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2020年5月23日 (土)

緑の真如堂と全快地蔵

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

京都府は緊急事態宣言が解除され、外出自粛・休業要請も緩和されつつありますが、私はもう少し外出自粛を続けます。今までの写真から今日は真如堂(真正極楽寺) です。西の赤い門は青もみじ。

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今日は真如堂の歴史や建物の説明はありません。赤と緑の対比が何とも鮮やか。

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石段から振り返って、

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中央の石段の向こうに本堂

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茶所、お寺の伽藍の一部です。

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紅葉の種、赤いプロペラ

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*記事の最後にあるお願いをよろしく。

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三重塔

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青もみじの隙間から

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菩提樹には蕾が出来ていました。

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広い境内にはテーブルとベンチがあって、ゆっくり時を過ごせます。

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ところで、今日の「気になったもの」は東大路通のバス停・京大病院前にある「全快地蔵」です。バス停が新設され、病院への通路ができたおかげでこのお地蔵さんにお参りしやすくなりました。

京大病院が入院患者のために構内に延命地蔵大菩薩を祀ってきたものです。三島由紀夫の小説『絹と明察』(1964)に登場しますので、説明の代りに引用します。

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見ると夥しい鈴懸の落葉が、煎じたような色で積み重なる散歩路の南の外れに、色めくものを溢れさせた粗末な小屋があったので、岡野は何かを売る店かと思った。

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目を凝らすと、そうではなかった。その小屋から溢れ出てそよいでいるのは幾房の千羽鶴であった。(中略)「ここからは字が読めないけど、全快地蔵尊と書いてあるんですよ。

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ここの病院の名物で、全快した人は、退院するときに、千羽鶴をお礼に下げて行くの。私、駒沢が治ったら、千羽鶴を五房作ってさし上げます、って、毎朝あそこへお祈りに行ってるんだけど」

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そのとき菊乃の目尻にかかる後れ毛は、すでににじんで来る涙に濡れていた。(ここからは真如堂に戻ります。)

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小説は、紡績会社社長・駒沢が古い日本的家族意識の経営で業績を伸ばし、それを恐れた近代的経営の同業者たちが政財界の闇を知り尽くした岡野を使って駒沢を破滅に追い込むストーリーです。

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岡野は知り合いの芸妓・菊乃を駒沢に近づけ、寮母になった彼女から工場の内情を聞き出します。駒沢は 、郵便物を点検したり私生活にも口を出すなど、若い工員たちに不満が溜まっていました。

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岡野は工員たちに労働争議を起こさせて駒沢を追い出すことに成功、駒沢は脳血栓で倒れて京大病院に入院しているのが上の場面です。物語はまだ続きがあるのですがスペースがありません。(本堂の裏側に来ました。)

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ここから本堂の前に出られます。

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コメント

病院内にお地蔵さんがあるのですね。
僕の病院は、入口にお地蔵さんらしいのがありますが、
たまたまだと思います。
病院って結構、周りにお地蔵さんとか寺があるところが多いですよね。

投稿: munixyu | 2020年5月23日 (土) 13:26

中学生の時、夏休みの宿題で真如堂に従姉たちとスケッチによく行っていたことを思い出します。出来栄えはどうだったかすっかり記憶から飛んでいます。情けな~い。

投稿: Tacchan | 2020年5月23日 (土) 15:18

若々しく美しい緑色。
何とも良いですねえ。
気持ちいい~。

投稿: 8mama | 2020年5月23日 (土) 16:26

★Taccha~n こんばんは♪
私は高校の美術の時間、東海道線のトンネル手前の斜面で線路を描いたのを思い出します。あの絵が美術に才能無しが分かりました。それまでは絵には結構自信があったのですよ。

投稿: りせ | 2020年5月28日 (木) 22:24

★8mamaさん こんばんは♪
もう長い間、新緑の香りをかいでいません。

投稿: りせ | 2020年5月28日 (木) 23:26

★munixyuさん こんばんは♪
全快地蔵はいままで気になっていたけれど、近くにはいっていませんでした。祈る場所があることは安心しますね。

投稿: りせ | 2020年5月28日 (木) 23:31

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