本願寺唐門(国宝) 華麗な装飾と創建の謎
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
今日は西本願寺の唐門とその創建の謎について紹介します。七条通から龍谷大学大宮キャンパスの前を通ります。
突き当りの北小路通は西本願寺の南の塀で、その東の方に唐門があります。
屋根は檜皮葺き、側面は入母屋造で、菊や桐の御紋とともに、鶴の彫刻が取り付けられています。
唐門は書院(対面所)の正門で、前後に4本の控え柱をもつ四脚門、正背面は唐破風造、側面の入母屋造と合せて「向い唐門」といわれます。
総黒漆塗りで、柱や扉、破風には極彩色に彩られた彫刻や複雑で優雅な鍍金金具が取り付けられ、、別名を「日暮門」と呼ばれます。下の扉には唐獅子。
寺伝によると、元和元年(1617)に西本願寺が火災で御影堂などの伽藍が焼失した際、残った御影堂門を現在地に移築したのがこの唐門とされています。頭貫(かしらぬき)の先端(木鼻)は獅子のようです。
しかし、その御影堂門の創建について記録は残っていないそうです。頭貫は前後の柱を(穴をくり貫いて)繋ぐ部材で、木鼻には獏(ばく)がよく用いられますが、こちらも獅子鼻のようです。
金具の各所には桐と菊の紋が打たれ、寺院の門としては華麗すぎることから、聚楽第か伏見城の遺構、あるいは元和2年以降に破壊が進んだ豊国神社から移築されたものともいわれますが、確証はないそうです。
ただし、様式は天正銘が発見された大徳寺唐門に比べて明らかに後の時代に属すると考えられ、その創建は慶長期以降と推定されることから、聚楽第の遺構とは考えにくいそうです。前の化粧梁の上には麒麟、その上には海の神獣。
豪華な装飾は後に補われたもので、現在の姿になったのは書院が改造された寛永10年(1633)頃と見られています。昭和53年(1978)2年がかりで色彩などが修復、一昨年にも修復工事が行われました。奥の化粧梁の上には孔雀。
前後の柱の間には中国の許由(きょゆう)と巣父(そうほ)の故事を表す透かし彫りがあります。どちらも中国古代の伝説の隠者で、高潔で清廉の人だといわれていました。
許由の噂を聞いた時の堯帝から帝位を譲ろうとされましたが、「穢れわしいことを聞かされた」と、川の流れで自分の耳を清めて隠棲したといいます。下は見やすく修正したもので、おそらくその場面だと思われます。
許由の話を聞いていた巣父も同じく帝位の話しを断りました。巣父は牛を引いて許由が隠棲する地に来ましたが「牛に穢れた水を許由に飲ませるわけにはいかぬ」と、立ち去ったといいます。
牛は見えませんが、馬に乗って通りかかった巣父の場面のようです。狩野永徳や曽我蕭白なども、同じ題材を水墨画を描いているそうです。
右側面の頭貫の上には虎の彫刻、外の道からは見にくい場所にあります。
左側面には豹の彫刻、虎を見たことがない当時の人は豹が虎のメスだと思っていたそうです。
本願寺唐門は昭和23年(1953)国宝に指定されました。同じく国宝の唐門は、大徳寺本坊と豊国神社を含めた三棟しかなく、桃山様式の国宝三唐門として知られています。
なお、大徳寺方丈は今年の秋以降10年の修復工事に入り、その前の9月5日(土)~27日(日)に完全予約制(6日前までに予約)で唐門を含む特別拝観が行われます。
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コメント
こういう漆塗りの建物は、
保存、修復が大変でしょうね。
修復する人も、次々と代が変わっていくとは思いますが、
技術の継承なども難しいことでしょうが、
少しでも長く、よい状態が保たれるといいですね。
投稿: munixyu | 2020年9月 9日 (水) 14:52
NHKのフォームに
今日も送信させていただきました。
宜しければお読みください。
・・・・・・・
お世話になります。
よろしければ以下より良いものを
ご放送いただければ幸いです。
Tou17のブログ
http://blog.livedoor.jp/tou17/archives/1067569782.html
Tou18のブログ
http://blog.livedoor.jp/limoml/archives/1067405594.html
幾度もお頼みして
本当に申し訳ありません。
何卒宜しくお願い致します。
(フォーム素無視による格差社会拡大の責任はどうされるおつもりですか?)
( 一向専念を説かれている
阿弥陀仏より人間の判断が上ということ
ですか?
投稿: tokumei | 2020年9月10日 (木) 02:48