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2020年1月25日 (土)

光照院(旧常磐御所) 特別公開

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

京の冬の旅で特別公開(1月10日~3月18日)している尼門跡寺院・光照院に行ってきました。新町通の上立売上ル、同志社大学・新町校舎の北に山門があります。

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「光照院」は、南北朝時代の1356年、後伏見天皇皇女の進子(ますこ)内親王、すなわち自本覚公宮(じほんかくこうのみや)により、室町通一条北(上京区)に創建されました。その後、律宗を基本とし、天台、真言、禅、浄土の四宗兼学の道場になりました。

 

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1477年、後土御門天皇より、北朝の拠点・持明院殿跡に寺地を贈られ移転、一時、安楽光院と改称。その後、光照院に戻されました。(山門の前に持明院仙洞御所跡の石標があります。)

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町名・安楽小路町が残っています。江戸時代中期の大猷尊乗尼のとき、常盤御所の称号を与えられれました。 山門に「旧常盤御所光照院門跡」、「恵聖院」、「華道常盤未生流の家元」の看板がかかっています。

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明治時代6年(1873)浄土宗知恩院派に改宗、大正12年(1923)光照院を家元にする華道の常盤未生流が設立されました。山門の正面の「常磐会館」(下)は昭和天皇御大典(1928年)の時の大嘗宮朝集所の建物を移築したものです。

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最初に常磐会館に入りました。桐鳳凰の文様のある照明や赤い絨毯は当時のもので、絨毯は継ぎ目のない一枚ものだそうです。建物内は撮影NGなので、写真は京の冬の旅のガイドブックからです。

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光照院では常盤会館は生け花の稽古や文化行事の会場として使われてきたそうです。次に、木戸をくぐって本堂と書院に上がりました。左の方に本堂があります。

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本堂は昭和43年(1968)に再建され、天井には南画家の田能村直外(たのむらちょくがい)が描いた80面の花天丼が残っています。堂内には鎌倉時代初期の本尊・清涼寺式釈迦如来立像、開山・自本覚公像、

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恵心僧都作と伝わる阿弥陀如来坐像(旧恵聖院の本尊)が祀られています。また、毎年3月14日にのみ御開帳される東福門院の念持仏・毘沙門天像が本尊の前に置かれていました。(下はチケットの写真)

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清凉寺式釈迦如来像は、インド、中国を渡って日本に伝わった三国伝来の像で、縄目状の頭髪、両肩を包み込み体に密着するような衣、三段になった裾など、エキゾチックな姿をしています。衣に載金細工が施されています。

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書院は、京都御苑の旧桂宮御殿の一部を移したもので、北側の枯山水庭園には、歴代門跡のお手植えと伝わる樹齢約500年と約300年の五葉松が見事な枝ぶりを見せています。

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また、歴代天皇より賜つた和歌や詩などの農筆、屏風等の調度品や、歴代皇女が愛でた御所人形や道具類などの寺宝も展示されていました。

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床の間には明治前の3天皇が口をすすいだ茶わんが飾ってありました。

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一昨年から相次だ台風によって、移築された建物や庭園の樹木が大きな被害を受け、早急に修復工事をする必要があるそうです。そのため、非公開文化財特別公開に参加して、(本尊と建礼門院の稔侍仏の御朱印)

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往時を伝える会館の様子と被害の現状を知ってもらうとともに、会場で寄付を募ることを決めたそうです。さらに、伏見浄香(じょうこう)住職の発案で、表紙を開くと本堂が立ち上がる飛び出す御朱印帳を制作、

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寄付(1万円以上)をした人に贈っています。

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次のページには御詠歌が書かれています(ほとんど読めませんが)。

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コメント

本堂は、天井の絵もあって、
煌びやかで、いいですね。

投稿: munixyu | 2020年1月25日 (土) 14:13

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