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2019年10月19日 (土)

石座神社 岩倉発祥の守り神

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

実相院の右手の石段の上に「石座(いわくら)神社」があります。

その創建時期は不明ですが、『日本三代実録』によると、平安時代前期の880年にそれまで正六位だった石座神に従五位下を授けたとあります。鳥居をくぐるとさらに石段が続きます。

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当初の鎮座地はここから岩倉川を1㎞ほど下った場所であったとされます。参道途中の両側に、京都市では見られない宮座の建物があります。

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「宮座(みやざ)」とは、西日本で地域の鎮守や氏神である神社の祭祀に携わる村落内の特権的な組織を指します。専任の神職を持たず、宮座の構成員が年番で神主役を務める当家(とうや)制を取ります。

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その後、971年にこの地に大雲寺が建立され、その鎮守社として997年に石座以下7神を祀る八所明神が勧請されました。

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後に、伊勢ほか4神を加えて十二所明神が祀られるようになり、八所明神・十二所明神社と呼ばれました(『山城名跡巡行志』)。かって石座神が祀られていた場所はその御旅所となりました。

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室町時代中期の1547年に兵火で焼失、安土・桃山時代の1592年に社殿を造営、江戸時代中期の1766年、再造営されたという記録があります。「拝殿」

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明治時代になり、八所明神・十二所明神社を石座神社と改称、御旅所を山住(やまずみ)神社と呼ぶようになりました。帰りに山住神社に寄ります。

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こちらも祭器庫のようです。その右の掲示板に祭りの写真が貼ってありました。

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10月23日(に近い土曜日)の例大祭の一環として、「岩倉火祭」が行われます。大蛇退治の故事に由来して、2本の巨大な松明を燃やします。
最初の石段にあった長い竹は松明になるようです。

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松明が燃え尽きる明け方に神輿を出して、実相院や氏子地域を練り歩きかっての御旅所・山住神社に向かいます。京都市登録無形民俗文化財に指定されていて、一度は見たいと思っています。

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最後の石段の上に、八所明神本殿と十二所明神本殿の二つの社殿が並んでいます。右の八所明神本殿には、石座、新羅、八幡、山王、春日、住吉、松尾、賀茂の8神を祀ります。

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左の十二所明神本殿には、八所明神に加えて伊勢、平野、貴船、稻荷の12神を祀ります。二つの社殿は同じ大きさの一間社流造で、棟札から明和3年(1766)に同時に建造されたことが分かっています。

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明治11年(1878)、それまで北北東150mの村松の正水山(しょうずやま)にあった一言主(ひとことぬし)社が摂社としてここに遷されました。(こちらには鳥居と石段、左には手水舎があります。)

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奈良県御所市にある葛城一言主神社が総本社で、祭神の一言主大神は、凶事や吉事を一言で予言する、願い事を一言だけ聞いてくれる神として知られています。

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社殿の左面にはたくさんの絵馬がかかっていて、それぞれの願いを表した一言が書かれています。

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昨年9月の台風で御旅所が被害を受け、神社の桧(ひのき)も倒れました。いい香りを放ち、きれいな木目が出ていたのでご神木として絵馬にしたそうです。馬の絵は古い絵馬の姿を残しています。

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本殿の周囲には、一言社以外にも多数の摂社が祀られています。

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一言神社は、幕末の一時期に暗殺を恐れて岩倉に潜んでいた岩倉具視が足しげく参詣したことでも知られています。 岩倉具視は二反(600坪) 弱の田を購入して、収穫米のうち二石(300㎏)を一言神社の維持にあてたそうです。

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上は一言神社が村松にあったときで、近年になって岩倉家が寄進した石燈篭があります。

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紅葉の頃は華やな境内になると思われます。

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この後、石座神社がかってその鎮守社だった大雲寺とその遺構を訪ねました。

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コメント

狛犬が古い感じで立派ですよね。
ふっくらと強そうです。
去年の台風の影響はここもあったのですね。

投稿: munixyu | 2019年10月19日 (土) 19:53

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