嵐山・法輪寺 2019紅葉
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
昨日は嵐山・嵯峨野方面に行ってきました。神護寺の続きが残っているのですが、紅葉の最新情報を兼ねて、新しく行った場所の1回目を優先して紹介しています。
上と下の写真は渡月橋と対岸から見た法輪寺で、市街地より遅く紅葉が見頃になったようです(渡月橋あたりは別の日に記事にするつもりです)。
法輪寺は今年の春に記事にしたばかりなので、今日はお寺の説明はありません。下は「山門」。
山門の左手にある「稲荷神社」 以前は山門の内側の目立たない場所に鎮座していましが、数年前にこちらに遷されました。
境内への石段の参道、右に電気・電波の先駆者、エジソンとヘルツの胸像があります。
石段の途中に鎮守社の「電電宮」があります。雷や稲妻の神を祀る電電宮が電気・電波の守り神と考えられ、電力業界や電気通信事業者、コンピュータ関係者などの参拝があるそうです。
「本堂」 本尊の虚空蔵菩薩(嵯峨虚空蔵)は、生きとし生けるもの、全ての物質の誕生、生存、変遷を、その慈悲によって守り司ると考えられてきました。
虚空蔵菩薩は記憶を増し智慧を授けるとの信仰があり、数え年13の男女が、智福を授かり技芸が長じるようにと参詣する「十三まいり」が生まれました。「多宝塔」
多宝塔の左奥にある「鐘楼」
「針供養塔」 秦氏がこの地に養蚕や機織、染織などの技術をもたらし、裁縫や服飾の技芸上達を祈願する「針供養」が行われました。平安時代から皇室で使われてきた針が奉納されているそうです。
この辺りのモミジはいろいろなグラデュエーションがあり、紅葉の途中です。
本堂前の参道に戻ります。
見晴らしの良い舞台(展望台)への中門が工事中でした。この右に「漆の碑」があります。
石段を上った右に虚空蔵菩薩の化身とされる羊の像があり、その右が工事中の舞台への出入り口になっていました。
市内全域が見渡せる広い舞台ですが、いつも人が少ないのがちょっと残念です。
比叡山と双ヶ岡、さらに右には大文字山から伏見の山まで東山三十六峰が見渡せます。
東南の方には京都タワー、空気が澄んでいてこんなにはっきり見える日は珍しいと思います。
衣笠山を背景として仁和寺の五重塔が間近に見えます。標準ズームではこれが限界ですが、こんなにはっきり見えるなら望遠レンズを持ってくればと後悔しました。
北の方向、奥の山に雲の影の模様ができていました。
下の方には渡月橋、このあたりは桜が美しいところですがほとんど落葉していました。
パノラマ写真で、クリックすると大きな写真が見られます。
のぼりの「うるしの日」は11月13日です。漆は古来から使われてきましたが、文徳天皇の第一皇子惟喬(これたか)親王が法輪寺に参籠、虚空蔵菩薩より教示されて製法を完成、日本国中に広めたといわれます。
日本漆工協会は、この伝説を記念して報恩講を設けて供養、1985年に「うるしの日」を制定したそうです。(最近は舞台の横から裏参道を通って帰ります。下には綺麗な庭園があり紅葉が鮮やかでした。)
裏参道の出口近くにある「人形塚」 10月15日の人形の日に「人形感謝祭」が行われます・
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コメント
いい感じの紅葉ですね。
でももう、真冬のような雰囲気ですね。
冬空に、凛とした紅葉が綺麗です。
最後から二枚目の紅葉は、
着物のようです。
投稿: munixyu | 2019年11月30日 (土) 11:32
★munixyuさん こんばんは♪
逆光の紅葉は写真のねらい目です。輪郭が鮮やかに写るので、葉が綺麗な形でないといけませんが。
投稿: りせ | 2019年12月 7日 (土) 02:07