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2020年3月20日 (金)

熊野若王子神社と末社たち

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事の熊野若王子神社の桜花苑から降りて、東の山中にある末社に向かいます。下は桜花苑の休憩所。

「熊野若王子神社」は平安時代末期の永暦元年(1160)後白河上皇が永観堂禅林寺の守護神として、紀州熊野権現を勧請したのに始まります。社名は天照大神の別称「若一王子」にちなんでいるそうです。

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桜花苑の陽光桜は既に開花していて、まもなく見頃になると思われます。

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かって京都から熊野詣に出かけるときに、まず一番先に熊野若王子神社に立ち寄るのが習わしだったそうです。(右の奥に滝がありますが、最初に左の坂道を上ります。)

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そして、神社の裏山にある滝に行って身を清めたそうです。(坂道の途中が平地になっていて、右にも鳥居があります。)

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末社の「本間龍神」、右は末社「山神社」。

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中央の坂道(ここから石段)を登ります。

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末社の「瀧宮神社」 さらに奥に行くと「千手不動尊」があり、不動明王の像が置かれ、その奥に「千手の滝」があります。この日は奥には行きませんでしたが、熊野詣に出かけるときにはこの滝で身を清めたそうです。

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そして、新熊野神社で最初の休憩をとり、その後伏見から淀川を船で下り、大阪から陸路で紀伊路に向かいました。

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平安時代から鎌倉時代初めまでに、法皇・上皇による熊野詣は100回以上にのぼり、そのなかでも後白河法皇の34回が一番多かったそうです。(右の高いところに社がありますが、祭神は不明です。)

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坂道を降りて、登り口の右にある滝に向かいます。かって、熊野若王子神社の前に天竜茶屋という茶屋があったそうです。

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茶屋の奥に「天龍白蛇弁財天」が祀られていて、さらに奥に「如意輪の滝」(天龍滝)がありました。 (小川沿いに奥に行くと、社と滝があります。)

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その茶屋は10年くらい前に廃業して、現在は跡地に大きな邸宅が建てられています。そのとき、この社(三解社と名前を変えています)と滝は当時のまま残されたそうです。

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今でも勢いよく水が流れ落ちています。かって熊野詣に出かけるときに身を清めた千手の滝の水は、ここに流れ込んでいます。

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鎌倉時代には源頼朝、室町時代には足利尊氏や義満らが熊野若王子神社に帰依して寄進が続きました。また、花見の名所でもあり、足利尊氏、義政らが花見の宴を催したという記録があります。(この後、神社の境内に向かいます。)

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正面の石には、天照神力五大力王、天照神力弁財天、左の石には白蜈蚣大神、融通大神、早馬大神、火伏大神、弁天姫の命、大山稲荷大明神、吉天白龍大神、大山祇大神と刻まれています。

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応仁・文明の乱(1467-1477)で社殿は荒廃しましたが、安土・桃山時代になると豊臣秀吉の寄進によって、若王寺僧正澄存が再興したといわれています。(境内の端に石仏が祀られています。)

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本殿の正面の石橋は明暦2年(1656)に吉良家から寄進されました。そのとき梛(なぎ)の苗木を紀州熊野から植樹して、現在神社のご神木となっています。

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江戸時代には聖護院門跡院家となり、「正東山若王子乗々院」と呼ばれ、熊野詣に出かける人々やそのための具足商人の信仰を集めました。

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本殿には、国常立神(くにとこたちのみこと)、伊佐那岐神(いざなぎのみこと)、伊佐那美神(いざなみのみこと)、天照大神を祀り、学業成就、安全祈願、縁結びのご利益があるとされています。

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明治政府の神仏分離令後の廃仏毀釈により、正東山若王子は廃棄され、地仏堂に安置されていた薬師如来坐像(国宝)は奈良国立博物館に遷されました。持仏堂の屋根にあった宝形(ほうぎょう)が本殿の前に置いてあります。

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本殿の左に末社の「恵比須社」があり、商売繁盛の信仰があります。かつて夷川通にあった「夷川恵比須社」がこちらに遷されたものです。

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「恵比須神像」 木造寄木造りの等身大の坐像で室町時代の作とされます。

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「若王子なで牛」、悪いところの治癒や学業成就のご利益があるそうです。

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毎年4月の第1日曜日(今年は4月5日)に熊野若王子神社の桜花祭が行われます。桜花祭では哲学の道を散策される観光客などの道中安全を祈願します。

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このあと、哲学の道を戻って吉田山の麓にある寺社に向かいました。(下は2015年オープンした注目のピッツァレストラン・monk。)

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コメント

開花までもう少しというのが、
待春の思いが一番大きくなる時ですよね。
あともう少しです。

投稿: munixyu | 2020年3月20日 (金) 13:23

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