上賀茂社家町から大田神社へ 正月
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
上賀茂神社での初詣の後、社家町を通って帰宅しました。参拝客でにぎわっている上賀茂神社を離れると静かな正月風景でした。
神社の中を流れてきた「ならの小川」は二つに分かれ、左は「明神川」と名前を変え東に流れ、右の流れは賀茂川に流れ込みます。明神川沿いの町並みは社家町と呼ばれています。
「社家町space椋」 純和風の雰囲気の貸しギャラリーです。
「なり田」 正式には御すぐき處京都なり田上賀茂本店です。国内三ヵ所に漬物野菜の自社農場を持ち、すぐき漬けを始め京漬物を製造・販売しています。12月15日からすぐき新漬けを出荷、オンラインショップもあります。
土産物店の「京雷堂」 「雷」は上賀茂神社の正式名称の賀茂別雷神社にあやかったそうです。滋賀の旧家出身で、富岡鉄斎からの手紙などの家宝を展示、社家の建物や庭園も公開しています。
これらの社家は、かっては上賀茂神社の神職の家屋でした。現在ではそれぞれ所有者が変遷し、お店をしている建物もあります。
「京都産業大学上賀茂研修所」と「京都産業大学同窓会館」 門に正月飾りがある建物は住居やお店になっていると思われます。
「京料理 さくらい」 京会席は天然ものにこだわった海のものや上賀茂の地のものなど、季節のうつろいを目でも楽しめるとか。結婚式の披露宴もできるそうです。
「西村家庭園」 上賀茂神社の社家(錦部家)を明治時代に西村家が所有して、公開しています。庭は平安後期の作で古い社家庭園の趣きを残し、市指定名勝になっています。公開は春になってからで現在は誰も住んでいないようです。
この地域は国の「上賀茂伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
一方、京都市では、「上賀茂郷界わい景観整備地区」に指定して、美しい町並みを維持するために電線などを地中に埋めています。立っているのは電柱ではなく街灯です。
「上賀茂 玉屋」 上賀茂神社御用達の京料理、仕出し料理のお店です。昼の膳、夜のおまかせ会席が各種あり、披露宴もできます。
それぞれの社家では、明神川から水を庭に引きこみ下流から戻しています。
草橋があるお宅、冬は草が伸びていません。
「伊之助」 数年前にオープンした和食堂で、ボリューム満点のおばんざい、ランチメニューのうた姫膳やビーフカレー、ハイシライスなどがあります。ご主人は小川珈琲にいらしたそうで、カフェも充実しています。
向かいの広い橋がある建物は「葛栖庵」、宿泊所とありますが一般向けの宿ではないようです。
社家町のはずれには樹齢500年の大クスノキがあります。
クスノキの下にある「藤木社」 上賀茂神社の境外末社で、明神川の守護神・瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)を祀ります。ここで明神川は上賀茂本通と別れ、暗渠となって南に流れて行きます。
大クスノキから上賀茂本通を少し行き、左の脇道に曲がります。
「井関家」 こちらもかっての社家で京都市登録有形文化財に指定されています。「香袋・におい袋 いせき」のお店をしています。この先から右に曲がり、山沿いの道を行きます。
山沿いの道は大田神社の前を通ります。
初詣の参拝客がいました。
「福徳社」 大田神社の向かいにある上賀茂神社の境外末社で、福徳神を祀ります。
福徳社の後ろに「北大路魯山人生誕地」の石標があります。魯山人は美食家で知られる芸術家で、1883年上賀茂神社の社家に生まれました。明治時代前期までこの辺りも社家町だったようです。
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コメント
電線は、京都だけでなく、
日本中全部の電線を埋めて欲しいですよね。
無いとやっぱり空がすっきりして、いいですね。
投稿: munixyu | 2020年1月 6日 (月) 14:55