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2019年2月 1日 (金)

三千院 雪の庭園を巡る

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事の実光院を出て、三千院に入りました。昨年11月に訪れたばかりなので、今日は詳しい説明は省略して、順路に沿って雪景色を見て歩きます。拝観受付を過ぎると中庭の横を通ります。

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「客殿」は安土桃山時代の天正年間(1573-1592)の建立で、御所の修復の際に豊臣秀吉から提供された紫宸殿の余材が使われたといいます。毛氈が敷いてあるところはお茶席で、窓の向うは池泉鑑賞式庭園「聚碧園(しゅうへきえん)」です。

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聚碧園は江戸時代の茶人金森宗和が美しさに感動して自ら手を加えたといわれ、彼が作庭したという説もあります。左に収蔵庫と展示施設を兼ねた「円融房(えんにゅうぼう)」があり、渡り廊下で客殿とつながっています。

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三千院は山の斜面に4段の台地を設け、それぞれに建物や庭園があります。ここの1段目でも、門前の通りよりかなり高い台地になっています。左奥に2段目の台地(庭園)が見えます。

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客殿から上にある「宸殿」へ行く渡り廊下の途中に「法洗心」(右)と「清浄水」(左)があります。このような縁側から使用するものを縁先手水鉢というそうです。

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「宸殿」は三千院の最も重要な法要「御懴法講(ごせんぼうこう)」の道場として、大正15年(1926)に建てられ、本尊・薬師瑠璃光如来が安置されています。宸殿の端にある虹の間の前から「往生極楽院」、初夏にはシャクナゲが咲いています。

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宸殿は瓦の葺き買え工事中で、5月に完成の予定だそうです。上の写真は右に見える覆いが開いている隙間からです。

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ここは池泉回遊式庭園の「有清園」で、2段目の台地にあり苔や紅葉が美しい庭です。石像が数体あるのですが、近くには行けません。

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庭園の東(山の方向)には池があります。この横の道は通行止めになっていました。

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「往生極楽院」(重文) 平安時代中期の986年、恵心僧都源信(942-1017)が父母の菩提のために、姉の安養尼とともに建立しました。正面に回り込むと、遠くからでも国宝の阿弥陀三尊(坐像)が見えます。下は回り込んで振り返ったところです。

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「朱雀門」 往生極楽院の正面にある朱塗りの門で、かってはその正門でした。

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有清園の東南の隅に「わらべ地蔵」があります。素朴で優しい表情が癒されると人気ですが、雪に埋もれてよく分かりません。

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わらべ地蔵は石彫家の杉村孝氏の作品で、苔の上や池のふちに6~7体あります。その向こうの斜面にも数体の石仏があるのですが、氏の作品かどうか分かりません。

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「弁天池」 この横に上の台地に行く石段があります。

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石段の途中に、京の七福神の一つ「妙音福寿大弁財天」と「宇賀神」が祀られています。弁天池の名の由来かも知れません。

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3段目の台地にある「金色不動堂」、護摩祈祷を行う祈願道場として平成元年に建立され、本尊として智証大師作と伝えられる秘仏「金色不動明王」(重文)を祀ります。その背後に庭が広がっているのですが、まず右の石段を上って4段目の台地に行きます。

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「観音堂」、平成10年に建立され、身丈3メートルの金色の観音像が祀られています。

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観音堂の両脇に「小観音堂」がいくつも建っていて、たくさんの小観音像が奉納されています。手前はカリンの木?

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石仏彫刻家・長岡和慶師の観音像です。師は石彫家として初めて三井寺や三千院から大仏師の称号を受けました。永観堂阿弥陀堂前にある「やすらぎ観音」も師の作品です。

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中根史郎作庭の「二十五菩薩 慈眼の庭」 斜面に配置した25の石を菩薩に見立てて補陀落浄土を再現したものだそうです。補陀落浄土は観音様が降臨する浄土(極楽)のことです。ここが一番高いところにある庭園です。

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もう一度金色不動堂の前に下りて、その右手から奥のあじさい苑の方に行きます。

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最初に坂道を下り、津川にかかる橋を渡ります。向うに見える橋は観音堂の前から行けるのですが、この日は近づけないようになっていました。

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「大原の石仏」 鎌倉時代中期に念仏行者たちによって作られた阿弥陀如来像です。かってこのあたりで炭焼きが行われ、その製造・販売に従事する人々にちなんで、「売炭翁石仏」ともいわれています。当時の浄土信仰を物語る貴重な遺物とされています。

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「おさな六地蔵」 宮崎県日南市在住の彫刻家・橋口弘道氏の作品で、この橋から上の津川沿いにお地蔵さんが並んでいます。手前の2体は以前から置かれているもので、その向うに、「猫地蔵」以下6体があります。ここから先に行けないようになっていました。

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大原の石仏の横にも2体のお地蔵さんがいます。1体は完全に雪に埋まっていたので、掘り出してあげました。可愛い表情をしているのですが、作者が分かりません。

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あじさい苑の中を行くと、妙音福寿大弁財天の横に出ます。

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有清園の西門をくぐると、最初に見た円融房と展示室の「円融蔵」があります。三千院開創以来の資料が展示してあり、記念品の販売もあるのですが、この日は次の目的地の来迎院に急ぎました。

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コメント

ここは本当に雪深いですね。
立春まであと数日、今が一番寒い時です。
春が待ち遠しいですよね。

投稿: munixyu | 2019年2月 1日 (金) 13:22

★munixyuさん こんばんは♪
大原の雪景色は1月27日のことですが、この日以降雪が降りません。このまま暖かくなるのでしょうか。市街地の雪景色も見てみたいのですが。

投稿: りせ | 2019年2月 4日 (月) 23:01

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