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2020年2月10日 (月)

得浄明院 善光寺大本願の別院

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事の続きで、知恩院黒門から華頂道を西に行くと、華頂女子高等学校の西隣に得浄明院の総門があります。門前には「善光寺如来 大本願別院」という石標が立っています。

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「得浄明院(とくじょうみょういん)」は、山号を本覚山といい、信州善行寺大本願の京都別院です。 善光寺は山内にある天台宗の「大勧進」と25院、浄土宗の「大本願」と14坊によって護持・運営されています。「山門」

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大勧進の住職は「貫主」(かんす)と呼ばれ、天台宗の名刹から推挙された僧侶が務めています。(山門を入ると右に、芸事の神、白天龍王・白女大明神が祀られています。 )

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大本願は尼寺で、住職は「善光寺上人」(しょうにん)と呼ばれ、代々公家出身者が住職を務めています(浄土宗では大本山善光寺大本願の法主と呼ばれます)。

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得浄明院は、明治27年(1894)信州善光寺大本願の京都別院の尼寺として建立され、開山上人は信州善光寺大本願第117世誓圓尼公(伏見宮邦家親王第3王女)です。「本堂」

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この地はもと知恩院入道親王坐住の「華頂殿」の一部で、明治15年養鸕徹定(うがいてつじょう) 浄土宗管長・知恩院住職から誓圓尼公に寄進されたことに始まります。

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本尊は、善光寺の一光三尊阿弥陀如来の分身を安置して、善光寺同様に戒檀巡りができるようになっています。(本堂の梁には綺麗な透かし彫りがあります。)

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本堂の前の紅梅がほころびかけていました。

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当時(明治初期)まだ中央線がなく、関西から信州までお参りするのは大変で、誓圓尼公は人々に善光寺如来のご縁を結ばせたいと当院の建立を思い立ったそうです。

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上の石仏は石峰寺の伊藤若冲の五百羅漢に似て表情がゆたかです。逆に下の石仏は摩耗してほとんど石と区別がつきません。

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本堂の右の渡り廊下の下をくぐれます。

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小さな坪庭があり、石塔や手水、古い軒瓦などが置かれています。このほかにも非公開の宮家ゆかりの庭が境内奥にあるそうです。

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境内の東には庫裏の建物が並び、右に通用門がありその横に待合?があります。

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開山上人の誓圓尼公は、明治43年(1912)12月12日当院において83才で亡くなり、知恩院に隣接する一心院の墓地に葬られました。

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昨日の記事で紹介したように、一心院は知恩院の法然上人御廟の向かいにあり、大鐘楼の裏や安養寺からも行くことができます。

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得浄明院は茶華道圭鳳流宗家でもあり、境内には様々な花が咲き、花の寺とも呼ばれています。毎年ゴールデンウィークの頃に春の特別公開が行われます。(下の数枚は過去の写真)

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「戒壇めぐりと一初(いちはつ)鑑賞会」(2020年4月21日~5月5日)では、本堂で暗闇の中壁を伝って歩く「お戒壇めぐり」が行われ、本尊阿弥陀如来の功徳を得ることができます。

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また、この時期には境内一円にアヤメ科の一初(イチハツ)が咲き、お茶席もでます。

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イチハツはアヤメ科の中でも最も早く咲く花として知られ、カキツバタと違い乾燥した土でも生育できるのが特徴です。上御霊神社にも植えられています。

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こちらは一昨日です。

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コメント

こんな時期から、既にアヤメ科の花が咲いているのですね。
イチハツ、そう言えば生け花で聞いたことがあるかもしれません。
水仙も咲いて、寒いとは言えいよいよ春の訪れですよね。

投稿: munixyu | 2020年2月10日 (月) 13:00

★munixyuさん こんばんは♪
イチハツは過去の5月の写真です。ラッパスイセンはこの時の撮影で、もっと前から咲いていたようです。

投稿: りせ | 2020年2月22日 (土) 01:01

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