« 知恩院 特別公開 | トップページ | 得浄明院 善光寺大本願の別院 »

2020年2月 9日 (日)

知恩院 七不思議

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

Jmk_7433c
※写真は全てクリックで拡大します。

2回知恩院を訪れたとき「七不思議」を見てきました。といっても、写真に撮れないものが多く、説明板や過去の写真が混じっています。また、知恩院のHPから七不思議から得られる仏の教えも紹介します。

「白木の棺」-不惜身命 三門楼上に二つの白木の棺が安置され、中には将軍家より三門造営の命をうけた造営奉行、五味金右衛門夫婦の自作の木像が納められています。

Job_5925a

彼は立派なものを造ることを心に決め、自分たちの像をきざみ命がけで三門を造りました。やがて、三門が完成しましたが、工事の予算が超過し、夫妻はその責任をとって自刃したと伝えられています。

Jmk_7419a

この夫婦の菩提を弔うため白木の棺に納めて現在の場所に置かれ、見る人の涙を誘います。

Job_6333a

「忘れ傘」-知恩・報恩 御影堂正面の軒裏には、骨ばかりとなった傘があります。当時の名工、左甚五郎が魔除けのために置いていったという説と、知恩院第32世の雄誉霊巌上人が御影堂を建立するとき、

Job_3473a

このあたりに住んでいた白狐が、自分の棲居がなくなるので霊巌上人に新しい棲居をつくってほしいと依頼し、それが出来たお礼にこの傘を置いて知恩院を守ることを約束したという説とが伝えられています。

Job_5951a

いずれにしても傘は雨が降るときにさすもので、水と関係があるので火災から守るものとして今日も信じられています。

Job_6345a

「鴬張りの廊下」-仏の誓い 御影堂から集会堂、大方丈、小方丈に至る廊下は、全長550メートルもの長さがあります。歩くと鶯の鳴き声に似た音が出て、静かに歩こうとするほど、音が出るので「忍び返し」ともいわれ、

Job_6332a

曲者の侵入を知るための警報装置の役割を担っているとされています。また鶯の鳴き声が「法(ホー)聞けよ(ケキョ)」とも聞こえることから、不思議な仏様の法を聞く思いがするともいわれています。

Job_6100a

「抜け雀」―心をみがく 大方丈の菊の間の襖絵は狩野信政が描いたものです。紅白の菊の上に数羽の雀が描かれていたのですが、あまり上手に描かれたので雀が生命を受けて飛び去ったといわれています。

Job_6336a

現存する大方丈の襖絵には飛び去った跡しか残っていませんが、狩野信政の絵の巧みさをあらわした話といえるでしょう。下は、中央右の襖とと雀を再現した復元図です。

Jmk_7416a

「三方正面真向の猫」-親のこころ 方丈の廊下にある杉戸に描かれた狩野信政筆の猫の絵で、どちらから見ても見る人の方を正面からにらんでいるのでこの名があります。

Jmk_7417a

親猫が子猫を愛む姿が見事に表現されており、親が子を思う心、つまりわたしたちをいつでもどこでも見守って下さっている仏様の慈悲をあらわしています。

Job_6342a

「杓子」-仏のすくい 大方丈入口の廊下の梁に置かれている大きな杓子です。大きさは長さ2.5メートル、重さ約30キログラム。このような大杓子はあまりないところから、非常に珍しいものとして拝観者が見上げます。

Job_6343a

伝説によると三好清海入道が、大坂夏の陣のときに大杓子をもって暴れまわったとか、兵士の御飯を「すくい」振る舞ったということです。すべての人々を救いとるといういわれから知恩院に置かれ、阿弥陀様の慈悲の深さをあらわしています。

Jmk_7419c

知恩院の七不思議はあと一つですが、私が今まで気づかなかったものを。知恵の道を上り、法然上人御廟所の向かいに「一心院」という寺があり「浄土宗捨世派本山」という看板がかかっています。

Job_3557a

天文17年(1548)縁誉称念が、青蓮院から寺地を下賜されて創建したもので、元禄年間(1688-1704)には100ヶ寺を超える末寺を有しましたが、派内での争いにより知恩院の管理となりました。

Job_3557b

昭和25年(1950)浄土宗から一心院を本山とする浄土宗捨世派が独立しました。 一心院へは安養寺や知恩院大鐘楼の裏からも行くことができます。下はその途中にある「交通災害者慰霊碑」、建立の経緯が分かりません。

Job_3790a

女坂の途中、友禅苑の入口より上に鎮守社と舞殿があり、その向うに「真葛庵(まくずあん)」という茶室があります。

Job_5940a

毎月3日に表千家の月釜が行われれ、臨時会費1000円を納めれば生菓子と干菓子が出てきて、1席約40分だそうです。

Job_5937a

黒門坂の途中に、

Job_6378a

「知恩院浄土宗学研究所」「総本山知恩院資料編纂所」があります。知恩院が所蔵する中世以降の主要な記録・文書の調査・研究とデータベース化、知恩院史の編纂を行っているそうです。

Job_6379a

最後の七不思議は黒門の向こうの華頂道の端にあります。

Job_6381a

「瓜生石」-はげみ 黒門への登り口の路上にある大きな石は、知恩院が建立される前からあるといわれ、周囲に石柵をめぐらしてあります。

Job_6396a

この石には、誰も植えたおぼえがないのに瓜のつるが伸び、花が咲いて瓜があおあおと実ったという説と、八坂神社の牛頭天王が瓜生山に降臨し、後再びこの石に来現し一夜のうちに瓜が生え実ったという説が伝えられています。

Job_6412a

また石を掘ると、二条城までつづく抜け道がある、隕石が落ちた場所である等、さまざまな話が言い伝えられている不思議な石です。

Job_6419a

お帰りの前に、ブログランキングの応援のクリック↓をよろしくお願いします。

★こちらを是非よろしく→   ブログ村→にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
-------------------------------------------------------------------

今朝は久しぶりの冬景色となりました。

Job_6861a

|

« 知恩院 特別公開 | トップページ | 得浄明院 善光寺大本願の別院 »

コメント

「忘れ傘」
ここの白狐も棲家をなくしたのですね。
言い伝えものには、棲家をなくした狐の話が多いような気がします。
昔は、それだけ人と狐の距離が近かったのでしょうね。

投稿: munixyu | 2020年2月 9日 (日) 14:55

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 知恩院 特別公開 | トップページ | 得浄明院 善光寺大本願の別院 »