« 祇園白川 紫陽花と石仏たち | トップページ | 祇園祭2019 前祭宵々山(後半) »

2019年7月16日 (火)

祇園祭2019 前祭宵々山(前半)

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

Jnx_1450a
※写真は全てクリックで拡大します。

昨日は祇園祭の宵々山に行ってきました。まだ歩行者天国が始まる前に四条烏丸の交差点に来て、上は西の方、下は東の方です。

Jnx_1370a

「長刀鉾」 「くじとらず」として、常に山鉾巡行の先頭を受け持ちます。鉾の名は、かって鉾のてっぺんを飾った三条小鍛冶宗近作の大長刀で、宗近が娘の病気平癒を祈願して八坂神社に奉納したものです。

Jnx_1384a

稚児が乗る唯一の鉾です。山鉾巡行は江戸時代中期以降女人禁制が続いてきましたが、最近では緩和され、宵山(宵々山、宵々々山も含めて)ではほとんどの山鉾に女性が搭乗できますが、長刀鉾はできません。

Jnx_1425a

7月15日、16日の歩行者天国の時間帯は鉾町のほとんどの通りが歩行者も一方通行です。全ての山鉾を見たい場合は回り道をしなければならず、かなり時間がかかります。以下の記事は私が見て回った順番です。

Img_20170716_0001c

烏丸通を渡ったところに「函谷鉾(かんこほこ)」 鉾の名は中国古代の孟嘗君の故事に由来します。戦国時代、斉の孟嘗君は秦の昭王に招かれ宰相に重用されました。しかし讒言によって咸陽を脱出することになり、函谷関まで逃げます。

Jnx_1482a

関の門は鶏が鳴かねば開きません。配下が鶏の鳴き声をまねたところ、あたりの鶏が和して刻をつくったので見事通り抜けたといいます。

Jnx_1504a

「菊水鉾」 町内に古くからあった菊水井から名付けられたといわれます。ただし、この井戸は謡曲「菊慈童」で「菊の葉の露を飲んで不老長生になった」という故事に因んでいます。

Jnx_1535a

この鉾に限り「菊水」と篆刻された額がつき、鉾頭を始めあちこちに菊の印が見られます。毎年、この鉾の生菓子「したたり」を買うのが我が家の習慣です。

Jnx_1571a

「占出山」 「鮎釣山」ともいい、神功皇后が肥前国松浦で鮎を釣って戦勝の兆としたという説話によります。

Jnx_1618a

町会所で展示されている太刀は「国宝 三条小鍛冶宗近作 御太刀」と称しています。 確かに太刀は京都の古刀の特色を有し、刀に漢字2文字の銘があり「宗近」と読めなくもないが、宗近の真作と認めるには至らないそうです。

Jnx_1644a

実物は京都国立博物館に保管されています。短い動画(Youtube)ですが、雰囲気を感じていただければと思います。神功皇后にちなんで安産のお守りも売っています。

「孟宗山」 昔、中国に孟宗という人物が、病気の母が欲しがる筍を真冬の雪の中で探し回り、ついに掘り当てて母を喜ばせたという話に因んでいます。

Jnx_1666a

別名を筍山ともいい、御神木の松や粽には、雪を模した綿が付けられます。

Jnx_1682a

会所では、授与品の粽・手拭・扇子などが売られています。

Jnx_1683a

「山伏山」 昔、八坂の塔が傾いたとき法力によってそれをなおしたという呪術僧・浄蔵貴所(じょうじょうきしょ)の大峯入りの姿をあらわしています。

Jnx_1719a

ご神体が山伏の姿をしていることから山伏山と呼ばれ、会所の2階に飾られていて外から見えます。

Jnx_1709a

山伏山の近くに「布袋山」の展示があります。休み山で、『祇園祭礼巡行 図巻』によると、布袋さんのかぶり物で巡行に参加してたようです。現在のところ復興のめどは立っていないそうです。

Jnx_1735a

「霰天神山」 かって京都が大火に遭った時、急に霰が降り火の勢いが収まったそうです。その時に降りてきた天神像を祀ったのが霰天神山の始まりとされています。

Jnx_1811a

実際にこれまで一度も火災にあっておらず、「火除け天神」とも呼ばれています。授与品には、除災招福・雷除火除のお守りがあります。

Jnx_1794a

「放下(ほうか)鉾」 真木のなかほどの「天王座」に放下僧の像を祀るのが由来です。放下(ほうげ)とは禅の言葉で、全てを放り投げて無我の境地に入ることだそうです。放下僧は、街頭で芸をしながら仏法を説いたといわれます。

Jnx_1825a

かって長刀鉾と同様に生稚児が乗っていましたが、昭和4年に稚児人形に替わりました。その人形は関節が動き、3人の人形方によって生稚児と同じように稚児舞を舞うことができます。

Jnx_1822a

鉾頭の日・月・星の三光が下界を照らしていることから稚児人形は「三光丸」と名付けられました。

Jnx_1823a

「郭巨山」 貧困に苦しんだ郭巨が子を捨てようとしたところ土中から黄金がでてきた、という話にちなんだ山です。

Jnx_1838a

御神体の郭巨は金の釜を発見した驚きの表情で鍬を持ち、童子は右手に唐団扇、左手に紅白の大輪の牡丹を持っているそうです。この山にはおみくじがあります。

Jnx_1844a

「蟷螂(とうろう)山 」 中国の君子に、カマキリが自分の力のほどをわきまえず大きな車輪(大敵)に立ち向かう話があり、その勇猛さを賞したことにちなんでいます。

Jnx_1910a

山鉾の中で唯一のからくり仕掛けで、2年連続で1番くじを引いて長刀鉾の次に巡行します。

Jnx_1915a

カマキリが引いてくれるおみくじが大人気で、長蛇の列ができていました。

Jnx_1867a

「四条傘鉾 」 「子供棒振り踊り」は国の無形民族文化財に指定されていて、15、16日は1日4度会所前(四条通)で「くじ改め」の所作と「棒振り踊り」が披露されます。

Jnx_1924a

時間がないので、今年は見物できませんでした。傘の字が入った提灯が可愛い!

Jnx_1939a

「月鉾」 夜を司る具の神・月読尊(つきよみのみこと)を天主座に祀ることにちなんだ鉾です。太陽を象徴する天照大御神の弟神だそうですが、神話では記述が少なくちょっと謎の神です。

Jnx_2171a

かっては、かつら男鉾などと呼ばれていましたが、月読尊を祀ることや鉾頭に新月(三日月)の飾りを付けていることなどから月鉾と呼ばれるようになったそうです。

Jnx_2177a

Jnx_1727a

お帰りの前に、ブログランキングの応援のクリック↓をよろしくお願いします。

★こちらを是非よろしく→   ブログ村→にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
-------------------------------------------------------------------

Jnx_1539a

|

« 祇園白川 紫陽花と石仏たち | トップページ | 祇園祭2019 前祭宵々山(後半) »

コメント

夏を感じる嬉しい祭りですね。
独特の雰囲気があります。
雨の予報だったと思いますが、晴れてよかったですね。

投稿: munixyu | 2019年7月16日 (火) 13:41

★munixyuさん こんばんは♪
梅雨でも今年は肝心な時は雨が降らずに助かります。

投稿: りせ | 2019年7月20日 (土) 02:25

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 祇園白川 紫陽花と石仏たち | トップページ | 祇園祭2019 前祭宵々山(後半) »