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2020年7月14日 (火)

糺の森 摂末社たち

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

下鴨神社を出て、糺の森に来ました。馬場にはほとんど人がいませんが(上)、遊んでいる子供たちもマスクをしています。今まで馬場の横に建造された二つの摂末社を紹介しました。

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「賀茂斎院御歴代 斎王神霊社(いつきのみやのみたまのおやしろ)」 賀茂斎院は、平安時代から鎌倉時代にかけて賀茂社(下鴨・上賀茂神社)に奉仕した皇女(斎王)の御所のことで、その斎王の神霊を祀る末社です。

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斎王は弘仁元年(810)から約四百年間、35代にわたって引き継がれました。賀茂神社では祭祀として賀茂祭(現在の葵祭)を行い、斎王が祭を主宰しました。

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斎王が廃絶した後も葵祭は継続されたましたが、室町、江戸、戦後と三度が断絶し、昭和31年(1956)の葵祭以降、祭の主役として一般市民から選ばれた未婚の女性を「斎王代」として祭を開催するようになりました。

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この社は賀茂斎院にありましたが、応仁の乱の兵火で焼亡、その後この地に再建されるも新殿造営のために撤去されたままになっていました。今回の式年遷宮事業の一環として建造されました。横に手水鉢のような大きな石があります。

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旧制第三高等学校(現・京都大学)の学生が慶応義塾(現・慶応義塾大学)の学生にラグビーを習い、初めてラグビーボールが蹴られた場所です。石碑は昭和44年(1969)に京都大学ラグビー部OBたちによって建立されました。

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「雑太(さわた)社」は元は鴨社神舘御所内の雑太(さわた)という地に、御所の鎮祭社として鴨社の祭神の子孫「太田命」を祀っていました。応仁の乱により鴨社神舘御所が焼亡、このあたりの鴨社神宮寺域へ遷りました。

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社殿の腐朽から戦後まもなく解体を余儀なくされ、本殿横の摂社三井神社に合祀されていましたが、こちらも今回再建されました。後で起こった出来事ですが、賽銭箱、掛け鈴、絵馬はサッカーボールにちなんでいます。

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初めて見る摂社「二十二所社」  下鴨神社の本宮の祭神・賀茂建角身命の氏始祖・神皇産霊尊・天神魂命から始まり、賀茂建角身命の子・玉依彦命、その子孫の鴨氏の祖先の神々を祭祀してきた社です。 

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昭和34年(1959)の式年遷宮に社殿を造替するため、撤去したものの用材不足で新殿の完成をみず御神霊は、摂社・三井神社中社へ移されていました。

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こちらも今回の式年遷宮の事業で再建されました。狛犬は実際には小さくて可愛いものでした。

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昨年の暮れには覆いが被されていて、河崎社と思っていたら違っていました。

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隣に末社「河崎社(こうさきのやしろ)」が建造されていました。かっての下鴨神社の社領・下粟田郷河崎里(現在の京都大学から田中神社一帯)に鎮座、応仁の乱以降の兵火によって失われてしまいました。

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先日紹介した田中の構といわれる遺構は、里の住民が民家と河崎社を兵火から守るために築いたといわれています。応仁の乱で焼失、神宮寺跡に移されましたが、大正10年(1921)下鴨本通が開通するため斎王神霊社へ合祀されました。

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今回の式年遷宮事業で斎王神霊社が再興され、こちらも新たに再建され分祀されました。裏(西)はかって神宮寺の池跡です。

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4つの摂末社がある場所のパノラマ写真ですが、河崎社は十二所社に隠れて見えません。

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このあたりからなら全ての摂末社が見えます。

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馬場の南端には、もう一つの摂社「河合神社」があります。

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コメント

応仁の乱というのは、
本当にありとあらゆるものを焼き尽くしてしまったのですね。
応仁の乱で逆に燃えずに残った建物の方が、凄いのかもしれません。
燃える前の、応仁の乱以前の京都というのを見てみたいものですよね。

投稿: munixyu | 2020年7月14日 (火) 17:43

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