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2019年7月 8日 (月)

蓮華寺と都城六勇士殉難記命碑

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

六孫王神社から新幹線の高架に沿って八条通りを西に行くと「狐塚墓地」があります。ここは東寺が管理する墓地で、「狐塚」自身が平安時代の頃からこの辺りにあった墓地を表しているようです。

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入口に「都城(みやこのじょう)六勇士殉難記命碑」という石柱があります。慶応3年(1868)10月の大政奉還後に、都城郷(現宮崎県)から上京した6名の薩摩藩兵が事件に巻き込まれました。

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同年12月9日に王政復古の大号令が出され、徳川家家臣と佐幕派の大名の御所の警備が解かれ、勤王派の諸藩に交替しました。薩摩藩都城隊は大坂から移動して伏見の警備にあたりました。(墓地の中央に祠があります。)

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12月21日夜,大峰兼武・横山貞明・坂元正備・野邊盛次・安藤利次・内藤利徳の6名が斥候に出て,徳川方の伏見奉行所から出てきた数十人の武装兵に遭遇しました。

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6名は追跡され銃撃されましたが、衝突を避け本隊に戻り報告すると,東寺に移動するように命じられました。これを戦闘を避けたことに対する処罰だと解釈した6名は26日に東寺執行・阿刀慶増宅で切腹してしまいました。

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6名に同情した阿刀慶増も跡を追うように切腹し,その傷がもとでほどなく死去します。阿刀家によって狐塚保地に慶増(記命碑の右)と6名が葬られました。(数年前に6名の墓は新しくなりました。)

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記命碑は戊辰戦争を戦った仲間が建てたもので、生きていれば活躍しただろうにと悔やんでいます。狐塚墓地の西隣に蓮華寺があります。この寺は浄土宗西山派の寺院で、狐塚墓地とは関係がないようです。

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山門を入ると鉄道模型の線路が敷かれていました。

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線路は山門横の塀を通って建物の裏側に回り、一周しているようです。

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最初にこの寺を訪れた5月下旬から由緒を調べていますがまだ分かりません。ただし、幕末の古地図にはこの地に墓地しか描かれていないので、新しい(あるいは移転してきた)寺院だと思われます。

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手前は庫裏から本堂への渡り廊下で、向うに庭があります。

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途中に東側の墓地への入口があります。この墓地は狐塚に囲まれるような位置関係ですが、狐塚が一段高くなっていて両者は塀で仕切られています。

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本堂は新しいようで、本尊の阿弥陀如来を祀っています。

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所々にある石材や石碑は古そうにも見えました。

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線路は本堂の左横に回っていて、車両が停まっています。お寺の由緒は分かりませんでしたが、この線路については情報がありました。

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ご住職は大変な鉄道マニアで、鉄道好きが集まって作られた「好軌会」の会員です。  この会は京福電鉄のOBもメンバーにいて、京福のHPに情報があります。この700系は近所の子供を乗せて走るそうです。

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京福や市電の研究家の中村進一氏も好軌会の会員です。鉄道模型を持ち寄って走らせることを「運転会」というそうで、蓮華寺は京都で数少ない会場で、他の同好会も使わせていただけるそうです。

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上の写真では線路が分岐して山門の東側から外に出ています。下は転車台を造ろうとしているのでしょうか。

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線路は八条通りに沿って、先ほどの狐塚墓地の入口まで続いています。右が一段高くなった狐塚です。

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ところで、先ほどの阿刀慶増の墓石の横に「宿坊蓮華寺」と刻まれていました。東寺は真言宗総本山なので、別の寺と思いますがちょっと気になります。

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2度目に訪れたのは3日前の7月5日で、芙蓉の花が咲いていました。

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話題の三輪バイクが置いてあり、手入れの最中のようです(1月以上前とまったく同じ状態ですが)。

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引き続き蓮華寺の情報を探していますので、新しいことが分かったらお知らせします。

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コメント

本格的な鉄道。
子供を乗せるとか、夢のある住職さんなのですね。
寺に鉄道って、なかなかない面白い組み合わせだと思います。

投稿: munixyu | 2019年7月 8日 (月) 20:01

★munixyuさん こんばんは♪
ご住職は鉄道マニアのようです。境内や建物(集会場)を運転会のため貸してくださるのですが、お盆やお彼岸は忙しいのでダメだそうです。お寺の仕事もちゃんとしているようです。

投稿: りせ | 2019年7月14日 (日) 00:47

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