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2020年6月30日 (火)

山科 福王寺と極楽寺

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

一昨日の記事の花山稲荷神社から西に下ります。下りは左の道で右の石段は通れません。ここから南西にあるいくつかの寺社に向かいます。

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「大石道(大石街道)」 この南北の通りの名は大石蔵之介(良雄)が由来で、潜伏先から祇園に出かけるときに通ったとされています。 

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しばらく南に歩くと、この散策の初めに通ってきた新十条通に出会います。交差点を西(右)に曲がると、

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東山を通る「稲荷山トンネル」 2007年に開通した、山科区、東山区、伏見区にまたがる全長2537m、片側2車線のトンネルで、2019年からトンネルを含む山科-鴨川東の区間が無料開放されました。

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トンネルの手前の南北の通りは「新大石道」で、交差点の左(南)に「西野山公会堂」があります。大石蔵之介が潜んでいたのは西野山とよばれるこのあたりで、いくつかの旧跡が残っています。

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公民館の横に山に向かう坂道があり、途中の左手に寺があります。

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「福王寺」 浄土宗の寺院で、大石蔵之介が隠棲していたとされる候補地の一つです。

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創建の年代や経緯に関しては不明ですが、後で訪れる極楽寺の末寺だったようです。江戸時代中期の1701-1702年、内蔵助は当寺に隠棲したと伝わっています。

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山門の右が本堂で、本尊の地蔵菩薩は蔵之介の念持仏だったそうです。

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江戸時代後期の1822年、浅草の観音寺で当寺が保管していた蔵之介の遺品など19点が開帳されあました。目録には脇差・硯石等内蔵助遺品、義士の手紙15通等が記載されています。(庭には石仏が安置されています。)

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現在でも、蔵之介が当地に潜んでいたことを示す、直筆の書籍や着物なども残っています。当寺は蔵之介の密会場所ともいわれ、かっては隠し扉ながあり、忍者屋敷の様だったそうです。

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第2次大戦の戦災により本堂が焼失、戦後再建されました。(手水鉢の横にカエルを発見!)

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坂道の突き当りに「極楽寺」があり、こちらも浄土宗の寺院です。

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室町時代前期の1416-1419年頃に創建され、開基は心誉秀残、開度は眼阿練透といわれています。

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大石蔵之介が西野山に隠棲したとき当時の檀家となり、主君・浅野内匠頭の位牌を納めました。また、義兄・進藤源四郎と共に寺を修復し、主君の永代供養のため菜地を寄進したといわれます。

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本堂には阿弥陀如来を祀り、山号「蔡華山(さいかさん)」の扁額がかかっています。かっては地名の地名の「西花山」に由来する「西華山(にしかさん)」だったそうですが、改称の経緯は不明です。

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寺には内蔵助の遺品という防具の鎖帷子(くさりかたびら)、硯箱、赤穂義士の遺品などが残されているそうです。(珍しい形の手水鉢がありました。)

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右の「頌徳(しょうとく)碑」は古い物ではなく、近年の住職の功績をたたえるものです。境内の南は墓地になっていて、TOPの写真の観音菩薩像が塀のそばに立っています。

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江戸時代後期の1807年夏、火災のため仏堂・庫裡・什器・宝物などすべて焼失、わずかに仏像や位牌等が残っただけでした。(隅には六地蔵とともに石仏が祀られています。)

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そのため福王寺を本寺に代え、6年後に仮堂を再建して仏像等を戻しました。この後、大石蔵之介ゆかりの神社に向かいました。

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コメント

こんなところに大石蔵之介が住んでいたのですね。
いろんな証拠からして、ほぼ確実でしょう。
隠し扉があり、忍者屋敷の様だということ。
どんな屋敷だったのか気になりますよね。

投稿: munixyu | 2020年6月30日 (火) 16:14

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