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2019年7月11日 (木)

祇園祭 お迎え提灯・石段下

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日行われた祇園祭の「お迎え提灯」を見てきました。祇園祭の本来の中心的な行事は八坂神社の神幸祭・還幸祭で、山鉾巡行はその神輿渡御の道筋を祓い清める行事です。

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主祭神・素戔嗚尊を乗せる中御座神輿は7月10日の夜8時頃に鴨川の水で洗い清められます(神輿洗)。「お迎え提灯」はその神輿を八坂神社でお迎えした習わしが始まりです。(先頭は触れ太鼓で、左の提灯には「おむかえ」と書いてあります。

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今年の行列のお囃子は昨年に続いて「北観音山」の皆さんの奉仕です。櫓の屋台車につるされた太鼓と鉦を鳴らし、笛を吹きます。

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山鉾巡行で北観音山のお囃子は山に乗っているので、練り歩いてお囃子をすることはあまりないと思います。

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子供の武者の「鬼武者」が続きます。それぞれ保護者の方が付き添っています。

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お迎え提灯は八坂神社の氏子組織の一つ「祇園万灯会」が主催し、そのうちの「小武者組」が鬼武者を担当します。

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その後「武者組」が続き、花笠を付け、御神燈と書かれた提灯を掲げて歩きます。この御神灯はそれぞれ企業やお店が寄進したもので、本来のお迎え提灯なのかも知れません。

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京舞篠塚流の「小町踊」の皆さんです。先頭がお師匠さんのようです。

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小町踊は江戸時代の初め、七夕の日に少女が舞った元禄時代の風流な舞だそうで、色っぽい衣装です。

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小町踊りの後にも御神燈が続きます。 先ほど御神燈を掲げるのは武者組と書きましたが、多くはアルバイトの皆さんです。御神燈の提灯が増えて、若武者を演じる方が足りないのかも知れません。

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この行列の主役ともいうべき「鷺踊」に登場する「赤熊(しゃぐま)」は、行列の最年少の子供たちです。昨年は猛暑だったので、子供は列に加わらず、お母さんたちが手提げに赤いかつらを持って行進しました。

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「鷺踊」はかっては「鷺舞」と呼ばれていました。牽牛と織女が出会うため天の川に桟を渡した鵲(かささぎ)が、京都では白鷺とみなされて、古くから鷺の踊りが八坂神社に奉納されてきました。

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「鷺踊」の小鷺の列が後から続きますが、その間に「祇園祭音頭」の女の子たちが歩きます。子供たちが主役なので、その時の事情によって順番は変わることがあるようです。

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一番人数の多い列で、子供たちは楽しそうです。

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鷺舞は江戸時代中期以降、絢爛豪華な山鉾や花笠巡行におされて京都では途絶えてしまいました。一方で、八坂神社の鷺舞は室町時代後期に(山口県)津和野に伝えられて現在に至るまで継承されてきました。(ここにも御神燈が続きます。)

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昭和31年(1956)に津和野に伝わる鷺舞を狂言師の木村正雄が習得して京都に伝え、八坂神社の祇園祭に鷺舞が復活、以来「鷺舞保存会」が継承してきました。

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しかし、平成18年(2006)に保存会と八坂神社の対立があり、子供による鷺踊に代わりました。

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最後の列は「馬長稚児(うまおさちご)」です。「馬長」は、祇園祭の前身・祇園御霊会の神事に、騎乗して社頭の馬場を練り歩いた者だそうです。

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毎年、長刀鉾の生き稚児が話題になります。ただし、八坂神社では生き稚児だけでなく皇族でさえも下馬が習わしなので、祇園祭の神事では馬長稚児は別格の扱いです。

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水干姿で綾藺笠(あやいがさ)をかぶり、行列の最後に相応しい凛々しい姿です。

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お迎え提灯の行列は、四条大橋を渡り、河原町通を北上して本能寺に向かいます。赤熊の子が気になりますが、子供たちの舞踊を見るために本能寺に先回りしました。

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行列のしんがりは、祇園万灯会ののぼりです。大事なもののようで、山車に乗っています。

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コメント

暑いのに涼しい、不思議な京都の祭りですよね。
梅雨明けしたら、あとはいよいよ真夏。
今年も暑くなりそうです。

投稿: munixyu | 2019年7月11日 (木) 19:17

★munixyuさん こんばんは♪
この日は意外に暑くなくて過ごしやすい日でした。今年は冷夏になるかも知れないといわれていますね。

投稿: りせ | 2019年7月14日 (日) 01:06

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