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2019年7月 1日 (月)

吉田神社 夏越大祓式2019

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日は吉田神社の夏越大祓(なごしのおおはらえ、茅の輪くぐり)に行ってきました。一日中雨が降る予報でしたが、午後4時近くになって雨が止んだので急遽出かけました。「二の鳥居」

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大祓は毎年6月(夏越)と12月(師走)の年2回、日常生活の中で知らず知らずに犯した罪や穢れを人形(ひとがた)に託して祓い清め、日々穏やかに過ごせるように願う神事で、宮中を始め各神社で行われてきました。

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罪や穢れは、それぞれ災厄や病気をもたらすと考えられています。特に6月の夏越大祓は、厳しい夏を神様の加護を頂き、健康で無事に過ごせるように願います。人形は授与所で(お心持をさい銭箱に入れて)頂きます。

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最初に、本宮前の拝殿で神事が行われます。氏名と住所を書いた人形が祭壇の上に置かれ、宮司が祝詞で神事の始まりを奏上します。

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神官・参列者が大祓詞(おおはらえのことば)を合唱します。高天原への天孫降臨から始まる日本神話の中で、罪穢の種類の列挙、そして祓戸4神によりどのように罪穢が消えていくのかを述べます。

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次に、神官と参列者が切り幣(ぬさ)を体の左・右・左の順番で振りかけて清めます。参加者にはあらかじめ、大祓詞と夏越大祓の和歌、切り幣の3点が配られています。

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斎場(拝殿)の四方を祓い清めます。

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神官や参列者、人形もお祓いをします。

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祓(はら)えつ物の布を切り裂きます。身に付いてしまった不浄なものが災いを引き起こすと考え、それを切り裂いて祓うことで、本来の魂が輝きを取り戻すのだそうです。

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これは宮司さんの役目のようで、何枚もの布を力いっぱい引き裂きます。ちょっと珍しい光景です。

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神事の最後に、人形の束や切り裂いた布切れなどを境内の中央にある浄火(いみび)にくべに持っていきます。 火を付けるときに邪魔になるらしく、後ろの神官が袖を持っています。

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社務所の前から神官を先頭に行列が出発して、境内を大きく回って三の鳥居の前にある茅の輪に向かいます。

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吉田神社では同じ方向(左回り)に茅の輪を3回くぐります。輪をくぐるときには和歌「水無月のなごしの祓する人はちとせの命のぶというふなり」(拾遺和歌集・よみ人知らず)を唱和します。

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茅の輪の行列は本宮の前を通りますが、特に拝むことはしません。

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神官を先頭とした行列が社務所の前に戻ってきたときようやく最後尾が出発、私も列に加わりました。

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ところで、夏越大祓で茅の輪をくぐるのは、日本各地に伝わっている蘇民将来(そみんしょうらい)の説話にちなんでいるといいます。

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旅の途中で宿を乞うた武塔神(むとうのかみ)を裕福な村に住む弟の巨旦将来はひどい仕打ちで追い返しました。一方、貧しい村の兄の蘇民将来は粗末ながらもてなしました。

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後に再訪した武塔神は、弟の巨旦に嫁いでいた蘇民の娘に茅の輪を付けさせて目印にして、蘇民の娘以外の巨旦の一族を皆殺しにして滅ぼしました。(後から納められた人形を火にくべています。)

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一方で、茅の輪を付けた娘以外は疫病で死んでしまったという話も伝わっています。

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武塔神は蘇民将来にみずからの正体(神であること)を名乗り、以後、子孫に渡って茅の輪を付けていれば疫病を避けることができると教えたという説話です。

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その説話から紙札、木札、茅の輪、ちまき、角柱など様々な護符が生まれました。多くには「蘇民将来子孫也」「蘇民将来子孫之門」などの文言が記され、家内安全や無病息災のお守りとして門口に飾られます。

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武塔神や蘇民将来の起源には諸説あって、現在でも判然としません。しかしながら、平安時代には牛頭天王(須佐之男命)と災厄避けの神の話として各地で語り継がれてきたそうです。

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小さな茅の輪を身に付けると厄払いになることは、風土記にも記されています。そして、時代とともに茅の輪が大きくなって、江戸時代初期にはこれをくぐるようになったといわれています。

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茅の輪を3回くぐった後に茅の穂が頂け(上の写真)、持ち帰って自分で厄除けの「茅の輪」にします。神官が茅の輪の作り方を教えています。

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今にも雨が降りそうな天候でしたが、無事に茅の輪くぐりが終わりました。

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コメント

雨が上がってよかったですね。
僕の家の近くの神社は、形代を供養していました。
これが終わると、いよいよ真夏ですよね。

投稿: munixyu | 2019年7月 1日 (月) 19:14

★munixyuさん こんばんは♪
天気予報が雨だったので人出が少ないと思ったら、例年通りでした。皆、同じことを考えて出かけてきたのかも知れません。

投稿: りせ | 2019年7月 4日 (木) 01:10

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