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2019年3月16日 (土)

南禅寺順正でお食事

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

南禅寺門前の順正でお昼(ゆどうふ)をいただきました。表門の向うに店名の由来となった「順正書院」(国の登録有形文化財)の玄関が見えます。

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順正書院は、江戸時代後期に蘭学医・新宮凉庭(りょうてい)が開設した医学学問所として建てられました。医学講義もさることながら、当時の京で一番の流行医だった凉庭のもとに、大名諸侯や文人墨客らが集い、文化的サロンであったと伝えられています。

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順正書院にはシーボルトも訪れたそうです。玄関の前に源平咲きの梅があります。花は小ぶりですが、枝によってはっきりした紅白の色に分かれています。

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寛政11年(1799)に出版された京の名所案内『都林泉名勝図会』に、旅人なら必ず口にしたい名物として南禅寺門前の湯豆腐店が紹介されています。左には「丹後屋・草々庵」があり、名物ゆどうふをお手軽にいただけるそうです。

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玄関の右に石門(こちらも国の登録有形文化財)があり、庭園の名「名教楽地」が刻まれています。

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凉庭は私財を投じて順正書院を造営、書生とともに木の伐採や整地などを行ったそうです。屋根は桧皮( ひわだ)葺に瓦が載っています。現在は内部を客室に改装されています。

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天保14年(1843)に刊行された『花洛名勝図會』には、現在と同じ配置の表門、順正書院、石門が描かれています。

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部屋の中には、御所の障壁画を描いた原在中の雪松図襖が遺されています。上下の写真は順正のパンフレットからです。

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庭園は東山を借景とする回遊式庭園です。南禅寺山麓から引いた豊かな水の流れは1200 坪の敷地を巡り、春の芽吹きに始まりツツジ、菖蒲、蓮と花木をはぐくみます。

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水音に生々きと泳ぐ錦鯉、虫の音や紅葉、冬には雪景色と四季折々の優美な姿を見せてくれます。凉庭自ら先に立ち、弟子たちと一緒に賀茂川の河原から石を運んで、流れや池を造ったといわれています。

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また、庭には果樹や薬草も多く植えられ、あたかも薬草園の様だったそうです。順路を振り返って、右が順正書院で、庭の周囲にいくつかの客棟があります。

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戦後、順正書院と庭園は新宮家の手を離れ、現在の経営者の所有となったようです。左の暖簾があるところから建物に入ります。左にも池と建物が続いています。

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現在の南禅寺 順正は昭和37年(1962)の創業です。右の「凉庭閣」では池泉を眺めながらお食事をいただけます。夜になると庭がライトアップされるそうです。

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その後も建物と庭園はよく保存されてきたようで、国の登録有形文化財となったのは、平成11年(1999)のことです。私たちは凉庭閣の1階の個室に通して頂きました。

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頂いたのは「京会席 雲水」で、右は抹茶豆乳、左はウルイと浜防風(はまぼうふう)の胡麻和え(先附)。

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弥生の前菜盛合せ(口取)。

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旬魚のお造り(向附)。

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名物 ゆどうふ(温物) 湯豆腐の代りに湯葉鍋を選ぶこともできます。鍋の下には炭が入っているそうで、いつまでも湯豆腐にちょうどよい温度が保たれていました。

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京筍の土佐煮、油目の揚煮、蕨、桜麩、うすい豆ソース(焚合)。

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桜鱒の粕漬、はじかみ、せり・セロリの胡麻油和え(焼物)、手前は京生麩田楽。

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車海老、独活のサラダ仕立て、オレンジ、アスパラ(酢物)。

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季節のご飯(下は豆腐の餡かけで、鯛めしも選べます)、香物(菜花漬、芥子菜、すずしろ)、丹波味噌赤出汁(止椀)。

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旬の美味(水物)、餡餅がついています。

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旬の食材を使ったお料理はもちろん、お豆腐が美味しかったです。豆腐は、南禅寺御用達の名乗りを許された服部食品が、国産大豆とにがり、京の地下水のみで作っているそうです。

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コメント

料理もいいし、庭なども楽しめていいですね。
弥生の前菜盛合せや京筍の土佐煮が春らしいですね。

投稿: munixyu | 2019年3月16日 (土) 13:46

★munixyuさん おはようございます♪
料理が美味しく見えるように写真を撮るのは難しいです。部屋の明かりでは色合いが違って写り、接写レンズがないとピントがあまくなります。

投稿: りせ | 2019年3月22日 (金) 09:42

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