍図があるお堂(法堂?)でのお坊さんの写真があり、どこのお寺か気になりました。

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「エレファント花園」 2016年築、5階建て、全34戸のマンションで、ガスコンロ2口のシステムキッチン 、給湯設置済だそうです。

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「JUST Fifty」 飲食店という以外の情報はありませんが、外観は喫茶店のようです。

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「西小路通」まで来ました。この通りは、北は妙心寺道から南は七条通までと、八条通から久世橋通まで通っています。

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コメント

8歳で皇位になるとか、
昔の天皇家ではよくある事ですが、
子どものころから天皇って、凄いことですよね。
大変なような気がします。

投稿: munixyu | 2020年10月29日 (木) 15:28

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