« 清水坂・その3 清水寺門前へ | トップページ | 歌の中山・清閑寺 2020年夏 »

2020年8月 7日 (金)

清水寺 音羽の滝から子安塔へ

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

Jod_8762a
※写真は全てクリックで拡大します。

清水寺は5月末に拝観したばかりなので、仁王門の方には行かず直接音羽の滝を目指します。その前に、左(北)にあるお堂へ。

Jod_8747a

「善光寺堂」は洛陽三十三所観音霊場第十番札所で、本尊の地蔵菩薩立像、鎌倉時代末期作の如意輪観音坐像、阿弥陀如来三尊像を祀っています。

Jod_8757a

お堂の右手前にある「首ふり地蔵」は首が動かせ、自分が恋い想う人の住む方向に首を向けて祈願すると想いが叶うといわれます。この日は扉が閉まっていました。

Jod_8755a

境内の下の道に向かいます。右は茶わん坂からの上り口。

Jod_8770a

向うに「延命院」が見えてきました。天下人となった豊臣秀吉は清水寺に130石の寺領を安堵し、徳川幕府になってもこの寺領が継承されました。近世の清水寺は「三職六坊」と呼ばれる組織によって維持運営されていました。

Jod_8775a

「三職」とは寺主に当たる「執行」、副寺主に当たる「目代」、寺の維持管理や門前町の支配などを担当する「本願」を指し、執行職は宝性院、目代職は慈心院、本願職は成就院がそれぞれ務めました。下は「延命院」。

Jod_8782a

「六坊」はこれに次ぐ寺格を有するもので、義乗院、延命院、真乗院、智文院、光乗院、円養院の6か院でした。しかし現在ではこの延命院が残るだけになりました。延命院の池。

Jod_8790a

暑い日だったので谷を通る「音羽路」を歩こうと思ったのですが、通行止めになっていました。

Jod_8794a

「三重塔」と右は「忠僕茶屋」。

Jod_8799a

「六坊」はいずれも境内の南に位置していたそうで、伽藍がある高台から南へ降りる石段には「延命坂」と刻まれています。

Jod_8800a

一方の「三職」では、宝性院は仁王門の北方に現存しています。舞台の下の斜面には石仏が点在、舞台から飛び降りて亡くなった人の供養と考えるとちょっと複雑ですが、そうとも限りません。

Jod_8807a

慈心院は本堂のみが随求堂(ずいぐどう)として残っています。向うにもう一つの「舌切茶屋」が見えます。

Jod_8809a

成就院は近代の中興の祖である大西良慶が住坊とした場所で、境内北側に位置して現在は清水寺本坊となっています。

Jod_8828a

舞台の下には櫓(やぐら)が組まれています。

Jod_8838a

音羽の滝の前にある「滝の堂」、お札やお守り、おみくじとともに、滝の水「音羽霊水」もあります。

Jod_8843a

滝の上の祠は「不動堂」で倶利伽羅竜王(くりからりゅうおう)が祀られています。不動明王が龍神に変化したものだそうです。

Jod_8846a

滝の横の茶屋は営業していました。

Jod_8849a

途中で音羽路が合流します。谷底に下りる急な坂なので、通行止めでないときも危険だと注意書きがあります。

Jod_8852a

「乾山記念碑」 尾形乾山(1663-1743)は鳴滝窯を開いた江戸時代の陶工で、尾形光琳の実弟の絵師でもありました。揮毫は建仁寺派管長・竹田黙雷。大正9年(1920)当時の清水寺貫主・大西良慶の発案で洛陶会が建立しました。

Jod_8858a

「仁清記念碑」 野々村仁清(にんせい、生没年不明)は、江戸時代前期の陶工で京焼色絵陶器を完成したといわれます。大正3年(1914)大西良慶の発案により洛陶会が建立、揮毫は真言宗御室派管長・土宜法龍。

Jod_8863a

子安塔への坂道、看板には「通り抜け出来ませんが、本堂(舞台)を含め諸堂が一望出来ます。」と書いてあります。絶景があることに気付かずに通り過ぎる参拝者が多いようです。 

Jod_8872a

「子安塔」(重文)は聖武天皇・光明皇后の祈願所と伝えられていますが詳しい創建年代は不明。現在の建物は1500年に建立、檜皮葺の三重塔の内部には、子安観音(千手観音)を祀ります。その名の通り安産の信仰を集めてきました。

Jod_8896a

子安塔に安産や子の成長を祈願する参拝者が絶えなかったことから、清水寺への参道は、安産を意味する「産寧坂」と呼ばれるようになったといわれます。「泰産寺」は子安塔を守護する塔頭で「泰産」は安産の意味で、洛陽三十三所観音霊所札所。

Jod_8892a

坂道の途中から錦雲渓越しに本堂(舞台)から三重塔までを見渡せます。

Jod_8880a

お帰りの前に、ブログランキングの応援のクリック↓をよろしくお願いします。

★こちらを是非よろしく→   ブログ村→にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
-------------------------------------------------------------------

Jod_8883a

|

« 清水坂・その3 清水寺門前へ | トップページ | 歌の中山・清閑寺 2020年夏 »

コメント

滝への道は、通行止めでしたか。
茶店は、営業してるのに不思議ですね。
それだけ滝は人気スポットだということなのでしょうね。

投稿: munixyu | 2020年8月 7日 (金) 16:06

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 清水坂・その3 清水寺門前へ | トップページ | 歌の中山・清閑寺 2020年夏 »