« 宝塔寺 その後の歴史と塔頭たち | トップページ | 御香宮神社 石庭と南の史跡たち »

2019年8月 1日 (木)

御香宮神社 茅の輪神事と北の摂社たち

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

Jnx_4974a
※写真は全てクリックで拡大します。

昨日は御香宮神社の「茅の輪神事」に行ってきました。京阪の丹波橋から歩いて北門から入ります。神事が始まるまで少し時間があったので、境内北部の摂末社を見ながら本殿前に向かいます。

Jnx_4865a

「東照宮」 徳川家康を祀ります。家康は秀吉が伏見城の東北に遷した御香宮神社を再び現在地に戻して本殿を造営、徳川幕府によって社領が安堵、社殿が造営されるなど、当神社再建の功労者です。

Jnx_4871a

「松尾社」 松尾大神を祀り、社殿に酒造りの彫刻があります。

Jnx_4879a

「弁天社」 中根金作の作庭の弁天池の島に社殿があります。池に架かる石橋は四つの長石からなり、「常盤井の井筒」といわれます。1156年の平治の乱で源義朝は藤原信頼とともに平清盛に反攻するも敗北して討たれてしまいます。

Jnx_4895a

常盤御前は義朝との間に生まれた牛若ら3人の幼子を連れて都落ちします。大和街道南の伏見の叔母を訪れますが災禍を恐れて追い払われます。隣家の女が同情して家に迎え入れ、一行は家の井水を使い身を清めたといいます。

Jnx_4903a

これが「常盤井の井筒」として伝わり、後に御香宮神社に寄進されました。本殿の北西隅に「稲荷社」があります。

Jnx_4913a

本殿の裏を回ります。このあたりは「鎮守の森」だそうです。

Jnx_4920a

本殿の真後ろにある末社の「六社」、右から春日大明神、天満大神、新宮、熊野社、那智、金札宮を祀ります。「金札宮」は当社の北西にあり、伏見で最も古い神社の一つです。

Jnx_4934a

「Edward Swartz氏の慰霊碑」 エドワード・シュワルツ氏は2004年5月京都旅行中に死去、ロータリークラブの旅の仲間がこの碑を建てたそうです。

Jnx_4939a

「太神宮」 伊勢神宮の内宮と外宮の祭神、天照大御神と豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀ります。皇室の祖神を祀る伊勢神宮は、明治から終戦まで全ての神社の上に立つとされ、摂社として勧請したり、遥拝所が設けられました。

Jnx_4952a

「豊国社」 天正18年(1950)豊臣秀吉は当社に願文と太刀(重文)を奉じて天下統一を祈願、伏見城築城の際には鬼門の守護神として当社を遷しました。秀吉は死後に後陽成天皇から「豊国大明神」の神名を賜りました。

Jnx_4940a

「華道専慶流創流三百年」記念碑 専慶流は花、草、木を生ける立華の名手・冨春軒仙渓によって創流、その後庶民の間に普及しました。明治に剣山を考案、自由な色彩や形の京焼の花器を制作、他流派にも取り入れられました。

Jnx_4957a

本殿の東に「四社」、右から、八幡、八坂、蛭子社、住吉大明神を祀ります。

Jnx_4959a

本殿の右(東)に御香水の源の井戸があります。水が涸れていたのを1982年に地下150mから汲み上げて復元、環境庁の「名水百選」に認定されています。

Jnx_4963a

「宮司・三木善則(そうぎよしのり)」氏の歌碑「みととせを 昨日の如く煎茶点 手振る雅春の大前」と、「一意専心」の碑。三木家は六百有余年御香宮神社の宮司を務め、善則氏は一昨年に亡くなりました。

Jnx_4965a

「絵馬堂」 御香水の霊験説話を画題にした「社頭申曳之図」をはじめ、江戸時代に奉納された貴重な絵馬があります。また、和算の出題や解答を奉納した「算額」も有名です。

Jnx_4970a

本殿の右手前に「安産の社」という石碑と「慈(いつくしみ)」というタイトルの母子像があります。御香宮神社の主祭神・神功皇后は、臨月の身で朝鮮へ出兵、帰国後無事に応神天皇を出産して、安産の神として信仰されています。

Jnx_4976a

本殿の前では茅の輪の準備をしていて、その前には既に行列がありました(TOPの写真)。6月末に吉田神社で茅の輪をくぐりましたが、念のために私も列に並びます。

Jnx_4972a

「拝殿」(府指定文化財)は寛永2年(1625)、徳川頼宣(紀州徳川家初代)の寄進で、正面軒唐破風は、手の込んだ彫刻によって埋められています。まだ行列は長くありませんでした。

Jnx_4989a

こちらでは、正面からくぐり、左に回ってもう一度、右に回ってもう一度の計3回くぐります。その際、自分で「水無月の なごしの祓 する人は ちとせの命 のぶといふなり」(拾遺和歌集・詠み人知らず)と唱えます。

Jnx_5005a

茅の輪くぐりの前の神職による夏越の神事は公開では行われていないようです。茅の輪をくぐってから本殿にお参りします。人形によるお祓いは本殿で行われ、社務所で受け付けているようです。

Jnx_5025a

御香宮神社の詳しい創建年は不詳ですが、当初は御諸(みもろ)神社と呼ばれていたそうです。平安時代の862年、境内から香のよい清泉が湧き、病人が飲むと病が治ったことから、清和天皇から「御香宮」の名を賜りました。

Jnx_5014a

水質維持のため、隣に濾過機を通した水が出ています。

Jnx_5017a

この後、久しぶりに「遠州ゆかりの庭園」の拝観をしました(社務所が受付です)。

Jnx_5243a

お帰りの前に、ブログランキングの応援のクリック↓をよろしくお願いします。

★こちらを是非よろしく→   ブログ村→にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
-------------------------------------------------------------------

Jnx_4983a 

|

« 宝塔寺 その後の歴史と塔頭たち | トップページ | 御香宮神社 石庭と南の史跡たち »

コメント

少し小さめの茅の輪ですね。
さて8月。
誕生日まで、あともう少しになりましたね。
相変わらず暑い夏です。

投稿: munixyu | 2019年8月 1日 (木) 18:37

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 宝塔寺 その後の歴史と塔頭たち | トップページ | 御香宮神社 石庭と南の史跡たち »