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2020年1月27日 (月)

幸神社 都を守る猿と石神

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

京都御苑の東塀に沿った通りを北に行くと幸神社(さいのかみのやしろ)があります。住所は寺町今出川上ル西入ル幸神町で、実際には寺町通から2筋西にある通りの正面です。

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社伝によれば、幸神社の歴史は古く神代の時代に始まり、飛鳥時代の天武天皇の白鳳元年(661)再興されたといいます。

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平安時代の延暦年間(782-806)に桓武天皇の平安京造営の際に、都の北東の鬼門封じのために、出雲路に社殿が造営されました。神門の横に「皇城鬼門除 出雲路幸神社」とう石標があります。

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その社地は現在地から北東300mの賀茂川畔(出雲路橋あたり)で、かっての出雲氏一族の本拠地でした。当初は出雲路幸神と呼ばれ、出雲路の道祖神でもあったようです。(手水舎、水は飲めないそうです。)

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また、当初は鬼(邪気)を塞(ふさ)ぐという意味の塞神(さいのかみ)であったのが、後に縁起のよい「幸神」に変わったといわれています。左(西)側には社務所があります。

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 室町時代の応仁の乱(1467-1477)では細川勝元が出雲路に陣をおき、西の山名宗全と合戦しましたが、その兵火によって社殿は焼失してしまいました。その後現在地に移転したといいます。(拝殿)

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応仁の乱以前の幸神社は一町四方の社地を持っていましたが、この地に移って後に秀吉の都市改造によって縮小されて、まるで私邸の神棚のようだったといいます。

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天和2年(1682)に会津藩出身の奥村右京仲之が神主となり、幸神社の復興にあたりました。さらに、宝永2年(1705)には僧の光栄が再建に当り、西隣を購入して社地に加えました(当時は神仏習合でした)。

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主祭神として猿田彦大神を祀り、天之御中主神、少彦名神、皇孫瓊瓊杵尊、事代主命、可美葦牙彦舅神、天照皇大御神、大國主命、天鈿女命の八神も祀っています。これらは天孫降臨や国造り、道案内などにかかわる神です。(中に小さな本殿があります。)

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天鈿女命(あめのうずめのみこと)が道案内の縁で猿田彦大神と結ばれたことから、この神社は縁結びのご利益もあるとされます。御神体の神石が隅にあります。

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本殿の北東角に、鬼門除けの猿の神像が祀られています。猿は烏帽子を被り、祓いの忌串(いみぐし)を肩にかかげて、鬼門の東北を睨みつけています。この木彫りの猿は左甚五郎の作ともいわれていますが確かではありません.。

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京都御所の猿ケ辻、幸神社、赤山禅院、比叡山の麓の日吉大社と、それぞれの猿が東北にほぼ一直線に並び、鬼門の方向から邪気が入るのを四重に防いでいます。

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拝殿・本殿の東には末社が並び、その奥に石神さんの鳥居があります。

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右の三天社は天照皇太神(あまてらすすめおおかみ)、健甕槌命(たけみかづちのみこと)、大国主命を、右の稲荷社は天穂日命(あめほひのみこと)、大気津姫命(おきつひめのみこと)、三穂津姫命(みほつひめのみこと)を祀ります。

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右は竃神社(歳神、澳津彦命、興津姫命)、天満宮(菅原道真)、淡嶋社(少彦名大神)、春日社(天児屋根命、太玉主命)。左は厳島社(市寸島比賣命)、カッコの中は祭神です。

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右は稲荷神社(五社大明神、初寄大明神、岡元大明神、幸上大明神、山田大明神)、左は金毘羅社(素戔嗚尊、天御中主尊、大己貴尊、金山彦命、猿田彦大神)です。

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鳥居の中には「御石(おせき)」さんとよばれる神石があって、拝むと縁結びの御利益があとされます、ただし、霊力が強いので触れると逆に祟りがあるともいわれます。平安時代からあり、以前の御神体だそうです。

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隣の小さな祠は「疫神社」で、素戔嗚尊ほか四神を祀り、厄除けの神々です。

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一番奥に「猿田彦大神」の石標があります。

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宝永5年に火事で類焼しますが翌年再建、さらに神輿奉造、鳥居建設、東隣を社地に加えました。下の灯籠には享保2年(1717)と彫られていて、この頃の寄進です。寛延2年(1749)積年の功績によって光栄は権律師(僧侶の高位)に勅許されました。

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明治以降、社僧は廃止され、村社、公費供進社となりました。戦後は有志の協力で神社本庁に所属して現在に至っています。幸神社は小さな神社ですが、ようやくここまで再興されてきたといえます。

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コメント

御石さんは、霊力が強いので、
触れると逆に祟りがあるのですね。
触れてはいけないと言われると、
触れてしまいそうで怖いですよね。

投稿: munixyu | 2020年1月27日 (月) 13:56

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