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2019年5月 8日 (水)

あじろぎの道から宇治公園へ

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

先日、平等院で藤の花を見た後、宇治公園(中の島)を訪れました。表門から出て宇治川沿いに歩きます。

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宇治川の西岸をしばらく上流の方に歩くと、道から鳳凰堂が見える場所がありました。昨年の台風によって木の枝がまばらになったようで、こんなにはっきり見えたのは初めてです。

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さらに歩くと「あじろぎの道」の道標があります。ここから上流の「宿り木の古跡」あたりまでの川沿いの道の呼び名です。鎌倉時代まで宇治川では伝統的な「網代漁(あじろりょう)」が行われていました。

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網代は竹や木で編んだ魚を獲る仕掛けで、それを繋ぎとめた杭網代木とよんだそうです。この道沿いにはお食事処、茶店、旅館などが並んでいます。

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実は出かけるのが遅くて、このあたりで食事をする場所を探しました。

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結局、以前に入ったことがある料理旅館「鮎宗(あゆそ)」にしました。

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向かいにある船宿のようなお座敷で頂きます。

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「鰻飯い蒸し付天ざる茶そば天心」を頂きました。鰻飯い蒸しは左下の笹の葉で包んだ鰻の蒸しご飯です。

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お座敷からは中の島が正面に見えます(TOPの写真も)。

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隣には、遊覧船、鵜飼船の乗り場があります。

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「喜撰橋」を渡って中の島の一つ「塔の島」に渡ります。向うに島の名の由来となった石塔が見えます。

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このあたりは平成28年から国土交通省による河川改修工事が行われていました。塔の島付近の宇治川は、琵琶湖から淀川につながる治水上重要な区間で、この地区の流下能力を増大することは緊急かつ重要な課題だったそうです。

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「十三重石塔」 鎌倉時代後期に奈良・西大寺の僧叡尊が魚の霊を供養するために造立したもので、宝暦6年(1756)の洪水で川に埋もれていた塔を明治時代末に発見して、再建しました。約15mあり日本最大の石塔として重要文化財に指定されています。

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叡尊は、まず朝廷の命により宇治橋の修復をおこないました。同時に、宇治川一帯でおこなわれていた網代漁を禁止して、上流の中州に網代の木具や漁具を埋め、その上にこの石塔を建立して魚霊の供養と宇治橋の安全を祈ったそうです。(対岸は天ケ瀬ダムの放流口)

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鵜匠・澤木万理子さんの「鵜小屋」 鵜飼いで魚を捕まえる海鵜が飼育されていて、左は野生、右は人工孵化で生まれた鵜がいます。数年前に国内で初めて人間に育てられた海鵜が卵を産み、元気に育ち鵜飼デビューして話題になりました。

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人工飼育の鵜は人に慣れていることから、途絶えてしまった「放ち鵜飼」の復活が期待されているそうです。4月18に小屋内で卵を発見、今度は親鳥が卵を温めて育てる自然ふ化を目指すそうです。もし有精卵とすると、ふ化するまでの日数は約30日だそうです。

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河川改修工事に先立って、市民を交えて環境整備計画が策定されました。古来からの景勝地としての景観や自然環境を活かし、イベントや憩いの場として利用できるような整備を行うことが計画の骨子になったそうです。(中島橋を渡って橘島へ。)

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柿本人麻呂(万葉集)の歌碑「もののふの 八十宇治川の 網代木に いさよふ波の ゆくへ知らずも」。近江の国より奈良へ帰る途中に詠んだもので、波にたとえて滅んでしまった近江の都人達をしのんだ歌だそうです。

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「宇治川しだれ」 「宇治川さくらまつり」ではライトアップされて主役となり、この前で特設ステージができて様々な催しが行われます。

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「宇治川先陣之碑」 寿永3年(1184)1月朝廷から木曽義仲追討の任を受け、源義経は宇治川を挟んで木曽義仲と対峙します。増水した宇治川を義経が渡りかねていたところ、配下の佐々木四朗高綱と梶原源太景季(かげすえ)が先陣争いをしました。

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策に長けた佐々木四朗高綱が僅かに先に、馬に乗ったまま宇治川へ飛び込み、一直線に宇治川を渡って向こう岸にあがりました。下は新しく架け替えられた橘橋。

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橘島は工事期間中立入ができず様子が分かりませんでした。北側は綺麗に整備されて、両岸に桜が植えられています。また、左の傍流の先には(鴨川に見られるような)堰が設けられ、この部分の流れを緩やかにしたようです。

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「朝霧橋」から宇治川右岸(東)に渡ります。

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源氏物語・宇治十帖「橋姫」の一場面のモニュメント、浮舟と匂宮が小舟で宇治川を漕ぐ場面をモチーフにしています。

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この日は遅くなったので、ここから京阪宇治駅に向かい帰宅しました。

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コメント

料理も一気に緑溢れる夏料理になってきたみたいですね。
緑のざるそばと天麩羅が清々しい初夏を感じさせてくれます。
明るくていいですよね。

投稿: munixyu | 2019年5月 8日 (水) 15:02

★munixyuさん こんにちは♪
抹茶入りのそばは、見た目にも新緑の季節を感じさせますね。このあたりはいろんなものに抹茶が入っていて、抹茶ラーメンもあります。

投稿: りせ | 2019年5月10日 (金) 11:24

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