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2019年5月 7日 (火)

蹴上界わいを歩く

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事の蹴上浄水場を出て、琵琶湖疏水記念館まで歩きました。下はインクラインの上にある田邊朔郎が私費で建てた第1疏水工事の殉職者17名の慰霊碑で、奥のお堂と左の柵で囲まれた場所に史跡があります。

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「本願寺水道水源地」 明治30年(1897)琵琶湖疎水の水をここに貯め、市街地の約4.6キロに鋳鉄管を埋設して東本願寺の防火用水に使用しました。また、東本願寺の堀や渉成園にも水を供給したそうです。

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設計は琵琶湖疎水と同じ田辺朔郎、鋳鉄管はフランス製で、当時の府の年間予算の25%に相当する総工費を東本願寺が負担しました。同寺は江戸時代だけで4度の大火に遭い、御影堂などを再建するために防火設備が欠かせないと考えたそうです。

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老朽化で平成20年(2008)に停水しました。しかし、50mある高低差を利用して電源を必要としない方式は、大地震などによる市街地の大火災に有効であるという研究結果も発表され、再び注目を集めています。

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「義経地蔵」平家物語によると、金売吉次とともに奥州へ下る義経一行は、日ノ岡峠を越えて山科に向かいました。そのとき、坂を下りてきた平家の侍、関原与市重治ら一党九人がすれ違いざま、水たまりの泥水を蹴りあげ義経の衣装を汚してしまいました。

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怒った義経は金売吉次が止めるのも聞かず、九人を斬り殺してしまいました。殺された与市ら9人の菩提を弔うために村人が九体石仏を造ったひとつがこの石仏といわれています。蹴上という地名は、この故事に由来し、日ノ岡峠の東には九体町という町名がありました。

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一説には、後で我に返って後悔した義経が村人に九人の供養を頼んだといいます。街道沿いにあと二つの石仏が残っているそうです。
蹴上浄水場からこのお堂が見えます。

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道の向こうはインクラインで、三条通を西に下ります。

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明治24年(1891)日本で初めての事業用水力発電所が運転を開始し、以後第2琵琶湖疏水による取水増量や設備更新を経て、125年経った現在も市内に電気を送り続けています(現在は関西電力蹴上発電所)。

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毎週金曜日(祝日・年末年始を除く)に見学会が開催されています。発電所の柵越しに以前から探していた「水力発電事業発祥之地」の石碑が見つかりました。

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「京都市国際交流会館」 市制100周年記念事業、平安建都1200年記念事業の一つとして平成元年(1989)に完成、市民の国際交流の拠点となりました。

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この日(5月5日)は世界の飢餓救済のための慈善活動の一環として「地球愛祭り」が行われていました。

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テントでは、様々な国の方によって食べ物や小物の販売、整体やヨガなどを行っていました。

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ロビーに「ユニブース」という情報コーナーがあります。外は日本庭園になっていて、季節限定で公開されます。

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奥に喫茶コーナーもあります。

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ここで一服しました。珈琲と子供の日にちなんた兜の形のケーキです。

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施設としては会議室や研修室、イベントホール、茶室の貸出、サービスとして、外国人に対して日本語教室、生活や医療、留学などに関する相談受付などを行っています。

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国際交流会館を出て、疏水記念館の方に向かいました。下はインクラインにかかる南禅寺橋、南禅寺参道の入口です。

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「南禅寺船溜」 この噴水は蹴上船溜との35mの高低差による水圧で噴き上げています。

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白川通に面して「琵琶湖疏水記念館」があります。

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中庭はビヤガーデンになっていました。

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開館30周年を迎えて、3月8日にリニューアルオープンしました。左の通路は疏水のトンネルと水面をイメージしているそうです。疏水工事の規模が分かるプロジェクションマッピングの設置など、全面的に展示を一新しました。

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内部の展示は写真撮影ができない場所もあり、よく見ていません。地階の外には明治24年の発電開始当時に使われた発電機のペルトン水車(国産品)が展示されています。この外もビヤガーデンでした。

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1階のベランダからは琵琶湖疏水(鴨東運河)が見渡せます。この日はまだ十石船が運行していました(最後の写真)。

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コメント

どんどん夏が進んでいますね。
夏特有の静けさを感じます。
緑は柔らかく、初夏は心が和みます。

投稿: munixyu | 2019年5月 7日 (火) 15:04

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