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2020年6月20日 (土)

法然院 緑の境内とモリアオガエル

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事で哲学の道を歩いてきて、洗心橋を渡って一筋山沿いの道に来ました。下はT字路の角にある京湯どうふ「喜さ起」、当面の間は土用のみで、平日は予約に限って営業しているそうです。

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山沿いの通りを東に向かって歩きます。右は谷崎潤一郎邸跡に建っている「心猿庵」。東京高田馬場にある茶道会館(裏千家)の茶室で、現館長の北見宗峰氏が2005年に建造しました。

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茶室は国宝如庵の写しですが、随所に北見氏の数奇者としてのこだわりがあるといわれています。ちなみに、「心猿」とは、心の欲の制し難いことを、猿がわめき騒ぐのに例えたことばだそうです。

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「テラス哲学の道」 売りに出ることはまずない希少物件(マンション)だそうです。現在この地区でマンションを建設することはできず、隣接する建物はなく、きれいな庭と市内の眺望に恵まれたすばらしい環境です。

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「法然院森のセンター」 環境学習活動を行う市民グループの拠点で、このあたりの自然や動植物の資料が展示してあります。法然院のご住職も活動に加わっています。

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この日は法然院の閉門時間に近かったので、山門横に出る脇道を入ります。

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「山門」は明治20年(1887)に建立された茅葺の門です。その後再建され、茅は数年前に吹き替えられました。

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「白砂壇(びゃくさだん)」 白い盛り砂は水紋を表し、その間を通ることによって心身が清められるとされます。

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法然院は、法然が弟子住蓮・安楽とともに六時礼讃を勤めた旧跡で、1680年に知恩院第38代門主万無上人が再興しました。現在、浄土宗系単立寺院です。(砂紋は季節によって変わります。)

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この日は涼し気な水紋で、左(上)は同心円状の波紋、右(下)はさざ波のような水紋でした。正月にはおめでたい文字が描かれることもありました。

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白砂壇の端の東(右)に「講堂」があります。江戸時代中期の1694年に大浴室として建立された奥行きがある建物です。最近ではいろいろな目的のために貸し出されています。

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放生池にかかる石橋から「経堂」。江戸時代中期の1737年に建立され、釈迦如来像、毘沙門天像、韋駄天像、千体地蔵尊が安置されています。

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いつも季節の植物が添えられている蹲踞(つくばい)。

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右手に回ると正面に「十萬霊塔」があります。

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放生池に一昨年の台風による倒木が横たわっています。あえて自然のままにしていると思われ、苔むしてきました。

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本堂の前の道、法要などのためにここから入れないこともありますが、この日は大丈夫でした。

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「本堂」は江戸時代前期の1681年に建立され、本尊の阿弥陀如来坐像を安置しています。

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本堂の向かいの石段上に「地蔵菩薩像」が祀られています。江戸時代の1690年に忍澂の作で端正なお顔です。

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このあたりで庭の手入れをしている女性(おそらく貫主の奥さん)からモリアオガエルの卵があることを教えていただきました。山門からの道の突き当りに戻り、蹲踞の向かいに「玄関」があります。

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「庫裡の玄関」 手前の蓮鉢にモリアオガエルの卵がありました。「モリアオガエル」は日本の固有種で特定の繁殖地が国の天然記念物、京都府を含む多くの自治体でも天然記念物に指定されています。

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カエルは水中に産卵するものがほとんですが、モリアオガエルは水面上にせり出した木の枝などに粘液を泡立てて作る泡で包まれた卵塊を産みつけるのが特徴です。

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同じ鉢にカエルがいました。よく写真でみるモリアオガエルとは色が違うのですが、個体や地方によって体色が異なる場合が多いそうで、卵を産んだ親カエルかも知れません。

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山門を閉める直前に中に入れてもらったので、帰りは山門の内側にある道から外に出ます。出口近くに陶芸家・中野亘氏による「聞思得修信乃庭」があります。

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山門の内側にある道は最初に入った山門の外にある道と合流するので、もう一度山門の前に来ました。参道横にガラスアートの枯山水「つながる」があります。

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昨年(2019年)5月にガラス造形作家・西中千人(ゆきと)氏が奉納したもので、市場の廃ガラス瓶を回収して溶かして素材とし、高さ2mを超えるオブジェに仕上げました。

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よく見るとオブジェには瓶の底や飲み口のネジ部の形跡が残っています。廃材を利用することにより、 持続可能な社会を考えるきっかけになればと考えているそうです。

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コメント

予約に限って営業。
これからは、そんな時代になっていくのかもしれませんね。
何をするのも、どこに行くのも全部予約で密を避ける。
ぶらぶら旅行はできなくなる気がします。
完全予約制で、予約のない日は休み。
少し窮屈になりそうです。

投稿: munixyu | 2020年6月20日 (土) 17:23

★munixyuさん こんばんは♪
高級なお店は限られたお客で採算がとれるかも知れませんが、大衆的なお店は大変ですね。コロナと「共存」とかいっていますが、はやく大量に検査をして絶滅して欲しいと思います。

投稿: りせ | 2020年6月22日 (月) 23:04

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