« 夕暮れの比叡山頂 2019夏 | トップページ | 長楽寺 建礼門院と頼山陽 »

2019年8月17日 (土)

大文字送り火 2019

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

Dsco0002a
※写真は全てクリックで拡大します。

昨晩の「五山送り火」は自宅から大文字を見ました。天気が心配でしたが、朝には大文字を覆っていた雲が晴れてきました(8:29)。

Amv_5807a

五山送り火は、お盆の間にお迎えした先祖の霊を、再びあの世に送り出す京都の伝統行事です。お昼には青空も(12:15)。

Amv_5824a

五山のそれぞれに宗教的な歴史があり、かっては麓の寺の檀家たちが送り火の行事を行ってきました。(2張のテントがあり、火床には何も置かれていません。)

Amv_5828a

現在はそれぞれに保存会の方が中心となって送り火を維持・管理していますが、麓の寺も重要な役割を演じています。午後になると、大勢の方が登ってきて火床には薪が置かれています(16:50)。

Amv_5835a

大文字では、浄土院とその檀家たちが長い間送り火を伝えてきました。当日までに先祖の霊の供養や生存する人の無事息災を祈る護摩木が銀閣寺山門前(浄土院横)に集められます。(今年は15,16日の護摩木の受付を中止したようです。)

Amv_5845a

大文字の起源には諸説あり、弘法大師が始めたという説があります。実際、大の字の中央に弘法大師をまつるお堂があります。中央が白いのは、大師堂を覆う防火扉だと思われます(18:15)。

Amv_5849a

浄土院の住職による読経が行われた後、護摩木は火床まで運ばれ、午後8時に点火されます(20:00)。「大」の中心に金尾(かなわ)という特別大きな火床があり、最初に点火されます。

Amv_5859a

75カ所の火床には600束の赤松の割木が積み上げられ、 合図で一斉に点火されます。といっても時間差があります(20:01)。

Amv_5865a

大の字が見えてきました。

Amv_5867a

最初は大の字の2画の下が点火しておらず、ちょっと心配しました(20:02)。というのは、この辺りに雑木が生えていて私の家からは邪魔になっていたからです。

Amv_5871a

6月の浄土院の記事で紹介したように、住職は点火されている約30分の間、太子堂で般若心経を唱え続けます。浄土宗の住職が、真言宗の宗祖・弘法大師に祈るのは異例のことです。

Amv_5879a

これは、檀家の人々が伝えてきた先祖の供養の方法を、浄土院が尊重して代々の住職が引き継いできたのだそうです。すべての火床が燃え盛っています(20:07)。

Amv_5891a

数年前までは太子堂に防火扉がなく、中央の大きな火床から熱風が吹き込んで住職が手の甲や耳を火傷することもしょっちゅうだったそうです(20:13)。最後に望遠で拡大した写真があります。

Amv_5899a

大文字山の左から月が出てきました。ほぼ満月です。

Amv_5904a

ヘリコプターの爆音が聞こえてきました。左上にライトが見えます(20:18)。「京都五山送り火 ヘリコプタークルージング2019」だと思われますが、ちょっと違和感がありました。

Amv_5917a

次第に火床の炎が弱まり、周囲の人が持つライトの青い光が目立ってきました。

Amv_5923a

先祖の人との名残を惜しむように、いつまでも大の字の形が見えています(20:29)。

Amv_5937a

送り火の消炭は疫病除け・魔除けになるという伝承があり、翌日は大勢の方が大文字に登ります。下は今日(8月17日)の早朝(5:22)です。

Dsco0663a

お帰りの前に、ブログランキングの応援のクリック↓をよろしくお願いします。

★こちらを是非よろしく→   ブログ村→にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
-------------------------------------------------------------------

Dsco0004a 

|

« 夕暮れの比叡山頂 2019夏 | トップページ | 長楽寺 建礼門院と頼山陽 »

コメント

毎年少しずつ違う火の感じ。
夏の夜を彩る激しく静かな火は、風情があっていいですよね。

投稿: munixyu | 2019年8月17日 (土) 13:43

★munixyuさん こんばんは♪
お返事が滞りすみませんでした。このところ、自宅から大文字の送り火を見ることが多い気がします。他の送り火も気になりますが、地元の送り火を眺めて亡くなった方を思うのもお盆の行事の一つだと思っています。

投稿: りせ | 2019年8月23日 (金) 00:07

★munixyuさん こんばんは♪
お返事が滞りすみませんでした。このところ、自宅から大文字の送り火を見ることが多い気がします。他の送り火も気になりますが、地元の送り火を眺めて亡くなった方を思うのもお盆の行事の一つだと思っています。

投稿: りせ | 2019年8月23日 (金) 00:07

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 夕暮れの比叡山頂 2019夏 | トップページ | 長楽寺 建礼門院と頼山陽 »