秋の琵琶湖疏水を歩く 2019
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
鴨川の冷泉放水口から川端通に上がり、琵琶湖疏水を遡ります。蹴上から流れて来た琵琶湖疏水はここで向きを変え、鴨川運河となり伏見まで流れていきます。
川端通が通る橋の上から琵琶湖疏水を、左は増水時だけに利用される白川放水路。
このあたりの疏水はかって舟運に利用されたので鴨東運河とも呼ばれます。疏水沿いの散策路は様々な名前で呼ばれ、このあたりには「疏水こみち」という石碑があります。右は冷泉通。
「夷川水力発電所」(夷川ダム)の放水路、現在は関西電力の無人発電所で、小さいながら安定した電力を供給しています。放水口の左に船が水位差を乗り越える施設・閘門(こうもん)があります。
ダム湖にあたるこの場所は「夷川船溜」と呼ばれ、舟運の船の停留地でした。左に琵琶湖疏水開発に尽力した京都府知事・北垣国道の像、向う岸に「京都踏水会 水泳学園」があります。
昭和44年(1969)に山ノ内浄水場がここから取水することになり、踏水会の水泳場は閉鎖されました。現在は南禅寺船溜からの周遊船の折り返し場所になっています。
平安時代後期の1095年頃、白河上皇はこの付近に白河南殿を造営して、院御所として幼帝を補佐して院政の舞台となりました。昨年の台風で案内板が壊れたままになっています。(楓の紅葉もあります。)
「徳成橋」(東大路通)の上から、正面に「京都市武道センター」があります。ここは両岸に桜が密に並んでいて、春は見事な桜回廊になります。
対岸に京料理の「六盛」があるはずですが、どの建物か分かりません。
武道館の前から西の方、向うに徳成橋、奥に愛宕山が見えます。
冷泉通を東に行くと平安神宮の応天門があります。左は最近できた商業施設「十二十二(とにとに)」。
冷泉橋の上から南の方、疏水の右に散策路が通っています。
二条橋が見えてきました。このあたりになると本当の紅葉(楓)も混じってきます。
「ロームシアター京都」(旧京都会館)
二条通を横切ります。この通りに面してロームシアターやみやこめっせがあります。
このあたりは、平安時代にあった六勝寺の一つ「延勝寺跡」です。こちらも、昨年の台風で説明板が落ちたままになっています。
ここは、疏水の流れが西から北に向きを変える場所です。角にアオサギが陣取っています。
「みやこめっせ」(京都市勧業館)
平安神宮の大鳥居、その左に京都国立近代美術館、神宮道を挟んで右に京都京セラ美術館があります。疏水のこちら側には白川の取水口があります。
琵琶湖疏水は白川と交差するように掘られたので、白川の水は一旦疏水に合流、ここから水を取り入れて南に流れていきます。
神宮道が通る「慶流橋」の上から東の方。
岡崎通が通る橋の上から、正面に琵琶湖疏水記念館が見えます。
疏水の北は京都市動物園。
旅館「ぎんもんど」の跡地に、ヒューリックのホテルが建設中です。
南禅寺船溜 左に白川の放水口(合流口)があります。疏水が舟運に利用されていたとき、ここからインクラインで高度差がある琵琶湖からの疏水に船を持ち上げました。現在は遊覧船「十石船」の出発点になっています。
南禅寺の参道入口。
南禅寺橋の上からインクライン。暗くなりかけてきたので、ここから引き返すことにしました。
南禅寺船溜の方。
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コメント
この辺りはもうだいぶ寒そうですね。
大阪も寒くなって来ているので、
京都は、相当寒くなっていると思います。
風邪に気を付けてください。
投稿: munixyu | 2019年11月22日 (金) 11:19
★munixyuさん こんばんは♪
お心遣いありがとうございます。気温が低くならないと綺麗に紅葉しないので、痛しかゆしです。
投稿: りせ | 2019年11月25日 (月) 01:01