« 大石神社と赤穂事件 | トップページ | 山科神社 宇多天皇と宮道氏 »

2020年7月 3日 (金)

平野神社 拝殿再建中

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

Jod_3251a
※写真は全てクリックで拡大します。

金閣寺や龍安寺を訪れた帰りに平野神社に寄ってきました。西大路通に面する鳥居から入ります。下の参道は桜の頃には屋台が並びます。

Jod_3259a

一昨年(2018)の台風21号によって数十本の桜などの樹木が倒れ、あちこちに切り株が残っています。また、拝殿は8本の柱がすべて折れて倒壊してしまい、その復興状態が気になっていました。

Jod_3260a

「平野神社」は、平安遷都の年(794年)、桓武天皇の命により大和国平城京の田村後宮に祀られていた三神(今木神、久度神、古開神)をこの地に遷したのが始まりです。「東福門」は江戸時代前期の慶安3年(1650)に東福門院が寄進したものです。

Jod_3267a

門をくぐった正面に東福門院の建立した「拝殿」があったのですが、今年の初めまでは倒壊した建物は撤去されて平らな敷地だけになっていました。この時には、素屋根が建てられ、中に拝殿の骨組みが見えていました。

Jod_3271a

横にある大クスノキは無事で、根本には磁鉄鉱の「すえひろがね」があります。

Jod_3276a

拝殿の横に、小さな「仮拝殿」が建てられています。

Jod_3277a

現在の社殿は江戸時代初めの寛永年間(1624-44)の造営で、平野造とよばれる本殿は重要文化財です。手前は本殿拝所で、奥にある本殿は台風によって檜皮葺屋根が損傷しました。

Jod_3283a

現在の社殿は江戸時代初めの寛永年間(1624-44)の造営で、平野造とよばれる本殿は重要文化財です。手前は本殿拝所で、奥にある本殿は台風によって檜皮葺屋根が損傷しました。

Jod_3288a

拝殿の復旧工事(2021年までを予定)には1億2千万円の経費が必要とされ、そのうち、義援金として8千万円を目標としていました。神社のHPには集まった義援金の総額が載っています。

Jod_3291a

今年の6月1日で義援金は64,370,280円だそうです。まだ目標に達しておらず、引き続き義援金を募集しています。口座振込・現金書留・インターネット寄付サイト、または当神社受付や募金箱に納入します。

Jod_3317a

その他に、「提灯奉納」や「拝殿檜皮奉納」も募っています。募金をされた方は、毎月1日に行われる月次祭で感謝の報告と健康長寿・家内安全・商売繁盛などの祈願をしていただけるそうです。

Jod_3332a

ちなみに、拝殿は京都府の有形文化財で修理等には補助金制度があります。教育長が認める「補助対象経費」の2分の1以内が補助されますが、上限が1千万円だそうです。「東鳥居」

Jod_3363a

京都府の財政も厳しく、先の台風では多くの文化財が被害が受けたので、補助金は期待できないのかも知れません。下は社務所の屋根が合わさった「懸魚(げぎょ)」の部分。

Jod_3352a

ところで、平野神社の建物には珍しい釘隠しがあります。ハート型の透かしは猪目(いのめ)と呼ばれる日本古来の文様です。猪は魔除け、福を呼ぶ、火事から護る、火伏せの神の使いなどといわれます。(玄関の柱)

Jod_3354a

寺院では釈迦が悟りを開いた菩提樹の葉の形として、悟りの象徴ともなっています。平野神社の釘隠しは、中央に菊の御紋(菊花紋)、それを取り囲むように猪目と神紋の桜があしらわれています。

Jod_3355a

菊花紋、猪目、桜がセットになった装飾具は、日本あるいは世界を探しても平野神社しか見られないそうで、見つけてスマホの待ち受け画面にすると何かいいことが起こるかも(手水舎の木製の釘隠し)。

Jod_3366a

新型コロナウイルスについて、平野神社では祈祷は1組ずつ、祭礼は神社関係者だけで行うなどの方策をしています。参拝者にはマスクの着用やソーシャルディスタンスを守るなどの協力をお願いしています。

Jod_3380a

Jod_3407a

お帰りの前に、ブログランキングの応援のクリック↓をよろしくお願いします。

★こちらを是非よろしく→   ブログ村→にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
-------------------------------------------------------------------

Jod_3374a

|

« 大石神社と赤穂事件 | トップページ | 山科神社 宇多天皇と宮道氏 »

コメント

一昨年(2018)の台風21号の影響は、
いまだに残っているのですね。
今年は、とにかく大きな台風には来ないで欲しいものです。
コロナで、それどころではないですよね。

投稿: munixyu | 2020年7月 3日 (金) 19:32

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 大石神社と赤穂事件 | トップページ | 山科神社 宇多天皇と宮道氏 »