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2020年3月 2日 (月)

大徳寺 本坊の特別公開と鉄鉢料理

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

京の冬の旅で特別公開している大徳寺の本坊を訪れました。上は総門、下は境内の北にある「臨済宗大徳寺派 宗務本所」、ここが本坊の入口です。

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右手にある庫裏・総務本所の建物が拝観受付になります。建物に入ると庭も含めて全面的に撮影ができません。

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以下の内部の写真は大徳寺のしおり、大徳寺関連の情報誌「京都春秋」、京の冬の旅のガイドブックからの転載です。

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「庫裡」(重文) 竈(かまど)が並んでいて、現在でも法要のときは7升の米を炊くそうです。

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最初に法堂に入りました。天井には狩野探幽が35歳のときに描いた雲龍図があります。ゆるいドーム状になった天井に画かれた龍は「鳴き龍」と呼ばれ、地面の敷瓦の上で手を叩くと、天井の龍が共鳴して音をたてます。

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真下から見たように雲龍図の写真を補正しました。方丈に戻る前に唐門を外から見に行きます。

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「唐門」(国宝) 外からの全体の写真はありませんが、「桃山三唐門」の一つに数えられる見事な彫刻がほどこされています。金具には菊と五七の桐の紋が用いられています。

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「方丈」(国宝) 内部には襖絵八十余面(重文)があり、すべて狩野探幽の筆です。什宝として、牧谿筆観音猿鶴図(国宝)、絹本着色大燈国師頂相(国宝)他墨跡多数が残されています。

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水墨画は、余白が空間的な広がりを表し、詩情豊かな情景を表現しています。

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「方丈庭園」(特別名勝・史跡) 南庭は天祐和尚が手がけ、一面の白砂の奥、深山を表す椿の刈込を背に滝を表す2つの大石を立てた平庭です。

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唐門は現在はこの庭にありますが、明治の中頃まで勅使門の西にあったそうで、聚楽第の遺構です。東庭(写真はありません)は小堀遠州の作庭として知られています。

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本坊を出て興臨院の前まで戻ると、大慈院と瑞峯院の石標があります。左が興臨院、右に千体地蔵尊があります。ここから、泉仙の大慈院店を見に行きます。

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興臨院の前で左に曲がると突き当りに泉仙(いづせん)の案内板があり、ここで右に曲がります。

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「大慈院」は安土桃山時代の天正13年(1585)、大友宗麟の姉・見性院、織田信長の姉・安養院らが天叔宗眼(てんしゅくそうげん)を開祖として招いて建立したといわれています。

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江戸時代後期の1830年の「文政の大地震」により倒壊、1847年に規模を縮小して古材により再建されました。昭和3年(1928)実業家・山口玄洞によって芦屋の茶室「頓庵」が移築されました。「山門」

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山門をくぐり左へ曲がると大寺院の玄関・本堂、右に精進鉄鉢料理で知られる泉仙の入口があります。「鉄鉢」は、僧が食物を受けるために用いた鉄製のまるい鉢のことです。

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遠くインドにはじまり、日本へは奈良時代に伝わったとされ、托鉢の僧が用いたともいわれています。上の入口を入り本堂の裏を回り込むと、泉仙の大慈院店があります。この日は門前にある紫野店に向かいました。

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泉仙の「精進鉄鉢料理」は、鉄鉢を形どった器に、四季おりおりの味覚を盛り込んだもので、禅のこころと、京料理の伝統を現代に生かしているとうたっています。下は大徳寺通に面した泉仙紫野店、嵯峨野にもお店があります。

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最初にお抹茶とわらび餅を頂いたあと、丸い器に盛られた料理が運ばれてきます。左にごぼうの八幡巻、生麩田楽、柿の渋皮煮など、右は梅甘煮の揚物、ホウレンソウなど。

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菜の花と?(何だったか思い出せません)

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ごま豆腐、出汁がおいしかった。

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揚げ物

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煮物(ひろうす、湯葉、かぼちゃなど)と炊き込みご飯

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肉や魚貝類を使わない本格的な精進料理ですが、それぞれの器の味覚を楽しみました。食べ終わった後も器を残しておいてくれ、最後に綺麗に組み合わせることができます。

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こちらは別に頼んだデザートセット

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コメント

精進鉄鉢料理。
春らしくていいですね。
お抹茶とわらび餅から始まって、デザートに終わって、
まるで、はじめにから始まって、おわりにで終わる本のようですね。
今なら、お店も空いているのかもしれませんね。

投稿: munixyu | 2020年3月 2日 (月) 14:33

★munixyuさん こんばんは♪
この時のお店は賑わっていましたが、現在はどうか分かりません。

投稿: りせ | 2020年3月 9日 (月) 00:04

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