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2020年3月30日 (月)

醍醐寺・三宝院 2020

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日は醍醐寺に行ってきました。新型コロナウイルスの影響で京都でも祭やイベントの中止が相次いていますが、醍醐寺の拝観・参拝は通常どおり行われていました(一部変更があります)。「総門」

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平安時代前期の貞観16年(874) 、理源大師・聖宝が自刻の准胝・如意輪両観世音菩薩を開眼供養して、上醍醐山上に小堂宇を建立したのが醍醐寺の始まりです。西大門へ続く参道沿いの桜が満開でした。

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醍醐寺では、山頂一帯を「上醍醐」、山裾を「下醍醐」と呼び、下醍醐には三宝院、霊宝館、伽藍の三カ所の有料拝観エリアがあります。最初に三宝院に入ります。

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「三宝院」は平安時代末の永久3年(1115)、醍醐寺第14世座主・勝覚僧正により創建されました。醍醐寺の本坊的な存在で、歴代座主が居住する塔頭です。三宝院の「山門」

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山門を入ると左に「大紅しだれ」という枝垂桜が並んでいます。開花直後は紅色ですが、満開に近づくと次第に色が薄くなります。満開になったばかりでピンク色をしていました。

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一昨年の台風21号によって、醍醐寺境内の樹木に大きな被害がありました。大紅しだれも枝が落ちて下まで垂れ下がっていません。三本並んだうち左手前の被害が大きく、下は中央と右の桜です。

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醍醐寺には様々な種類の桜があり、春の彼岸の河津桜で始まり、しだれ、ソメイヨシノ、山桜、八重ザクラが続き、三宝院の大紅しだれと金堂わきの大山桜で終わるといわれています。

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だだし、私が訪れたときはソメイヨシノよりこの大紅しだれの方が開花も見頃も早い場合が多かったと思います。

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大紅しだれは豊臣秀吉が醍醐の花見をした桜の子孫といわれ、日本画家・奥村土牛の「醍醐」という絵に描かれたので、「土牛の桜」とも呼ばれています。

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三宝院は室町時代の応仁の乱(1467‐1477)で焼失、安土桃山時代当時の座主・義演僧正が、この場所で焼失した「金剛輪院」を再興しました。一番右の大紅しだれは「土牛の桜」の雰囲気を残していました。

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慶長3年(1598)3月豊臣秀吉による盛大な「醍醐の花見」が行われ、その際金剛輪院は増改築されました。秀吉は翌月から庭園の作庭に取り掛かり、庭奉行・新庄越前守の造園によりわずか36日で庭園が完成したといわれます。

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例年よりも少ないながら人出があったので、庭園を見渡せる表書院に入るのをやめました。ただし、いつも閉まっている「中門」が開いていて、一方向からですが庭を見ることができました。

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ここは中央の参道に面した唐門(下)から書院までの通路(広場)のようです。

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醍醐寺三宝院庭園は、国の特別名勝・特別史跡に重複指定されている数少ない庭園です。表書院の横まで行きます。

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庭園の右手の高い築山は富士山を表していて、かっては小石を敷き詰めて雪を表していたそうです。ここからすぐ近くで見ることができました。

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向うに亀島が見え、背中に樹齢600年以上という五葉松を乗せ、首がこちらに向いています。その右に鶴島、さらに奥には様々な見どころがあるのですが、ここからはよく見えません。

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当初は座観式庭園でしたが、秀吉没後、醍醐寺座主・義演准后(ぎえんじゅごう)が20数年をかけて作庭を続け、回遊式庭園に造り変えました。向うは「純浄観」で、太閤ゆかりの花見御殿といわれています。

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この後、大紅しだれの塀の向こうの境内の西にある「憲深林苑(けんじんりんえん)」に行きました。その入口にある大きな枝垂桜が満開に近い状態でした。広場のお茶席には誰もいませんでした。

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昨年は台風の被害で大紅しだれの裏まで行けませんでしたが、この日は庭が整備されていました。

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塀にある木戸が朽ちていて大きな穴が開いています。そこから大紅しだれを真横から見上げることができました。

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お茶席のある広場の周りの枝垂桜は、もう少しで満開のようです。

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最後に気になっていた山門横の「クローン桜」を。平成16年(2004)に住友林業が「土牛の桜」をバイオ技術で増殖して移植したものです。枝垂桜は樹齢が高くなると挿し木や接ぎ木という従来の方法では増殖が難しいのだそうです。

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当初は人の背丈もないか細い若木でしたが、これだけ大きくなると一安心です。ただし、向いの大紅しだれのようになるには、まだ150年もかかるそうです。

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コメント

見事な桜ですね。
今年は、コロナウイルスで花見ができず
残念ですよね。
早く終息して欲しいものです。

投稿: munixyu | 2020年3月30日 (月) 14:23

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