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2019年1月 6日 (日)

出町妙音堂 2019年正月

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

出町橋西詰の植木屋さんの隣に出町妙音堂があります。「出町妙音堂」は正式名称を「青龍妙音弁財天」といい、相国寺塔頭・大光明寺が管理するお堂の一つです。すなわち、ここは相国寺の飛び地境内です。

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出町妙音堂の歴史は古く、この地域の人々に出町の弁天さんとして親しまれてきました。鳥居をくぐって右手に本堂があります。

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鎌倉時代の1306年、左大臣・西園寺公衡の娘・寧子(ねいし)が女御として持明院統(じみょういんとう)の後伏見上皇の後宮に入りました。その際、西園寺家第二伝の青龍妙音弁財天画像を念持仏として持参したのが現在の本尊です。

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持明院統は鎌倉時代後期の後深草天皇からはじまる皇室の系統です。南北朝時代、本尊は伏見離宮内に祀られ、北朝の光厳天皇、光明天皇、崇光天皇らに崇敬されてきました。(この手水舎の水は地下からくみ上げたものです。)

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江戸時代の享保年間(1716-1735)、伏見宮貞建(さだたて)親王によって、伏見邸が出町北鴨口(河原町今出川下ル)に移転になり、本尊も遷されました。伏見宮は、持明院統の嫡流で崇光天皇の第一皇子が初代となり、その名は伏見離宮に由来します。

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明治の東京遷都(1869年)にともなって伏見家も移転し、妙音堂も東京に遷座されました。(本堂には御前立の弁財天が安置されている、と今までの記事で書いてきたのですが、よく見ると弁財天の使いとされる2匹の蛇でした。)

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その後、地元の信徒らの懇願によって、1901年に妙音堂が本尊とともに現在地に遷され、相国寺の飛び地境内として塔頭の大光明が管理することになりました。(本堂の前に美しい弁財天の画像、もしかしたら本尊の写真が置かれています。)

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大正末期の1922年、郷土史家の田中緑紅らの京都七福会が七福神巡りを広め、出町妙音堂は「京洛七福神」のひとつとしてこの人気を博しました。

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本堂の裏に白壁の「六角堂」があり、本尊が祀られています。本尊の弁財天は、音楽などの芸能上達、恋愛成就、福徳円満などのご利益があるとされます。

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ご利益があるとされるお参りの仕方がちょっと変わっています。六角堂を時計回りに年の数だけ回りながら願いを込めるのだそうです。年をとると願いが叶うのが大変ですね。

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本堂の裏にかかっている蛇の絵は、かって堂守をしていた画家が奉納したものだそうです。

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ところで、この土地の青龍町という町名は、四神の一つ青龍に由来するそうです。平安京が四神相応の思想によって作られ、御所の東を守る青龍の方角だからです。本尊の名も四神の青龍からきていると考えられています。(社務所)

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社務所の横を入ると鳥居があります。

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「豊川稲荷大明神」  この稲荷は荼枳尼天(だきにてん)のことで、もともとはインドの古代民間信仰から生まれた仏教の女神だそうです。日本では稲荷信仰と習合して、荼枳尼天は稲荷紳と同一視されることも多いそうです。

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愛知県豊川市には有名な豊川稲荷があります。ただし、実際は妙厳寺という寺で境内に祀られた鎮守の稲荷(荼枳尼天)が有名なため、豊川稲荷と呼ばれます。このため、他の地方でも荼枳尼天を豊川稲荷と呼ぶことがあります。

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この豊川稲荷(荼枳尼天)は妙音堂の鎮守として祀られていると考えられます。また、商売繁盛のご利益があるとされ、初詣や豊川稲荷の祭礼の稲荷祭り(2月)は賑わうそうです。

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社務所の横手はいつもよく整頓されています。

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コメント

南天の実が綺麗ですね。
正月も終わって、明日はもう7日で七草粥。
早いものです。

投稿: munixyu | 2019年1月 6日 (日) 14:45

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