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2018年12月 6日 (木)

修学院離宮3 隣雲亭からの眺望

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

修学院離宮の3回目です。今日は上離宮の一番高い場所からの眺望をお届けします。下は宮内庁のホームページにある「修学院離宮略図」をトリミングしたものです。前回は下図の御成門まで来たのですが、少しだけ戻って、御馬車道からの写真を1枚。

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「大刈込み」 谷川をせき止めて浴龍池を造った土堤に石垣で四段に土留めをし、石垣上部の斜面を数十種類の常緑樹を混植して広大に刈り込んだ大刈込みで覆っています。石垣の目隠しとなる高生垣とともに周囲の自然とよく調和しています。

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上離宮の「御成門」をくぐります。

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門を入ると池の西を回ってくる道と出会いますが、右にある急な石段を上ります。

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上離宮は、修学院離宮の本領(もともと所有していた領地)で、谷川をせき止めた「浴龍池」という大きな池を中心にすえた回遊式庭園となっています。しばらく上ると、西南の方に、下離宮と中離宮の間の御馬車道、市内や西山が見えてきます。

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さらに刈込みの間をぬって石段を上ると、視界が開けて浴龍池が見えます。道が平たんになって折り返す場所で視界が広がるのは、当初から意図して道を設計したといわれています。

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石段を上りつめた台地に「隣雲亭」があります。隣雲亭は文政年間(1818-1830)の再建ですが、浴龍池に面して六畳の一の間と三畳の二の間があり、床も棚もなく一切の装飾を廃して自然と向き合っています。

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軒が広く張り出し、多少の風雨でも戸を開けておくことができます。

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軒下のたたきは、漆喰に小石を一つ、二つ、三つと埋め込み、俗に「一二三石」などと呼ばれています。

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浴龍池の名はその形からだそうですが、よく分かりません。中央にある中の島は「万松塢(ばんしょうう)」という名です。

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塢(う)の中国語の元の意味は小さい土手ですが、軍事上の防砦や民間人によって築かれた避難設備を指す場合が多いのだそうです。

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右の方は松で覆われているようなので、島の名は松が並んだ土手という意味なのでしょう。池の北東(右上)にもう一つの中の島「三保ヶ島」があるのですが、ここからは見えません。

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南西の方を見ると中央に松ヶ崎山が見えます。この山は市内平野部と北にある宝ヶ池や岩倉を遮る屏風のような役割をしています。

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上の写真の左端に左大文字が見えます。手前の緑の帯は府立植物園だと思われます。

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さらに南よりには、糺の森があります。その向うにちょっとした太陽の光芒「天使の階段」が見えますが、ここの標高が高いので放射状に広がって見えません。

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隣雲亭の北には谷川に臨んで板の間があり、洗詩台と名付けられています(写真右)。

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谷を越えて、池に下りていきます。ここは、様々な色合いのモミジが美しい場所でした。

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池のほとりの道まできました。次回の最終回は池の周囲を回ります。

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コメント

紅葉は赤が入ると一気に雰囲気が深まりますよね。
ぱっと引き締まります。
このままずっと散らないで欲しいものです。

投稿: munixyu | 2018年12月 6日 (木) 14:06

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