« 吉田神社 節分前日祭 | トップページ | 聖護院付近の節分祭 »

2020年2月 4日 (火)

平安神宮 節分祭2020

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

Amv_7789a
※写真は全てクリックで拡大します。

昨日は平安神宮の節分祭を見てきました。正午から神楽殿で茂山あきら社中による奉納狂言(下の写真)、午後1時から大極殿で「節分祭」が行われ、迎える春の平安を神前に祈念します(非公開)。

Amv_7491a

午後2時から大極殿前に設けられた斎場で「大儺之儀(だいなのぎ)」が行われました。大儺之儀は、平安時代から朝廷の祓の行事として、旧暦正月の前日(現在の立春の前日、節分の日)に行わました。

Amv_7533a

東から、弓を持った上卿(しょうけい)と殿上人が童を従え、その後に五位・七位の儺人(なびと)が斎場に入ります(上の写真)。西から、陰陽師(おんみょうじ)が6人の斎郎(さいろう、所役)を引き連れて入場します。

Amv_7534a

斎場は、四隅に忌竹(いみたけ)を立てて注連縄(しめなわ)を張り巡らし、陰陽五行の思想にちなんで、北東に青、南東に赤、南西に白、北西に黒(紫)の四垂が掛けられています。

Amv_7541a

斎郎は斎場の北に食薦(けこも)を敷き、3つの案(台)に神饌を供えます。その後、斎場の中央の正確な位置を示す印、版(ばん)を敷きます。

Amv_7567a

次に、儀式をつかさどる陰陽師が独特の歩き方で版の前に進み、

Amv_7578a

祭文(さいもん)を奏上します。昭和49年故猪熊兼繁京都大学名誉教授の時代考証によって、式次第、作法、祭具、衣裳にいたるまで綿密に再現されました。

Amv_7588a

祭文の途中で、黄金4つ目の面をつけた大舎人(おおとねり 大男)が扮する方相氏(ほうそうし)が8人のシンシ(子どもの所役)を率いて入場します。

Amv_7604a

祭文の奏上が終わると、方相氏が中央に進み、3度手に持つ矛で盾を打ち「鬼やらう」と大声を出します。鬼のヤロウ!と威嚇する言葉のようです。

Amv_7630a

次に、上卿が中央に進み、北東と北西に向かい桃の弓で葦矢を射ます。実際に矢が飛んできます。

Amv_7727a

今度は、殿上人が桃の杖で、北東・南東・南西・北西と四方を撃ちます。方相氏の矛と楯をを打つ音と大声、上卿の矢、殿上人の杖が、三重に鬼(邪気)を祓います。

Amv_7738a

再度方相氏が前に進み出て3度矛で盾を打ちすえて「鬼やらう」と発します。

Amv_7676a

その後、方相氏は矛と盾を打ち鳴らし「鬼やらう」と発声しながら、斎場の周囲を3回廻ります。後にシンシと儺人が「鬼やらう」と発声しながら続き、斎場を見守っていた参列者も従います。

Amv_7779a

周囲を3回廻って斎場での儀式を終えた方相氏一行は応天門に向かいます。

Amv_7856a

応天門の前でも、斎場と同様に三重に鬼を祓います。最初に方相氏が前に進み出て3度矛で盾を打ちすえて「鬼やらう」と発し、

Amv_7874a

上卿はここでは南東と南西に向かい桃の弓で葦矢を射ます。

Amv_7917a

殿上人が桃の杖で、南の方角を撃ちます。

Amv_7935a

最後に、方相氏が3回矛と盾を打ち鳴らして「鬼やらう」と発声し、大儺之儀は終了します。季節の節目に粛々と行われた宮中行事では鬼は姿が見えないものとされました。

Amv_7944a

室町時代になると、節分の宮中行事は公家や武家にも伝わりました。近世に節分行事が庶民に伝わると、現在のような鬼が出現して豆まきが行われるようになりました。

Amv_7956a

午後3時から「鬼の舞」が行われました。大儺之儀で追い祓われたはずの邪鬼たちが再び応天門から侵入してきます。逃げ遅れた邪鬼たちが再び集結して襲ってくるという設定です。

Amv_7978a

境内をわがもの顔で暴れまわり、

Amv_8031a

ついには大極殿を占拠してしまいます。

Amv_8085a

ところが、市民の代表に打豆(豆まき)で反撃され、大極殿から追い出されます。

Amv_8140a

鬼は茂山社中の方が扮し、二世茂山千之丞が構成演出を担当しています。面をかぶっていても表情が感じられ、迫力のある動きでした。

Amv_8204a

追い詰められた邪鬼たちは、応天門から逃げ出し去っていきます。

Amv_8222a

引き続いて、斎場が解除され大極殿から「福豆撒き」がありました。豆を投げるのは地元知名士と年男年女らの奉仕だそうです。

Amv_8254a

最後に、応天門の前に造られた龍尾檀下斎場で「大火焚神事」が行われました。祈願を込めて寄せられた「火焚串」が焚き上げられ、厄を祓います。

Amv_8296a

神官らが祝詞を奏上し、大火焚を見守ります。

Amv_8313a

お帰りの前に、ブログランキングの応援のクリック↓をよろしくお願いします。

★こちらを是非よろしく→   ブログ村→にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
-------------------------------------------------------------------

Amv_8333a

|

« 吉田神社 節分前日祭 | トップページ | 聖護院付近の節分祭 »

コメント

いろんな役の衣装も、春らしくていいですよね。
大火焚は、この時期乾燥しているので風向きなど
管理が大変でしょうね。
節分も終わって、今日はもう立春。
早く暖かくなって欲しいですよね。

投稿: munixyu | 2020年2月 4日 (火) 13:12

★munixyuさん こんばんは♪
火焚祭や護摩供では必ずといっていいほど、消防隊員の方が監視しています。また、寺社の方も小まめに水をかけて火が大きく広がらないようにしているようです。

投稿: りせ | 2020年2月22日 (土) 00:46

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 吉田神社 節分前日祭 | トップページ | 聖護院付近の節分祭 »