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2019年4月 6日 (土)

醍醐寺・三宝院 満開の枝垂桜

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日はそろそろ桜が見頃とのことで、醍醐寺に行ってきました。上の総門を入ると、西大門(仁王門)へ続く参道沿いの桜も満開でした。「醍醐寺」は、山城盆地の東側、笠取の山頂にかけての広大な地域に位置し、山頂一帯を「上醍醐」、山裾を「下醍醐」と呼んでいます。

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平安時代の初期の貞観16年(874) 、理源大師・聖宝が自刻の准胝・如意輪両観世音菩薩を開眼供養して、上醍醐山上に小堂宇を建立したのが醍醐寺の始まりです。参道には露店が並んでいます。

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下醍醐には三宝院、霊宝館、伽藍の三カ所の有料拝観エリアがあり、最初に三宝院に入ります。「三宝院」は平安時代末の永久3年(1115)、醍醐寺第14世座主・勝覚僧正により創建されました。醍醐寺の本坊的な存在で、歴代座主が居住する塔頭です。

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山門を入ると左に枝垂桜が並んでいて、「大紅しだれ」という種類です。開花直後は濃いピンク色ですが、満開に近づくと次第に色が薄くなります。右にも大紅しだれの大木があるのですが、ほとんど枝がない状態です(詳しくは後述)。

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昨年9月4日の台風21号によって、醍醐寺は甚大な被害を受けました。境内の2千本以上の杉や松が倒れ、その倒木処理のため上醍醐は参拝できない状態が続いていました。本日(2019年4月6日)にようやく上醍醐への参拝が可能となったそうです。

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醍醐寺には様々な種類の桜があり、春の彼岸の河津桜で始まり、しだれ、ソメイヨシノ、山桜、八重ザクラが続き、三宝院の大紅しだれと金堂わきの大山桜で終わるといわれています。

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だだし、例年見ているとソメイヨシノよりこの大紅しだれの方が開花も見頃の時期も早いようです。この大紅しだれも台風によって大きな被害を受け、山門に近いところにある一本(下の写真の左端)はほとんど枝を刈られた状態です。

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枝が折れたり曲がったりした場合、老木の本体の命を保つためにその枝を根本から切り取らなければならないようです。写真の手前の一本だけはしっかりと枝を伸ばしています。

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大紅しだれは豊臣秀吉が醍醐の花見をした桜の子孫といわれ、日本画家・奥村土牛の「醍醐」という絵に描かれたので、「土牛の桜」とも呼ばれています。この一本だけがかっての姿を保っています。

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実は、豊臣秀吉が自ら設計をした庭園とそれを見渡せる表書院がもう一つの三宝院の見どころですが、それらは別の機会に紹介します。下は大玄関の前から。

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庭を見た後、大紅しだれの塀の向こうの境内の西にある「憲深林苑(けんじんりんえん)」に行きました。その入口にある大きな枝垂桜が満開でした。

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ここの芝生にお茶席ができています。周囲を桐紋入りの紅白幕で囲われ、ちょっとした醍醐の花見の雰囲気です

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今までは、お茶席の周囲を回って向う側にも行けたのですが、今年は途中で通行止めになっていました。

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憲深林苑の南部は、木々の間に小川がながれる庭園で、秋には美しい色どりになります。台風被害のためか、そちらへも行くことができないようになっていました。下は、芝生の南側でここから引き返します。

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芝生の北にはお茶席の受付のテントがあります(写真の右)。

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憲深林苑の北にある建物の横、ちょっとお茶目なお坊さんがいるようです。

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実は憲深林苑の南の庭園から大紅しだれの裏側を見ることができ、隠れた撮影スポットだったのですが、今年は見ることができません。もう一度山門の方に戻ります。

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「クローン桜」 2004年に住友林業・住友林業が「土牛の桜」をバイオ技術で増殖して移植したものです。枝垂桜は比較的長寿ですが、樹齢が高くなると挿し木や接ぎ木という従来の方法では増殖が難しいのだそうです。

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翌年には早くも開花して、花の色や形など特徴がすべて土牛の桜と一致して、遺伝子も同じ型であると確認され、クローン桜と認定されました。現在では「太閤千代しだれ」の名で商品化されているそうです。

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この場所に植えられた当初は細くて高さもなく、踏みつけられたり折られたりしないかと心配していました。これだけ大きくなると一安心ですが、向いの大紅しだれのようになるには、まだ150年もかかるそうです。

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昨年の台風のような被害があると、なおさらこのクローン桜の成長に期待しています。

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コメント

どこをみても桜・桜・桜。
これこそ花の雨ですよね。
嬉しいことです。

投稿: munixyu | 2019年4月 7日 (日) 14:47

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